ダンス留学アンドビジョン【ダンス最新情報 vol.10. 2015-07-08 04:00:00】

★〜*〜☆〜*〜★〜*〜☆〜*〜★ 【1】ごあいさつ&ご案内 ★〜*〜☆〜*〜★〜*〜☆〜*〜★ 様 こんにちは!アンドビジョンのです♪ 皆さんいかがお過ごしですか? 海外ではあちらこちらで夏期講習会が始まりました♪♪ 既にご参加されてご帰国されたお客様もいらっしゃいます☆☆ 今年まだご参加いただける講習会などのご紹介をさせていただきます。 ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ┃★┃講┃習┃会┃情┃報┃★┃ ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛ 今週も様々な講習会情報をお届けします☆ ◆ウィーン夏期国際バレエ講習会 ウィーン国立歌劇場の舞台へとつながるバレエの基礎と発展を身につけるサマーコース ウィーン国立歌劇場バレエスクール講師・振付師が創設したスクールで学ぶ1〜2週間の夏。 あらゆる古典芸術の集うウィーンで、名高いディレクターの直接指導を体感できます。 【期間】 第1期:2015年8月24日〜8月28日 第2期:2015年8月31日〜9月4日 ※1期間または2期間の参加が可能です。 http://www.dance-abroad.com/program/course/summer-course/5943-dance-arts-summer-academy.html ◆ニニ・テイラード・バレエアカデミー国際夏期サマースクール 世界遺産の町、リヨン旧市街で学ぶクラシックバレエやバロックダンス 1世紀近くに渡ってバレエの現場を生きているプリンシパルダンサーが創立したスクールの夏期講習会。 バレエの現代史に触れるような貴重な1週間です 【期間】 2015年7月13日〜7月17日 http://www.dance-abroad.com/program/course/summer-course/6173-nini-theilade-stage-international-academie-de-ballet.html ◆パフォーマンス・アーツ・リサーチ・トレーニング・スタジオ・サマーコース ヨーロッパ屈指のコンテンポラリーダンサー養成スクールで過ごす、密度の濃い5週間。 ベルギーを代表する振付家ケースマイケルの名の元に、世界中から著名なアーティストが集結。 ローザスのダンスを本場ブリュッセルで学べるチャンス! 【期間】 2015年7月13日〜8月14日 第1期:2015年7月13日〜7月17日 第2期:2015年7月20日〜7月24日 第3期:2015年7月27日〜7月31日 第4期:2015年8月3日〜8月7日 第5期:2015年8月10日〜8月14日 http://www.dance-abroad.com/program/course/summer-course/6656-parts-performing-arts-research-and-training-studios-parts-summer-school.html ・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 【2】学校情報 ・‥…━━━☆・‥…━━━☆ ◆チューリヒオペラ座付属バレエスクール スイス・チューリッヒ。オペラ座への出演チャンスもある付属学校で、バレエを学びませんか? 欧州の主要な劇場の一つであるチューリッヒ・オペラ座。 様々なチャンスを提供してくれるここの付属バレエスクールは、踊りを愛する人を広く受け入れてます。 http://www.dance-abroad.com/major/ballet/6206-balletschule-fuer-das-opernhaus-zurich.html ◆ブリュッセル・インターナショナル・バレエスクール 国際的なコンクールで数々の受賞者を生み出しているベルギーの注目校。 今最も勢いのあるバレエスクールの一つ。 ロシアの巨匠達に師事した校長自らが指導にあたり、国際的に活躍できる実力派ダンサーを次々に輩出。 http://www.dance-abroad.com/major/6291-brussels-international-ballet-school.html 資料のご請求、ご質問などある方は TEL:03-3278-3450 MAIL: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 までご連絡ください! ┏┿☆.:*:゜☆.:* ☆.:*:゜☆.:・・・ ╂┘ ┃ 国内語学レッスン情報 ┃ ┗━☆.:*:゜☆.:* ☆.:*:゜☆.:☆.:*:゜☆.:* ☆・・・ アンドビジョンでは留学のための語学レッスンも行っています。 先生はもちろん各国のネイティブスピーカー。 レッスン時間や内容は、すべてあなたに合わせて、 フレキシブルに更可能。 ご自分にあったカリキュラムをリクエストできます! 実際、留学経験者の多くが、渡航前に準備すべきだったこととして、語学をあげられます。 100%ダンスに集中するために、語学の準備はしっかりと! http://www.dance-abroad.com/program/language/1262-language-lesson-in-tokyo.html 資料のご請求、ご質問などある方は TEL:03-3278-3450 MAIL: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 までご連絡ください!  │    人        │  ̄Y ̄ 海外オーディション情報 人  │       ̄Y ̄           │ ◆フロリダ・ダンス・シアターが男性、女性ダンサーを募集しております。 応募資格18歳以上、2015/16年シーズン(26週〜32週間)お仕事可能な方。 バレエ、トウシューズ、パートナリング、モダンダンスが踊れる方。 Florida Dance Theatre is seeking male and female dancers ages 18 and up for its 2015-16 Season (26 -32 weeks). ◆デイトン・バレエが男性ダンサーを募集しております。 2015/16年シーズン(32週間)の契約になります。 レパートリーとして”ロミオとジュリエット”、”シンデレラ”、”くるみ割り人形”等がございます。 ◆ロイヤル・ニュージーランドバレエ団がバレエマスター、バレエミストレスを募集しております。   ┏┓  ┏┛┗━━━┓   ┛ ┏━┳━┛ https://www.dance-abroad.com/contact.html    ┣━┫     ┓ ┣━┫   たくさんのご応募お待ちしております♪♪  ┗━┗━┛  ┏*。・'*:.───────┓ │【6】編集後記/次回予告 │ ┗──────。.'゜*:・*┛ 気になる情報はありましたか? 夢への最初のステップになれたら嬉しいです☆ 皆さんからのご意見・ご感想をお待ちしてます♪ MAIL: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 そして、ご友人にも是非ご紹介ください!(゜▽゜) メルマガ登録は、やメールアドレス変更は簡単に登録できます!! HPから登録できるので、やってみてくださいね! http://www.dance-abroad.com/ 第19回 文化庁メディア芸術祭の募集が始まりました♪♪ http://j-mediaarts.jp/ 今年も様々なクリエイティブな作品が期待されます♪♪ チェックしてみてください☆☆ システム上の都合により前回メルマガの配信が遅れたことをお詫び申し上げます。 また、弊社ホームページ閲覧に不都合が生じご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。 次回のメルマガは、 7月22日(水)発行予定です。 お楽しみに!p(^^)q

移動

空港からは、バス、鉄道、タクシーなどで滞在先へ向かいます。日本にいる間に移動手段や送迎について調べておくと良いでしょう。コンクールや滞在ホテルによって異なりますが、送迎サービスを行っている場合は利用します。事前予約可能なアンドビジョンの空港送迎サービスも利用可能です。 アンドビジョンのサポートサービスをご覧ください。
海外国際音楽コンクールサポートサービス

長期音楽留学の国別特徴

今回は大学や音楽院(長期留学)に行く場合の国別特徴についてご紹介いたします。とはいえ、もっとも大切なのは国や学校を問わず「自分にあった先生を見つける」の一言に尽きるので、あくまでも...

挑戦する5つの理由

アンドビジョンが、あなたのコンクール出場を全力でサポートするのには理由があります。海外のコンクールはひとりひとりの音楽家としての芽を大きく育ててくれる場であり、海外でこそ光り輝く人もいることを、私たちは信じているからです。
世界で花開かせる個性  海外のコンクールでは、技術面も大切ですがそれ以上に、個々のパーソナリティの輝く演奏を求められます。「先生がこう言ったから」ではなく、「あなたはどう弾きたいのか」を正面から問われる。これから先、ひとりの音楽家として生きていくには、常に自分自身で音楽と向き合い、対峙していかなければなりません。揺るがない音楽の軸を持ち、自分らしさを追求していく場としての、海外のコンクール。眠っていた個性を大きく花開かせるチャンスです。
世界で知る自分の立ち位置  世界を知ることは、自分を知ること。海外のコンクールは、世界における今の自分の立ち位置を確認できる良きバロメーターです。国内とは言葉も環境もまるで異なる海外で、時には予期せぬ事態に遭遇しながらも、自分の演奏に精一杯集中する。それは結果的に厳しい現実を、一見、手の届きそうにない世界の標準を、目の当たりにするものであるかもしれません。しかしその一方で、思いのほか高評価な自分に、はたと気づく瞬間でもあるのです。
世界でつながるネットワーク  海外のコンクールには、世界中から同じように音楽を志す若者たちが集まってきます。ほとんどの場合、審査は一般公開されるため、ヨーロッパなど音楽が暮らしに根づいている土地では、音楽好きな地元の人びとが熱心な聴衆となって、コンクールを盛り上げます。反応も実にダイレクト。演奏を聴いてよかったと思えば素直に、拍手や激励の言葉が飛び交います。一方審査員の先生方も、時には聴衆の一員になったかのように楽しむ姿勢を見せ、結果発表時には鋭くも温かなアドバイスをくれます。日本にいては出会えない人と出会える。海外のコンクールは、一生の出会いを演出します。
世界で見つける次の目標  海外のコンクールを機に進むべき方向性が定まり、曖昧だった自分の将来像がはっきり見えてきたと、多くのコンクール出場経験者は語ります。それは、審査員の先生方からの親身なアドバイスのおかげだったり、参加者同士が良きライバルとして互いに刺激しあった結果だったりもしますが、加えてたとえ短期間でも、海外という非日常の空間に身を置いたことがもたらす、心情の変化であるようにも思えます。日常に埋もれてしまいがちな夢や目標。ぜひもう一度、掘り起こしてください。
世界で広がる活躍の場  芸術の世界であっても、コンクールが勝負の場であることはやはり、否定できません。入賞や優勝という「結果」を引き寄せるためには、運や巡り合わせまでをも味方につけなくてはならないでしょう。結果如何によっては、国内外での演奏の機会が増えたりするのもまた、事実です。優勝して、大勢の人の心に自分という存在の足跡を残す。もちろん、参加するにはみなさんそこをめざすわけですが、優勝できなくても、たった一握りでも相手の記憶に残る演奏をすることが、まずは第一歩ではないかと考えます。その初めの一歩が、いずれは世界に広がる活躍の場へとつながっていると感じられたなら、あなたの音楽家としての未来はきっと、明るいはずです。

関連サイト

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音楽留学専門エージェント【アンドビジョン】が、海外の音楽大学、音楽院、音楽専門学校を複数ご提案します。 フランス、オーストリア、アメリカなど国をまたいで音楽大学などの比較が可能です。 クラシック、ジャズ、ポップス、ロック、ワールドミュージック、音楽制作など、音楽留学するための情報が満載。


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音楽留学専門エージェント【アンドビジョン】による国内(東京)での音楽スクール。 欧米出身のプロ音楽家から「演奏実技」「音楽理論」「語学」のレッスンを受けられます。 コースも留学準備向け、大人向け、子供向けと選べる3種類。あなたのニーズにあわせた学びを実現します。


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相曽賢一朗さん/ローヨラ・マリーモント大学/ラ・シエラ大学/アメリカ・ロサンゼルス

相曽賢一朗さん プロフィール東京芸大附属音楽高校を経て、東京芸大へ進む。文化庁芸術家在外研修員として英国王立音楽院へ留学し、ロンドン大学より音楽修士号取得、1995年に英国王立音楽...

大石恵子さん/バレリーナ

1993年 福岡県久留米市フジタバレエ研究所にてバレエを始める 1997年 田中千賀子ジュニアバレエ団に入団 1999年 北九州&アジア舞踊コンクールジュニア2部入選 2001年 NBAバレエコンクールジュニア2部入選 こうべ全国洋舞コンクールジュニア2部入選 青少年のためのバレエコンクールジュニア2部 3位 2002年 こうべ全国洋舞コンクールジュニア1部 7位 青少年のためのバレエコンクールジュニア1部 入選 全日本バレエコンクール セミファイナリスト 2003年 東京新聞舞踊コンクールジュニア1部 入選 こうべ全国洋舞コンクールジュニア1部 4位 北九州&アジア舞踊コンクールジュニア1部 6位 2004年 ローザンヌ国際バレエコンクール セミファイナリスト こうべ全国洋舞コンクールジュニア1部 3位 ドイツ「ジョンノイマイヤーーハンブルグバレエスクール」留学 2006年 ハンブルグバレエ・スクールパフォーマンス出演 ハンブルグバレエカンパニー公演 ラ・フィユ マルガルテ にわとり 眠れる森の美女  女の子 ロミオとジュリエット  仮面舞踏会・花屋 エアステ・シュリッテ 2006年 ドイツ「ジョンノイマイヤーハンブルグバレエスクール」卒業 学校長マリアンヌクルーゼより推薦され 「カナダナショナルバレエスクール」PSP入学 2007年 PSPにて1年間のプログラムを終了する 2007年 帰国後、藤田美知子に師事 2009年4月 東京シティ・バレエ団入団 東京シティ・バレエ団の全ての公演に出演 2011年 平成23年度「橘秋子記念財団」奨学生に選ばれる 2015年 ビクトールウラーテ・バレエカンパニー入団 -スペインにすぐ戻られるんですよね。 大石:はい。明日帰ります。 -忙しいときにすいません。ありがとうございます。では早速始めさせていただきたいんですが、まず大石さんの簡単な自己紹介をお聞かせ願えますか。今どういったお仕事をされているのか、という感じですね。 大石:今はスペインマドリードのビクトールウラーテというバレエカンパニーでダンサーとして働いています。 -いつ頃からお仕事をされているんですか。 大石:そのカンパニーは今3年目です。 -ご留学はまず最初にハンブルクバレエにいらっしゃったんですか。 大石:はい。バレエスクールですね。 -それはどういった経緯でご入学されたんですか。 大石:学校のオーディションを受けて、1月にローザンヌ国際バレエコンクールってあるじゃないですか。それに出場するのは、留学するためという感じで一応出たんです。そのときに学校のほうのオーディションも受けに行って、それで、来てもいいよ、というこ とでそちらに行きました。 -その頃はおいくつでらっしゃったんですか。 大石:15歳です。学校に行き始めたのは16歳からだったんですけど。 -中学をご卒業されてすぐ、ということですね。 大石:そうですね。高校1年生のときは日本にいて、2年生になるときに行きました。 -ハンブルクのほかにはいくつか受けられたんですか。 大石:ハンブルクと、ミュンヘンのバレエスクールもオーディションに行って、両方から声はかかったんですけど、やっぱりハンブルクのほうに行きたいなと思って。 -なぜミュンヘンではなく、ハンブルクの方に行きたいと思われたのですか。 大石:私が福岡で習っていた先生の娘さんもハンブルクの学校を卒業していて、先生のすすめもあってハンブルクに決めました。 -実際に向こうに行かれてどうですか。日本のレッスンとはちょっと違うと思いましたか。 大石:やはり日本だと、特に留学を目指したり、ダンサーになりたいという子はまずコンクールに出場するレッスンをするので、バリエーション1曲を踊るための練習をしますけど、学校だと基礎をすごく重視するので、1人で踊れることよりも、跳んだり回ったり の派手なことは1年間ほぼさせてもらえなかったけれど、基礎の部分を強く学びました。 -向こうには同級生で日本人の方はどれぐらいいらっしゃったんですか。 大石:私の年はすごく多くて、同じクラスに男の子が3人と女の子が私ともう一人いたので5人ですね。 -日本人のダンサーと外国人の方、比べてみて感じられることはございましたか。 大石:日本人は器用なので、先生に言われたことはすぐできるし、注意とかを聞く注意力というのはすごくあるんですけど、コミュニケーションがオープンじゃないというか。あとやっぱり言葉ですね。 -ハンブルクではドイツ語でのレッスンですか。 大石:英語をしゃべる先生もいたんですけど、ここはドイツだからドイツ語でレッスンします、という先生もいました。 -ドイツ語は勉強されていたんですか。 大石:本当に少しだけ、数の数え方とか挨拶とか自己紹介を勉強して行ったぐらいで、やはり実践すると全然聞き取れないし、そのときまだ英語もしゃべれなかったので、英語で言われてるのかドイツ語で言われているのかすらもわからないぐらいの学力だったの で、それはすごく困りました。 -学校に入学されてから現地で英語やドイツ語の学校に通われましたか。 大石:英語はとにかく生活の中で学んで、ドイツ語は外から来ている子たちのためのクラスが週に1回か2回あって、そこでドイツ語は学びました。 -基本的にはバレエだけで、一般的な授業はないんですね。 大石:はい。学校の授業はなくて、バレエの歴史とか音楽とか、そういう勉強です。 -振り付けのレッスンなどもありましたか。 大石:振り付けもありました。そのときは本当に苦痛でしょうがなくて。先生に言われたことを上手に踊ることが日本ではすごく重視されるけど、向こうだと自分で発想を豊かにして、自分で何かを作るというのが多かったので、最初は何すればいいかわからない し、正解がないっていう、そういう踊りになれなかったです。何をしても正解なのに、最初は何もできなかったです。 -その授業は1年目から入っていたのですか。 大石:はい。 -ハンブルクのスクールは3年でご卒業なさったんですか。 大石:ハンブルクは2年間行きました。 -ジョン・ノイマイヤーという偉大な振り付け師が芸術監督をされてるバレエ団の学校だということもあるんですが、実際彼の手ほどきを受けることはあるんですか。 大石:学生のときは直接はないんですけど、カンパニーとスクールの距離がすごく近くて、私たちは7年生、8年生というシアタークラスっていうんですけど、そこにいる生徒たちは、例えば眠れる森の美女の横で立っている役とか、踊らないけどお芝居している役 とか、そういうのでよく公演に出させてもらっていたので、近くでダンサーを見たりリハーサルに参加させてもらったりとかで、プロとの距離というか、カンパニーへの憧れとか、ノイマイヤーの作品を踊れることとか、そういうのはすごいありました。 -なかなか貴重な体験ですよね。その後、カナダのナショナルバレエスクールのほうに入学されますが、プロのほうには行かず、スクールに改めて行かれるっていうのは、ご自身の中でなにかあったんですか。 大石:いえ、本当は、ハンブルクを卒業する年にみんないろんなカンパニーのオーディションを受けるんですけど、それでどこからも声がかからずに、卒業したあとどうしよう、というときに、ハンブルクの校長先生がもう1年学校に行ってみたらどうか、っていう ふうに言ってくれて。そのとき、カナダナショナルとハンブルクとパリオペラ座、フランスの学校と、3校で共同公演みたいなものをカナダナショナルでするという年で、それでコネクションがあったので、校長先生が推薦してくれて、カナダナショナルに普通に入 るのは大変なので、それはラッキーだったなと思って。そこで1年プロフェッショナルクラスみたいな、学校を卒業した人が行くクラスで1年間学びました。そのときもオーディションに行ったんですけど、どこもダメで、という感じなので、子どもたちが憧れるよ うなバレリーナの人生では全然ないです。 -でも、ハンブルクの学校もカナダナショナルもそんなに簡単に入れる学校ではないので、すごく貴重な経験かなとは思います。ハンブルクの学校からカナダナショナルのほうに移られて、環境が変わって、ご自身の中で感じられたことはございましたか。 大石:カナダナショナルはどちらかというとクラシックバレエを重点的に学ぶ学校だったんですけど、ハンブルクはとにかくコンテンポラリーとかモダンのクラスが多くて、すごく基礎を叩きこまれたので、そこは自分の強みなのかなというのは感じました。仕事 を探すときに、トウシューズは履きたいなと。ドイツにはいろんなカンパニーがあるけれども、やっぱりクラシックはやりたいなと思っていたんですけど、でも外国人の綺麗な子たちの中に入ってクラシックをやるとなったら、もう見た目で負けるし、自分の中で は勝っていると思っていても、見た目で負けてるから、それは仕事はもらえないし、学校のクラスでも隣で金髪で色白くて背が高い子が立っていたら、それだけで負けるじゃないですか。でもそのときに、コンテンポラリーの技術とか、手足が短くても動きで見せ れるというのが強みになるのかな、とは感じました。 -ハンブルクの学校ではどのようなタイムスケジュールでお勉強されてましたか。 大石:毎朝10時から11時半までがバレエのレッスンです。12時から1時半までがモダンのレッスンか、バレエのバリエーションのレッスンか、あとはパドゥドゥクラスで、そのあと1時半から2時半までお昼の休憩で、私たちの留学生組は大体2時半から3時半までドイ ツ語の練習があったりなかったりですね。そのあと、また5時半から7時までが、日によってはコンテンポラリーだったり、振り付けの授業で。あとは、公演が近づいてきたら、スクールパフォーマンスの練習とかもありました。 -カナダナショナルのほうはどんな感じですか。 大石:カナダナショナルは、朝の10時15分から、多分12時45分くらいまでがバレエのレッスンがみっちりあって、そのあとお昼休憩で、そのあと、コンテンポラリーかパドゥドゥかバリエーションのクラスがあって、あとはコーチングというのもありました。一人 ずつ先生と1対1で、ここが弱いからこういうエクササイズをしたほうがいいよ、とか。で、私が行っていたポストセカンドリープラグラムというクラスは、大体4時とか5時には終わっていました。 -お住まいはシェアハウスみたいなものを探されたのですか。 大石:そうですね。一人で。 -じゃあ自炊も全部して。 大石:お昼と夜は学校で食べさせてもらっていて。特別に食べていっていいよ、って。でも休みの日は作ったりしていました。 -ドイツのハンブルクのときは寮ですか。 大石:1年目だけ寮で、2年目はカンパニーのダンサーとシェアしていました。楽しかったです。 -カンパニーのダンサーとシェアなんて刺激がありそうですね。そういうのはお友達同士声をかけ合って、誘われたんですか。 大石:そうですね。カンパニーのダンサーも私がスクールに入った年に上の学年にいた子たちなので、スクールでも1年かぶっていて、彼女たちがカンパニーに入るときに私が一人暮らしをしなくちゃいけないとなったときに、彼女たちのルームメイトが1人卒業し て出ていったので、誰かいないかということで、探して声をかけてくれて。 -大石さんがいらした年はスクールからは何人ぐらいカンパニーに上がったんですか。 大石:私の年は3人です。 -1クラス何人ぐらい生徒がいらっしゃるんですか。 大石:女の子が7人、男の子が5人とかですね。 -そのうちの3人がカンパニーに。 大石:はい。 -なかなか、狭いような広いような。 大石:そうですね。でも多分、今のほうが難しいのかな。年によると思うんですけど。 -その後日本に戻られて、バレエ団に入られて。ちなみにスペインのほうのオーディションはどういう経緯で行かれたんですか。 大石:日本に帰ってきたときは、バレエやめようかなと思って。もともと日本で踊る気がなくて、それでバレエを全然やっていない時期が4、5カ月ぐらいあって。ちょうどそのときにバレエを初めて習った先生にばったり会って。私が留学したことも知っているし 、今何しているの?と聞かれて、もうバレエやってないです、って話をしたら、お金を出してくれた家族とか応援してくれている家族のためにも踊ったほうがいいんじゃないか、って言われて、別に外国じゃなくても、日本ででも踊る場所はあるんだから続けなさ い、って言われました。それで東京のバレエ団を探そうということになって、ちょうどそのときにオーディションやっていたので、東京シティ・バレエ団を受けて、という感じです。 -その後、スペインのほうはどういった感じで受けられたんですか。 大石:もともと外国でずっと踊りたかったから、東京シティ・バレエ団に入ってもいつかは外国に行きたいな、っていうのがどこか片隅にあって。東京シティ・バレエ団で6年踊ったんですけど、やっぱり4、5年経つと自分がどれくらいの位置にいるかってわかるじ ゃないですか。これ以上は上に行けないな、とか。ソリストは踊れるけど主役にはさせてくれない、とか。そんな時に、バレエ協会の舞台にちょうど声をかけてもらって出たんです。そのときに、日本の中でフリーでやっているダンサーとか、バレエ団に所属しな いでも生き生きと踊っているダンサーをいっぱい見て、やっぱりバレエ団に入っていればある程度守られている部分もあるけど、自分で何かしようというふうにはならないから、それで、もうバレエ団に所属する必要はないんじゃないかな、みたいに思いました。 ちょうどそのときに、バレエ団にゲストで振り付けをしてくれる人が、レオ・ムジックっていうんですけど、ヨーロッパから来てくれて、私、恵子に振り付けしたいから、って言ってくれて、彼の作品を踊って。リハーサル中に彼が、ダンサーとしてのキャリアが 終わるときに、もっとこうしておけばよかったな、とか後悔するんだったら今やったほうがいいって言ってくれて。ちょうどそういうふうに思って悩んでいた時期だったから、じゃあオーディション行こうと思って、その公演が終わったらバレエ団辞めようと思っ て、そこで決心がついた感じです。それで、公演が終わった日に、今日で辞めますと言って、オーディションに行ったらとんとんと話が決まりました。 -スペイン以外は受けなかったんですか。 大石:ドイツも受けて、あとオーストリアのカンパニー、ドイツに近いんですけど、そこも一応契約をもらって。スペインってバレエじゃない感じがするんですけど、私もスペインにカンパニーがあるなんて知らなかったし、でもなんとなくのフィーリングでこっ ちにしようかな、と。 -スペイン語はどういうふうに習得されたんですか。 大石:スペイン語は、ほんの行く2カ月前、マンツーマンでレッスン受けて、あとは友達としゃべったりしました。でも、今は怖くないというか、自分は英語をしゃべれるから、留学したときよりはスムーズというか。ただ、スペイン人が英語をしゃべらないので、 私が英語をしゃべれてもダメでしたね。 -ドイツとカナダとスペインに行かれていますが、先ほど語学の面で困ったとおっしゃっていましたが、それ以外に何か困った点はございましたか。食べ物が違うとか。 大石:そうですね、それですごいお菓子ばかり食べていました。ドイツって夜ご飯も温かいものが出てこないんです。日本だと夜ご飯がメインじゃないですか。でもドイツがお昼ご飯にすごくポテトとかパスタを食べて、夜は冷たいチーズとハムと、運が良ければ スープが出てくるぐらいだったので、食の面では苦労したかもしれないです。 -カナダはどうですか。 大石:カナダは、スクールの特徴なんですけど、下からずっと上がってきているからなかなか友達の中に溶け込めなかったです。 -上のクラスもそのまま下からカンパニーに入らずそのまま残って、みたいなのはいらっしゃるということですね。 大石:だから、昔から一緒にいた子たちの中にポンと入るのはなんか難しいというか。みんな優しくしてくれるけど、なんか溶け込めなかったですね。 -同級生というか、同じクラスに日本人の方、どれくらいいらっしゃいましたか。 大石:カナダのときは、女の子が1人が男の子が1人ですね。 -カナダはだいぶ冬は寒かったりしますが、その辺は大丈夫ですか。 大石:すごい寒かったです。学校でシャワー浴びて帰るんですけど、ちょっとでも濡れていたら凍るんです。眉毛とか前髪とか、出ている部分が凍って、すごい寒かったです。 -学校の近所に住んでいたんですか。 大石:メトロとバスで20分ぐらいのところですかね。 -そこはご自身で探されたのですか。 大石:学校の担任の先生が探してくれて。三つぐらい探してくれて、ここら辺はどうだ?って探してくれたんだと思います。 -ヨーロッパと北米のバレエ学校に行かれて、今も現役でご活躍されて、今後留学したいと思っている方へアドバイスできることがあるとすれば、どういったことをアドバイスされますか。 大石:こんなこと言ったらいけないかもしれないけど、視野を広くして、留学したから別にダンサーにならなくちゃいけないわけでもないし、留学して、もしかしたらほかの道が見つかるかもしれないし、海外に出たら、本当に目を開いて、心を開いて、目に映る もの全てだし耳から聞こえるものは全てだし、いろんなことに興味を持って、踊りだけにこだわらず、全てを体感してほしいなと思います。やっぱり留学したから全員ダンサーになれるわけじゃないです。周りにも留学して日本に帰ってダンサーやってない子って いっぱいいるんですよ。自分が留学していたときはそれが全てだと思っていたけど、大人になって、それが全てじゃないし、もちろん夢を持って留学する気持ちもわかるし、ダンサーになりたいと思って留学する気持ちもわかるけど、それだけじゃないし、だけど 留学して、海外でいろいろ経験して強くなったことは無駄じゃないから、バレエをしに行くけど、バレエ以外の町の風景とか音楽とか人とか、友達を作るでもいいし、ほかのことも目を向けられたらいいなと思います。自分がそう思ったので。 -それこそ、技術を学ぶだけだったら日本でも十分できますよね。 大石:そう。でもなんで外国に行くかって、やっぱり本物を感じるためであって。日本にはないものとか日本じゃできないことをいっぱいやると。 -最後に一つお伺いしたいと思うんですが、大石さんの今後の夢というか、今後どういう方向に進まれようとしていらっしゃるのか、伺ってもよろしいですか。 大石:踊れる限りは海外で踊りたいです。そのあとは、今興味があるのが、カンパニーでの指導、バレエミストレスです。ダンサーにレッスンしたりとか、リハーサルを見たりとか、振り付けを教えたりとか、そういう仕事に興味があるので、誰かの、例えばジョ ンノイマイヤーの作品を伝承、伝えていくような仕事をしたいなと思ってます。なので、誰かの助手じゃないけど、誰かに付いて、その人の作品を途切らせないように次の世代に伝えていくような、そういう仕事もしたいなと思っています。海外ってカンパニーに 関わる全員がプロフェショナルとして認められているから、それこそ衣装を作る人もそうだし、衣装を運ぶ人とか、ピアニストとか、事務所のバレエを踊れない人たち、書類をする人だったりとか、そういう全員がプロフェッショナルとして認められているから、 日本だと雑用係という感じになっちゃうけど、全員がプロフェッショナルとして働いているので意識も高いし、お互いに求めることが違いますよね。プロフェッショナルとしてお金もらっているんだからここまでやりなさい、っていう。ダンサーに対してもそうだ し、ダンサーからバレエミストレスとかディレクターに対しての要求もそうですね。 -お忙しいところ、いろいろ貴重なお話いただけてありがとうございます。今後の活躍を楽しみにしております。 大石:ありがとうございます。

来週の説明会はドイツ特集!

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*    __c0__様、こんにちは! 8月の特別説明会のご案内です。 *+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+* ■――――――――――――――――――――――――――――――――■  8月27日~9月1日はドイツ説明会!スペシャルゲストは火曜日です! ■――――――――――――――――――――――――――――――――■ 夏休み特別企画で、8月27日~9月1日日はドイツウィーク! いろんなタイプのご希望にあわせた説明会です。 さて、あなたはどのタイプ? ♪中学生、高校生のうちからドイツに留学させたい。どんな方法があるの?学生寮があるの?音楽以外のお勉強も必須? いろいろな疑問を解決して、安全な留学を実現させましょう。 →【保護者限定】中学・高校からのドイツ音楽留学<8月27日(月)18:30~> ♪実際の留学生活ってどんな感じ?練習環境は?毎日の生活は? 日本の音大を卒業後、ドイツの音大の大学院を経て演奏家コースを修了した先輩に聞いてみましょう! 今は日本での演奏会で大忙しのピアニスト、鈴木孝佳さんによるスペシャルトークイベントです♪ →【スペシャルトーク】ドイツ留学経験者よるトークイベント <8月28日(火)18:30~> ♪ドイツの音楽大学は年齢制限が厳しいって聞いたけど、ホント? 何年か前までは年齢制限が厳しく決まっていたドイツの音楽大学。 でも今は、年齢制限がなくなった学校も! →【25歳以上限定】大人のためのドイツ音楽留学<8月29日(水)18:30~> ♪大学に進学するときにドイツに留学の道を選ぶ人はどれくらいいるの? 高校卒業後すぐに留学したいんだけど、何を準備したらいいのかもわからない・・・。 今から必ずやっておいたほうがよいことも含め、一番効率的なプランをお話します。 →【中高生限定】高校卒業後のドイツ音楽留学<8月30日(木)18:30~> ♪音大を卒業したらドイツの音大は大学院にしか進めないって聞いたんだけど・・・。 大学院卒業後はどのコースにすすめるの? 音楽留学のプロのアンドビジョンだから知っている留学のほんと、お話します。 →【音大生限定】音大卒業後のドイツ音楽留学<8月31日(金)18:30~> ♪あまり長く留学はしたくないけど、でもドイツには行ってみたい。音楽大学に入りたいんだけど、先生探しで困っている。 そんないろいろな悩みを解決してしまう救世主、短期留学!どんなパターンがあるのかお話します。 →【どんな方でも】短期ドイツ音楽留学<9月1日(土)11:00~> *+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+* 8月のカレンダーとご予約は こちら https://www.andvision.net/information/2095.html *+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+* アンドビジョン株式会社 東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階 TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903 HP: https://www.andvision.net/ 営業時間 [平日] 10:00-20:00 [土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ) 日曜日はお休みを頂いております。 < メール・ファックスは、365日・24時間受付 >

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