いざ留学! その前に(1)

「留学しよう」と思ってはみたものの、何から手をつけたらいいのかわからない……。留学自体の基本プランが しっかりしていないと、現地に行ってから後悔してしまいます。そこで今回は音楽留学...

コンクールの選び方

 星の数ほどある海外のコンクール。その中で、自分に合ったコンクールを選ぶためのコツを、いくつかご紹介します。
プログラムで選ぶ  当然ながら、一番重要なのはプログラムだと、出場経験者たちは口を揃えて言います。プログラム規定は原則、各コンクール要項に記載されています。今自分が勉強している曲が生かせるか、これから広げていきたいと思うレパートリーのものがあるか、自分自身の音楽性や感性に合うかどうかなど、検討する要素はたくさん。要項をきちんと読み込み、何か不明な点がある場合には、コンクール事務局に納得するまで問い合わせることが大切です。わずかでも規定に合わない曲を選んでしまうと、それだけで失格となってしまいますので、曲選びは慎重に。
 また、同じ曲でも楽譜のエディション(版)によって奏法に違いが出たり、ショパンコンクールのように、中にはコンテスタントが使用すべきエディションを指定している場合もあります。要項の記載をよく確認した上で、楽譜は信頼できるエディションを選びましょう。
日程で選ぶ  プログラム同様、慎重に検討すべきは日程の問題です。コンクールの日程と、それからコンクールまでの準備期間がどれくらいあるかを見据え、学生の身であるならば学業との関連を、社会人であるならばその時々の仕事状況と照らし合わせて考える必要があります。さまざまな事情で止むなく出場を見合わせる場合には、次回の開催がいつになるのかを把握しておくと安心です。
年齢制限で選ぶ  興味のあるコンクールが複数あってそれぞれに日程が重なっていたり、似通った時期におこなわれたりする場合にかならず確認しなければならないのは、各コンクールが定めている年齢制限。次回開催時には、年齢制限に引っかかって出場できないなんてことが、実際に起こり得る可能性があるからです。どのコンクールを優先するのか、まずは長期的な見通しを立てましょう。
審査方法や審査員の顔ぶれで選ぶ  コンクールによって審査方法や審査の基準、審査員の顔ぶれは異なります。自分が納得できる、あるいは共感できる審査の仕方をしてくれるのかどうか、また審査団の中に、特に自分の演奏を聴いてもらいたいと思う先生がいるか、一国でなく複数の国から招聘されたインターナショナルな審査団であるかなども、受けるか受けないかを決める際の要因のひとつです。
第三者に相談する  最後に、どうしても迷ったときには思い切って、私たちのような第三者に相談してみませんか? アンドビジョンでは、個別カウンセリングを通して、海外のコンクール出場に向けたプランニングとコンサルティングをおこなっています。錯綜する情報の数々に惑わされないために、そして何より、自分の演奏に100%集中できる環境づくりのために、プロの手を借りることをぜひ、ご検討ください。

語学準備

言葉がわかれば、音楽が広がる。

言語留学も、国内語学レッスンも、アンドビジョンにおまかせ。

留学したい、留学するぞ!是非その気持ちを大切にして下さい。そして、いざ実行、気づけば、そこには語学の問題が…。

 


わたしの語学レベルで海外国際音楽コンクールなんて大丈夫?

 

留学する際に心配なのが、語学力。

できるに越したことはないのはわかるけれど、実際に自分がどの程度できているのか? どの程度のレベルだったら、何 とか留学でき、外国で生活できるのか、というのは判断に迷うところですよね。

 

短期留学の場合。

できるに超したことはありませんが、語学力はあまり問題ではありません。全くできないという方でも、楽器や声楽の レッスンは実技中心なので、雰囲気で何とかなった、という感想も良くあります。また、心配な方や先生の言っていること をもっと理解したい方はレッスンに通訳をつければ、安心です。

 

長期留学の場合。

アメリカはもちろん、2010年以降、ヨーロッパの大学システムが大幅に改訂されたことに伴い、各学校は語学規定の基 準をどんどんあげてきています。語学は後から何とかすれば大丈夫、というのはもはや幻、伝説に過ぎません。まだ語学 規定を導入していない学校もありますが、できるだけすぐに語学に取り組んで下さい。

電話での資料請求、カウンセリングも可能です。まずはお気軽にお問い合わせ下さい。TEL03-5577-4500

どうやって語学を勉強すればいいの?

語学の勉強の仕方はさまざま。

1. 語学学校に通う

2. 独学(教材、テレビ、ラジオなど)

3. 海外の友人を作る

 

勉強方法は人によっても、向き不向きもありますので、どれが正解というのはありません。ただ、一ついえることは“ とにかく語学に接する時間を増やすこと”、これに限ります。 どれだけその語学を使って、ものを考えたか、あるいは発言したか、というのが大切です


最速学習法/現地語学学校へ!

インプットなくしては、アウトプットなし!

語学習得の最速法は24時間語学漬けになることです。日本で毎日数時間こつこつ頑張っても、よほど努力型の人以外は、日本語音声に囲まれている生活と、24時間現地語での生活では、同じ期間勉強したとしても、結果としては雲泥の差がでます。情報をたくさん入れれば入れるほど、自分の中からも語学が飛び出してきますよ!語学留学は、期間1週間からできます。ご希望があれば、音楽講習会などへの参加期間に合わせて、同時に現地の語学学校にも通えるよう手配することも可能です。

 

手配料が、無料に!

下記に該当する方は、通常アンドビジョンにお支払いいただく語学学校(提携校)の手配料が、無料になります。
1. 過去、アンドビジョンからご留学されたお客様。
2. 現在、アンドビジョンより他のコースにご参加のお客様。
1または2以外の方で、語学学校のみの手配を希望し、受講するコースの期間が8週間以上になるお客様。
アメリカはもちろん、2010年以降、ヨーロッパの大学システムが大幅に改訂されたことに伴い、各学校は語学規定の基準をどんどんあげてきています。語学は後から何とかすれば大丈夫、というのはもはや幻、伝説に過ぎません。まだ語学規定を導入していない学校もありますが、できるだけすぐに語学に取り組んで下さい。

アンドビジョンは、世界の語学学校500校以上の代理店となっています。アメリカ、カナダ、イギリス、イタリア、ドイツ、オーストリア、スイス、フランス、スペインなど音楽留学の人気国はもちろん、中南米諸国、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドをはじめとしたあらゆる国の、信頼できる語学学校をご紹介。入学手続きや渡航準備、現地宿泊の手配などを行なっています。掲載されていない学校の手配も可能ですのでお問い合わせください。


留学まで時間のある方、
海外に行く時間のない方

音楽留学のための語学レッスン

現実的に学校や仕事で現地語学学校に行くのは難しい、という方も大勢いることでしょう。その場合は、国内でのレッスンも効果的です。少しの時間でも、定期的に先生についた方が語学力の伸びは断然違います。独学の場合はわからない箇所はそのままになってしまいがち。きちんと説明できる指導者がいるのは語学学習の重要な成功の秘訣です。語学も音楽と同じで、先生がいた方が伸び率が違います。
アンドビジョンの語学レッスンなら、ネイティブ講師から直接希望に合わせたレッスンが受けられます。講師の中には音楽家もいるので、音楽の話や面接の練習など、様々なシーンに対応が可能です。(*選択語学によっては音楽家講師ではない場合もございます。詳細はお問い合わせ下さい)

海外音大入試受験準備コース
電話での資料請求、カウンセリングも可能です。まずはお気軽にお問い合わせ下さい。TEL03-5577-4500

アンドビジョン留学サポートサービス料金表PDF

アンドビジョンが提供する留学サポートサービスの一覧と料金表を、ここからダウンロードいただけます。

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福田純子さん/リヨン地方音楽院/フランス・リヨン

福田純子さん プロフィール宇都宮大学大学院、東京藝術大学大学院修了後渡仏、リヨン国立高等音楽院ピアノ伴奏科でピアノ伴奏(器楽・歌曲・オペラ)、ピアノ独奏、室内楽、クラヴサン、鍵盤和...

笹田ももこさん/バレリーナ

-サマーのお話を伺っても宜しいですか?ブログラムの内容を教えてください。 笹田ももこ様:サマーは一応、全幕ものの振付を3週間のプログラムの中でするんですけど、次のサマーだと、「真夏の夜の夢」をはじめから振り写しをし始めて、最後のパフォーマンスで披露するみたいな感じです。 その主役とかプリンシパルの役とかを私とかブリトニーっていうプリンシパルの子がやって、コールドをサマープログラムに参加してる子達で固めます。 なので、午前中はクラスレッスンをやって、お昼からリハーサルを小分けしてやっていって、夜はみんながコンテンポラリーのリハーサルをしてます。コンテンポラリーのショーケースも一番最後の披露できる所でやります。 -平均的な参加人数は、何名ですか? 笹田ももこ様:いつもは100人いかないぐらいですかね。年度によって違うんですけど、50~100人の間で毎年人数が変わってる感じですね。 -スタジオ、稽古場がニューヨークの州外ではなくて郊外ですか? 笹田ももこ様:そうです。郊外に行って、そのアルバニーにあるエッグシアターっていう大きいシアターがあるんですけど、プログラム中はずっとその舞台の上でレッスンをして、リハーサルをして、本番のパフォーマンスもその同じシアターでするので、ずっ と劇場に朝から夜というか夕方ぐらいまで一日中いるような感じですね。 -クラスは誰が教えてくださるのですか? 笹田ももこ様:ディレクターですね。レオナルドとキアラーという夫婦でやってるので、どちらかが。クラスが2つに分かれるんですけども、若い子は14才から来れるので、14才~18才以下の子達と18才以上の子はレベルを2つに分かれます。基礎のクラスと上級 のクラスで分かれます。基礎のクラスを朝どっちかが教えて、もう一つのクラスをどちらかが教えるみたいな感じです。1時間ぐらいちょっとずつ分かれてて、1クラスをはじめ朝から9時半とか10時半からやって、そのクラスが終わって、その子達がランチブレイ クを取ってる間に次のクラスが舞台でやる。ちょうどお昼過ぎからリハーサルを一緒にやる。 -どんな国籍の方が参加されますか? 笹田ももこ様:結構バラバラです。イタリア、ギリシャ、アジアだと韓国、中国、日本の子達と、あとは、アメリカもいろんな所から来てますね。オーストラリアとかからも参加されます。 -今度はカンパニーのことについておうかがいします、年間の公演数はどれくらいですか? 笹田ももこ様:年間だと、シーズン毎にパフォーマンスがコンテンポラリィとクラシックと両方あって、それが3~4公演ずつあります。 10月に始まってすぐにコンテンポラリーがあって、11月も小さいパフォーマンスが何個かあって、12月はくるみ割り人形を毎週末のようにやって、年明けニューヨークフェスティバルって、一週間の冬季のイベントもあるんですけど、それが終われば、次は3月か らまたシーズンが始まるので、また3月も何公演かやって4月も何公演かやって、5月もっていう感じですね。 -エッグシアターを拠点に活動されてるのですか? 笹田ももこ様:サマーはエッグシアターという所をベースでやっておりますが、ニューヨークになるといろんな所で小さいスタジオとかでやって、スタジオでもショーケース持ったりとか舞台でパフォーマンスやったりとかいろいろあります。 -ツアーに出て? 笹田ももこ様:そうですね。そのアペランティスの子達は、Hビザっていうインターンのビザを取ったりとか、アペランティスの子になると、自分で決めれるんですけど、3ケ月毎にシーズンがあるので、ちょうどツアーのエスタとかで来て帰る子もいるし、ビザ を取ってくる子もいるしっていう感じですね。 -住む所はどうしてますか? 笹田ももこ様:アパートを借りて、あとは向こうでアーティストのビザで教えたりとかも出来るので、バレエ教室で教えたりとかもするし。他のカンパニーのゲストに出たりとかっていうので、ちょっとずつプラスαさせていくっていう感じです。ニューヨーク は結構ダンサーにとって住みやすくて、いろんな他のゲストの仕事もいっぱい貰えるので、結構バレエダンサーとしてはやっていきやすいかなと思います。 -このカンパニーを知ったキッカケは何だったんですか? 笹田ももこ様:私が17~20才の時までニューヨークのジョフリーバレエスクールにいて、その時に一緒にバレエスクールにいた子が今のアイクのプリンシパル、ブリトニーで、その時、その結構仲が良くて、ブリトニーの友達ビリーブランケンって、ニューヨー クにいたフェスティバルのコーディネートをやってる男の子もみんな結構ジョフリーで一緒で、友達が今のカンパニーに多くて、ニューヨークにオーデション、NNBA辞めて戻った時に、「おいでよ」って言ってくれて、行ってレッスン受けたら、結構楽しかった というか相性が良くて、そのままとんとんとんという感じで入りました。 -ジョフリーを選ばれた理由はなんですか? 笹田ももこ様:最初はアメリカに行きたい、ニューヨークに行きたいというのがあって、ニューヨークのバレエスクールを何個か探した時に、私のその17才ぐらいの頃って、もうなんかジョフリーかエイリーかって、あんまりニューヨークにバレエスクールが多 くない時に、ニューヨークシティバレエのスクールオブアメリカンバレエとかは規定が結構厳しくって、17才だと既に遅いというか。ジョフリーが結構大きく受け止めてくれるというか。スカラシップも貰えたので、そのままジョフリーに3年いました。ちょうど セカンドカンパニーみたいなのがあって、私はトレイニーっていう、そのスクールの一番上のクラスに入れてもらって3年。私がこの3年行ってる間にアンサンブルが一旦無くなってしまって、なので、スクールにいながら他の地域のゲストとかにも、「ここのフ ロリダの学校に行ってきて」って言って、友達と発表しに行ったりとかっていうのをいろいろやってもらえた。ちょうど、そのジョフリ-の時もちょうどチェンジしている時期で、いろいろ試してやってる感じでしたね。 -ジョフリーのだとジャズとかコンテンポラリーとかありますよね? 笹田ももこ様:コンテンポラリーとかクラシックとか全部やって、たまに一週間に先生の気が向いたら、バレエ史じゃないけど、こういう人がいてこういうやってるんだよっていうのを話してくれたりとか、あとはピラティスがあったりとかしました。 一日朝クラス、ランチブレイクがちょうど間挟まって、パドゥドゥのレッスンとコンテンポラリィ、ジャズとかモダンとかをやって、最後にもう一回レッスンが16時ぐらい。だから、朝の10時ぐらいから16時ぐらいまでみっちりレッスンでした。 -17才っていうと日本の高校ですよね? 笹田ももこ様:高校2年生で、私は高校中退して留学しました。私はバレエだけにしようと思ってその道を選びました。 -16時ぐらいに終わってからは、どうしてたんですか? 笹田ももこ様:そのまま家に。結構16時ぐらいになるとぐったり。みっちりすぎて疲れるので、そのまま家に帰って、友達とご飯食べに行ったりとかバレエ観に行ったりとかですね。ニューヨークは終電等で学割が全部きくので、ミュージカル観に行ったりとか 、毎日ではないけど週に一回ぐらい行けたらいいかなあっていう感じ。 -お住まいは寮ですか? 笹田ももこ様:17才から私は18才の未成年の時期は寮にいて、18才過ぎてからは友達とアパートシェアしてました。 -アパートはどの辺に住まれたんですか? 笹田ももこ様:私は友達とブルックリンに住んでて、寮は学校の近くにあるジョフリーの寮というよりも、なんかドミトリーというか、いろんな子達が住める、学生の子達が住める所にいましたね。 -食事とかは自炊ですか? 笹田ももこ様:寮の時は朝、夜付いてました。友達と住み始めてからは自炊ですかね。日本のスーパー行って買い物してました。お昼は学校の近所のデイリーとか行ったり、朝ご飯の時にバナナとかりんごとかをとって、それを持って行って食べてました。 -ニューヨークを選ばれた理由は何かありますか? 笹田ももこ様:私が身長がまず小さくて、ヨーロッパはまず頭になくって、アメリカでいろんな所を探した時に、ニューヨークだと、ショービジネスが大きいというか、結構重要視されてて、バレエダンサーって言っても「凄いじゃない」と認めてくれてるとい うか。いろいろと学校とかを探した時に、アメリカの田舎に行って、ほんとのバレエしかしないよりも、ニューヨークに行って、いろんな刺激をもらえた方がいいかなと思って、17才の頃に学校を辞めて探した時に、ニューヨークとなんかピンときたっていうか 、楽しそうだなと思って。初めジョフリーも一年だけ行くはずだったんですけど、3年になってだんだん長くなってきました。 -実際行ってみてどうでした?自分が想像してたのとおりでしたか? 笹田ももこ様:凄く合うというか、ホームシックとかにも一回もならなくて、リラックスできるいい家だなっていう感じがして、毎日楽しくって。毎日、朝起きて学校行ってレッスンするのがなんか楽しいし、ただ歩いてるだけでも結構楽しいです。 -お休みの時とかは、どういう事されてますか? 笹田ももこ様:ミュージカル行ったりとか、公園とかもパブリックのとかも結構多くって、景色眺めに行ったりとか、歩き回ったりとか、友達とご飯食べに行ったりとか、いろいろなんかみっちり予定が組んであります。 -お休みって、クリスマスとかのバケーションとかっていう時は、日本に帰られたりとかしますか? 笹田ももこ様:そうですね。バレエ学校の時とかも、ほんと年に1回年末。学校だと、9月から始まって6月までなので、ほんとその夏休みに日本に帰ってきて。学校の時は夏。冬はずっと向こうに学校にいて、夏だけ帰ってきました。 -ジョフリーは年に2回公演があるのですか? 笹田ももこ様:そうですね。くるみ割り人形を12月にやって、最後の学校の卒業公演というか6月に終了。一年が終わりましたよっていうのが春にパフォーマンスが。だから1年に2回。冬と春です。 -日本のバレエスクールとなにか違いはありますか? 笹田ももこ様:日本だと発表会って言うと、その為に練習をしててパフォーマンスでおしまいみたいな感じですが、バレエ学校とかだと、ただなんか一年を通してどれだけ成長しましたというのを見せる所で、バレエ学校のパフォーマンスでも全然関係ない人と かも観に来てくれて、パフォーマーとして成長できるというか。日本だと、発表会しました。おしまい、みたいな。お披露目会みたいな感じなんですけど。向こうだと、ほんとにパフォーマンスしてお客さんから「良かったよ」って言ってくれて、毎年積み重ね というか。結構、身内じゃない人から「良い」って言ってもらえるのが凄いいいかなと思います。日本だと、やっぱり家族から「良かったよ」って言われて。お友達とか。向こうだと、「この人誰?」っていう人が「凄い良かった」って言ってきてくれるのが、 凄いいいなあと。アメリカのバレエとかが確立されてるなあというのが凄い感じます。 -日本の学校の教え方だと、発表会に向けてのお稽古。向こうのバレエスクールの場合は、バレエというものに対しての成長過程の通過点ではないですけど、その変化を見る公演ということですけれども。実際、朝から夜まで夕方までのクラスの中で教え方が違う とか、環境も変われば指導も変わると思うんですけど、なんか大きな差っていうんですか、日本とアメリカの差は? 笹田ももこ様:日本だと、やっぱり日本って教える免許を持ってない人がいたりとかして。私が日本にいた時も、「私が教わってきたからこうだよ」ってワンパターンっていうか、教えるんですけど。アメリカだと、向こうは「小さくてこういうダンサーだから 、こういう所引き延ばさなきゃいけないんだよ」って、マンツーマンで言ってくれる。大きい子にはその子に合った指導の仕方をしてくれるし、私とかだと「アジアで小さくて、どう頑張っても大きくはならないから、ももこはこうやってこうやるとパフォーマ ーとしていいんだよ」っていうのをいろいろ言ってくれて、一人一人に合った指導をちゃんとしてくれるというか。そんな先生達もなんかちゃんとパフォーマーとしての経験がちゃんと今まで積み重なっているので、いろんなその先生達が知ってる人の例を挙げ てくれて、「こういうダンサーがいるから観てみな」みたいな感じで言ってくれたりとか。 -ジョフリーのトレーニークラスは、1クラス何人ですか? 笹田ももこ様:私がいた時は1クラス20人ぐらいだったかな。男の子が10人ぐらいいて、女の子が10人いたりとか半々ぐらいですね。下のクラスになると、結構グチャグチャにいたりとかだったと思います。 -パドゥドゥとかはどうですか?若い子と。日本にいると、多分先生とかとやると思うんですけど。 笹田ももこ様:そうですね。向こうだと、友達と相談しながらやるというか。私とかだと、身長が小さいので、身長でパドゥドゥとかってやるので、結構いつも若い子に当たって、お互い「こうやるんだよ、こうやるんだよ」って教え合ってやるっていう感じで した。日本だと、男性のパートナーから言われて、その人に合わせていくというか。アメリカは、お互い譲り合ってくれるというか。「私はこうしたいから、こうやって」って言うと、男の方もやってくれる。パドゥドゥとかは平等な感じでした。 -学校卒業されて日本に帰国されてお仕事されて、今またニューヨークに戻られて。今後、目標と言いますか、個人的にビジョンとかっていうのは、何かありますか? 笹田ももこ様:踊れる限り踊り続けて、将来私は日本にあんまり帰ってくるつもりが頭の中にないので、アメリカで教えを始めるか、今のカンパニーとかでクラス持たせてもらったりとか、今までやった事を無駄にしないように次にバトンを渡せるようにはした いなと思います。 -その拠点をニューヨーク若しくはアメリカでやるということですか? 笹田ももこ様:そうですね。はい。 -今後、例えば日本にいる若い生徒さん、何かアドバイスとかあれば教えて頂けますでしょうか? 笹田ももこ様:日本の子供達だと一度に静かにシャイになっちゃって、アメリカの先生達がアプローチしてくれてるのに、殻に閉じこもっちゃって静かになっちゃうので、そこを思い切ってオープンになって自分をプッシュするのを上手にならないと。やっぱり 言葉の壁もあるし、コミュニケーションの壁もあるので、静かに黙ってると、やる気がないって勘違いする人が結構多いので、ほんとシャイにならないでオープンに出していくといいんじゃないかなと思います。日本人の子達って、テクニックがしっかりしてる から、そこは認めてもらえて。いつもコミュニケーションの場でそこで躓いちゃうというか。「あの子とコミュニケーション取れないんだけど」って言われて、間に私が入ったりとかすることもあるので、ほんと自分を思い切って出すやり方を取得した方がいい かなと思います。 -ご留学前は英語とかはどうやって習得しました? 笹田ももこ様:私はジョフリーに行った一年目に、行ってすぐに私はバレエだからレッスンは大丈夫だろうと思って行ったんです。英語はそんなに勉強して行ったわけではなくて、高校2年生までの学校の英語だけで行って、行ってみたらほんとにレッスンってバ レエの単語が一緒なのにも関わらず、あんまり分からないというか。「この人何言ってるんだろう?」みたいな。で、もう行って3ケ月ぐらいで向こうに行ってから勉強して、英語の喋れる日本人の子達がいたから助けてもらいながらやって、半年経つ前ぐらいま でに頑張ってヒアリングだけを覚えて。あとは、ちょっと聞き始めることが出来たら、アメリカ人の子達と一緒にいるようにして耳を鍛えるというか、喋らなきゃいけないような環境に自分で置いて。一年経ったぐらいでは、だいぶ喋れるようになったかなって いう感じです。 -海外での生活の中で困ったなあなんていう時とかってありましたか? 笹田ももこ様:日本だと、ちょっと体が故障した時っていうか、足が痛くなったりした時に、すぐに行ける整骨院の先生がいたりとかするのに、アメリカだと、結構自分でセルフケアをしなきゃいけなくて。初め、学校にいる時とかも、ほんと脚が痛くなった時 に行く所が大きい病院しかなくて、行ったところで別に「休みなさい」と言われるだけで何もできないというか。治療をしてくれる人が周りにいなくて、アメリカにいる間にマッサージの本とかを凄い読んで、どうやって足の筋肉を緩めるやり方だったりとか、 自分の身体と見つめ合う時間が新たに出来たというか。日本だと預けれる人がいっぱいいるから、何も考えてなかったんですけど。 -保険とかは入ってましたか? 笹田ももこ様:学校の時は旅行者保険というのを持って行ってて、それを持っててもマッサージには行けなくて。ほんと怪我をして、骨が折れましたとか捻挫しましたとかだと行けるけど、ちょっとマッサージに行きたいとかっていうのは、もう全部自腹で払う みたいな。向こうだと、60分のマッサージで100ドルとかするんですよ。だから、結構バレエ学校にいる時にはそういうのが厳しいじゃないですか。1万円とかするのは。だから、友達とマッサージし合ったりとか。そういうのが結構、身体が。スケジュールも日 本のバレエやってるのと全然違う所にいたので、身体が合うまでは結構大変だったかな。環境に合うまで。 -特に危険な目には会ったりとかはありますか? 笹田ももこ様:していないですね。でも、なんかニューヨークだと、ここのストリートには行っちゃいけないとか、情報で入ってくるので。「ここは危ないよ」っていうのがあるので。今とかだと結構慣れてるから行きますけど、学校にいる時はほんとにハーレ ムには行かないとか。家の親とかからも凄い「行かないでね」とか言われてたので。やっぱり言葉が通じなくて、「旅行者です」ってはたから見て分かると、周りの人も舐めてかかってくるというか。「この子分からなくて歩いてる」みたいなのが分かると、ほ んとに余計に危険になってくるので。私は歩く時は、アメリカ人の子達と一緒にいたりとかします。日本人で集まっちゃうと、やっぱり危険かなと思います。 -外のオープンクラスとかは行かれたりとかしました? 笹田ももこ様:行きます。たまに。ステップスとかバレエアートとか、オープンクラスがニューヨークもいっぱいあるので、バレエレッスン受けに行ったり、ステップスっていうオープンクラスが出来る所だとピテイスのクラスがあったりとかいろいろあるので 、自分の身体に、その時のメンテナンスに行けるようにしてましたね。オフの時とかは。 -大変貴重なお話しありがとうございました。

池田明莉さん/ドレスデン国際バレエサマースクール

-バレエは何歳に始められましたか? 池田様:4歳から始めました。 -週にどれくらいお稽古に通われてますか? 池田様:今は週4回です。 -1日にどれぐらいのお稽古されていますか? 池田様:1日1時間半です。コンクール時は、3時間位です。 -留学を決めた理由を教えていただけますか? 池田様:海外のバレエ学校で外国の方々がどのようにレッスンされているのかを知りたいと思って行きました。 -この講習会を選んだ理由は何ですか? 池田様:ドイツに行ってみたいと思っていて、いろんな国の人が来てるというのを聞いていたので、一緒にレッスンしたいと思って、受けまし た。 -今回海外の講習会に参加されるのは初めてでらっしゃいますか? 池田様:はい、初めてです。 -実際にご参加されてみていかがでしたか? 池田様:やはり言葉が、英語だったので、難しいこともあったんですけど、普段の日本のレッスンでは受けられないような、クラシックだけで はない踊りも経験することができたのでよかったと思いました。 -いろんな国の方が参加されていたと思うんですが、今回明莉さんが入られたクラスには、1クラス何人ぐらいの生徒さんがいらっしゃいました か? 池田様:男の子も入れて、30人から40人ぐらいだったと思います。 -その中に日本人の方はどれぐらいいらっしゃったんですか? 池田様:私を含めて3人でした。 -日本人の方で参加されている方の年齢は、どんな方が参加されていましたか? 池田様:16歳と17歳です。 -お話されましたか? 池田様:はい。学校に一緒に行ったり、結構お昼休憩も一緒に食堂に行ったりしていました。 -そのほか、参加されていた方というのはどんな国の方がいたかわかりますか? 池田様:本当にいろんな国から来てたんですけど。イタリア、スウェーデン、ベルギーとか。あと、ドイツの子もいました。 -特に講習会で印象に残っていることがあったら教えていただけますか? 池田様:コンテンポラリーで、同じグループの人たちと協力して、1人の子をみんなで持ち上げて移動したり、みんなの中に飛び込んだり、普段 あまりやったことのないことをやりました。あとは、クラシックの一つのバリエーションをみんなで少しずつ順番に踊っていくということもし ました。 -何のバリエーションを踊りましたか? 池田様:私のグループは、バヤデールの、パ・ダクションでした。それをみんなで少しずつ順番に踊っていく、っていうのをやりました。 -施設はどんな感じでしたか? 池田様:施設は広くて、スタジオもたくさんで、大きな広いスタジオから、小さいスタジオまでいろいろありました。 -1日のタイムスケジュールを教えていただけますか? 池田様:私は、朝7時ぐらいに起きて、ホステルの朝食を食べに行き、それから、ホステルの洗濯機が壊れていたため、洗濯は手洗いでやってい たので、洗濯したり、その日の準備をしたりして、大体10時ぐらいにホステルを出て、40分かけて歩いて大学まで行きました。レッスン自体は 12時半から始まって、早い日は6時半ぐらいに終わったんですけど、遅い日は夜の8時15分ぐらいまでレッスンしていました。 -朝食、ホステルでのご飯は、バイキングとかですか? 池田様:はい、バイキング形式です。 -パンがあって、チーズとかハムとかを挟んで食べる感じですかね。 池田様:はい。あとは、コーンフレークとかもおいしかったです。 -お昼とか夕飯はどうしていましたか? 池田様:お昼は学校の食堂で食べて、夜はスーパーで買ったパンとかソーセージを食べたり、時間がある日は駅の屋台やレストランで食べまし た。 -レストランではどんなものを食べましたか? 池田様:ソーセージとフライドポテトとか。ドイツっぽいものを食べました。 -食べるものとかスーパーで買うもので困ったりとかはないですか?特に食事の面で困ったことはありましたか? 池田様:学校からホステルまでの途中にスーパーがあったんですけど、そこは夜8時に閉まってしまい、レッスンが遅い日は閉まっていたので、 そこはちょっと困りました。 -そういったときは、どこで買ってましたか? 池田様:駅のスーパーは10時ぐらいまでやっていたのでそこで買いました。ホステルから15分くらい駅まではかかるんですけど、そこまで行っ ていました。 -朝とか夜とかは、40分かけて歩いて行かれていたということなんですが、トラムとか電車、地下鉄は使わなかったんですね。 池田様:はい。最初の日に大学の方が大学まで連れてってくれたんですけど、そのとき、歩いて連れていってもらったので、ずっと歩いていっ ていました。でも、バスとかを使って行っている人もいました。 -クラスメートとかルームメイトの方と一緒に歩いて帰った感じですか? 池田様:はい。ルームメイトの子と一緒に行きました。 -ホステルは、今回2人部屋でしたか?4人部屋でしたか? 池田様:4人部屋です。 -どんな方と一緒でしたか? 池田様:みんな日本人の人でした。なんか合宿みたいな感じでした。いい人ばかりだったので、楽しかったです。 -レッスンでいろんなことを体験されて、初めての海外でいろいろな経験をされたと思いますが、今回の渡航で、冒頭にも言葉が通じなくて困っ たとおっしゃってましたが、言葉が通じない以外のことで困ったな、ということは何かありましたか? 池田様:私が行ったとき、ドイツはとても暑かったんですけど、ホステルにも学校にもクーラーがなくて。それで、窓を開けるんですけど、と 網戸がないので虫が入ってきちゃったんです。それが結構困りました。 -ここ最近、ヨーロッパも暑くなるっていうふうに聞いてます。夜とか朝もちょっと暑いな、という感じですか? 池田様:日にもよりましたが、暑い日が多かったです。 -逆に、ヨーロッパで、今回バレエをして、いろんな国の方とお話して、やっぱり来てよかったな、と思うポイントとかあったら教えてもらって もいいですか? 池田様:向こうの国の子たちがどんなふうにレッスンを受けているのかや、今まで知らなかったような面白い振り付けを知ることができたので 楽しかったです。 -ドレスデンの講習会に参加された方は、コンテンポラリーとか、池田さんがおっしゃったように、振り付けが面白い、ということを皆さんおっ しゃるんですが、例えばバレエをやりたいなと思っている方が参加されて、もうちょっとバレエやりたいな、なんて思うことはあったりします か? 池田様:クラシックバレエも毎日レッスンはあったし、バリエーションも踊れたので、たくさん踊ったなと思っています。 -日曜日のお休みはどのように過ごされていましたか? 池田様:ホステルから時計台が見えていて、そこにルームメイトの子たちと行ってみようということになり、時計台の、教会や、雑貨屋にお土 産を買いに行きました。 -いいですね。観光で皆さんとショッピングして、充実されてましたね。歩いて行かれたんですか? 池田様:はい、そのときも歩いていきました。 -今後、このドレスデンのコースに参加されたいと思う方に、何かアドバイスがありましたら教えていただけますか? 池田様:いい経験がたくさんできると思うので、おすすめです。あとは、行ってみたら、意外となんでもできちゃいます。行ってみたらなんで もなんとかなると思うので。飛行機の乗り継ぎもいっぱいあったのですが、大丈夫でした。 -よかったです。今後の明莉さんの目標とかあったら教えていただけますか? 池田様:今回の経験が、バレエでもそうなんですけど、何かほかのことに生かしていろいろチャレンジしていこうと思います。 -それは例えば、言葉とか、海外との文化交流ということも含めてですかね? 池田様:はい、そうです。 -本日は貴重なお話しをどうもありがとうございます。

求人情報|留学手配担当

【音楽留学&ダンス留学現地手配担当】
英語力と事務経験を活かしてお客様の未来をサポート

柔軟なコミュニケーション力を駆使して
海外留学を成功させるのがミッションです。

あなたにお任せするのは、音楽家やダンサーを目指し、
音楽留学やダンス留学を計画されている方の為に
海外留学プログラムを現地コーディネートする仕事です。

滞りなく留学ができるように
現地で安心して学べるように
無事に留学を終えられるように
私たちは、夢の実現の為に集中できる環境づくりを
サポートしています。

提携音楽学校にカリキュラムを問い合わせたり、
詳細情報を請求したり、
現地での暮らしに必要な宿泊手配をしたり。
「ビザが間に合わない」
「搭乗予定の飛行機に遅れそう」
といったトラブルにも、臨機応変に対処します。
時には、渡航前にナーバスになるお客様からの
ご相談に乗ることも。

同時に何人ものお客様を担当し、
学校や宿泊先、航空会社などいくつもの
現地手配業務が発生するこの仕事。
きちんと優先順位をつけて
一つひとつの業務をミスなく正確に
迅速に処理できる能力が欠かせません。

留学開始予定日に間に合うようお客様にご出発頂く為には、
繁忙期は特に、残業もプッシャーもあり、大変な面も多いですが、
その分、大きなやりがいを感じられる仕事です。

音楽留学やダンス留学したお客様の活躍をTV、新聞、雑誌で見る事もしばしば。
留学を終え成長した姿を見られることも、
この仕事の醍醐味です。
もちろん自分自身が成長することは間違いありません。

通常の留学手配業務はもちろん、
海外生活の分からないことなど、
不安を解消することも私たちの仕事。

「憧れのあの先生のレッスンを受けたい」
「自分の可能性を海外で追求したい」

そんなお客様一人ひとりの夢を、
私たちと一緒に支えませんか。

▲手配したお客様に「良かった!」と
言っていただけることがウレシイ仕事です!
▲コミュニケーションが欠かせない仕事だからこそ、
社員同士の会話も多い職場です。

募集要項


職種 留学手配担当
雇用形態 正社員
募集の背景 “芸術家の卵を支え、芸術分野に貢献する”ことを目指して設立した当社。
スクール事業の拡大に伴い、新しいメンバーを募集します。
仕事の内容 音楽・ダンス留学プログラムの現地予約手配業務、お客様の留学前サポート。その他事務業務をお任せします。

【具体的には】
■カウンセラーがお客様と契約した留学プログラムの予約手配■
「カウンセラー」や「お客様」と「留学先パートナー」の間に立ち
密にコミュニケーションを取りながら、
・現地へプログラム申込み
・各種レッスン手配、スケジュール作成
・宿泊先の手配
・入学手続きやビザ申請手続き
・出発前説明会の実施
など様々なサポートを行います。

□留学先パートナーとは…
学校関係者、プロ音楽家、宿泊先手配会社、
大家さん、練習室、送迎会社、現地の留学生サポート会社など。
手配する項目が多岐にわたるので、
迅速かつ正確に業務を進めることが大切です。

□お客様が現地で不安や不満を抱えないようサポートします。

■留学中のお客様サポートも■
お客様からのご要望に合わせて、
・当社スタッフによる現地同行サポート
・オーディション用の動画作成
・履歴書の翻訳
・レッスンの回数の追加
といったオプションをおすすめすることもあります。

□お客様のご要望が叶えられるかを現地パートナーに確認したり、
必要な情報の提出をお客様に依頼したりと、
双方への正確なコミュニケーションと細かな気遣いが必要です。

□その他、
・願書や申込書の作成・提出
・帳票作成
・請求書処理
といった事務業務もお任せいたします。
対象となる方 ・優れたコミュニケーションスキル
・英語を使ってコミュニケーションができる方
・効率よく事務業務ができる方
・業務知識を学ぼうとする意欲と理解
★未経験者がほとんどですので入社後、OJTでしっかりサポートします
★国籍は不問ですが、日本語のビジネスレベルが必要です。

【具体的には】
■業界・職種未経験OK!
■お客様、現地協力会社(個人)、社内の人と
 良好な関係性を構築しながら業務を遂行できる方
■TOEICなどの点数よりも、会話力やコミュニケーション力を重視します。
 ※流暢なスピーキングはできなくても、
 英語で相手の伝えたいことを理解し応えられる
 “コミュニケーション能力”が必須です。

☆マジメに粘り強く仕事に取り組める人を求めています。
☆長く当社で働きたいと考えている方のみご応募ください。

▼以下の方、歓迎します
●留学経験がある
●音大、吹奏楽部、合唱部、オーケストラ部、バンドなどの音楽経験者
●外国語が得意
●旅行会社の業務経験
勤務地 御茶ノ水(東京千代田区)
御茶ノ水駅徒歩8分、神保町駅徒歩6分の好アクセス♪

JR中央線・総武線:御茶ノ水駅(御茶ノ水橋口)徒歩8分程度
都営地下鉄 新宿線/三田線:神保町駅(A5出口)徒歩6分程度
半蔵門線:神保町駅(A5出口)徒歩6分程度
丸ノ内線:御茶ノ水駅(2出口)徒歩10分程度
千代田線:新御茶ノ水駅(B3出口)徒歩6分程度
東西線:竹橋駅(3b出口)徒歩10分程度
勤務時間 週5日フルタイム(9:30~18:30)
※実働8h 休憩1時間
※繁忙期は残業あり(月平均20h程度)
給与 月給23~25万円(初年度)
※経験・能力を考慮
※試用期間3~6ヶ月(評価によって判断)

【年収例】
420万円/28歳・入社3年目/月給28万円
待遇・福利厚生 昇給年1回/人事考課による
賞与年3回/業績による
交通費月2万迄支給
各種社会保険完備
健康診断
休日・休暇 ★年間休日数120日程度

完全週休2日制(変形労働時間制)
★イベントがある場合、土日曜出勤有り(土日出勤の場合、平日代休有り)

祝日
夏季
年末年始
慶弔
有給
誕生日休

社員に聞く


留学手配業務 ●仕事のやりがい
海外とのコミュニケーション力を活かして、英語でダイレクトに交渉したい方には最適な仕事だと思います。日本人は約束事に真面目ですから、「送迎が遅れた」ということだけでも、心配してしまうかもしれません。そのような不安をできる限り取り除き、海外と日本との懸け橋となってほしいと思います。
カウンセラー(営業) ●いつも助かっています
私たちカウンセラーが行うのは、海外留学を目指すお客様との取引契約まで。それ以降の詳細事項決定や各種手配、オプションの追加などは手配業務の皆さんにお任せしています。私が気づかなかったこともしっかり提案してくださるなど、お客様の留学成功には皆さんの存在が欠かせません!

入社後のインタビュー


入社後について

入社後は、まず先輩スタッフのアシスタントとして業務を少しずつ覚えていただきます。人によりますが、早い方で3ヶ月、遅く場合は12ヶ月後を目安に、一人でお客様をお任せできるように成長していただけたらと思います。よりお客様にご満足いただけるよう、ゆくゆくはオプションの追加なども提案できるようになって頂けることを期待しています。もちろん、一人立ち後も困ったことや分からないことがあればすぐ仲間がフォローします。 いつでもフォローしますので、分からないこと・困ったことがあったら気軽にご相談してくださいね。

応募にあたって


応募方法 興味をお持ちになった方はお気軽にご応募下さい!

▼ご応募は…
履歴書と職務経歴書を、 以下の応募フォームからアップロードするか、郵送またはメールで送りいただければと思います。
送付先
アンドビジョン株式会社 採用担当
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-8 神田駿河台ビル2F
または

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▼ご質問のある方は…
「求人企業に直接質問する」または電話にて、お気軽にどうぞ。

Tel: 03-5577-4500

※応募の秘密厳守します。
選考プロセス ご応募受付 お気軽にご応募下さい。

書類選考 一人でも多くの方にお会いしたいと思っております。

面接 2回を予定

総務との打ち合わせ 給与や待遇面等も含めて話し合いましょう。

内定 一緒に頑張りましょう!

※応募から内定までは約2~4週間を予定しております。
※面接日・入社日等について、ご相談に応じます。
連絡先 アンドビジョン株式会社
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-8 神田駿河台ビル2F
03-5577-4500/採用担当

★3/18・(火) 17:30-【☆ヨーロッパサマーアカデミー☆】現地講習会担当者がプログラムについて解説致します!★

ヨーロッパサマーアカデミー
Information Session
~ヨーロッパサマーアカデミーオンライン説明会~
参加費無料・完全予約制・オンラインでの参加も可能です

ゲストスピーカー:講習会事務局 Einat Boikoさん
日時:3月18日(火)17:30-18:00
場所:≪アンドビジョン・東京オフィス≫
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-8 神田駿河台ビル2階
JR御茶ノ水駅御茶ノ水口から徒歩7分、東京メトロ半蔵門線神保町駅から徒歩5分程度

♪参加ご希望の方は、こちらからオンライン予約フォームを送信して下さい。

※説明会予約を選択→その他ご要望等に“ヨーロッパサマー”とご記入下さい。

お電話・FAX・メールでのご予約も承っております♪    
電話:03-5577-4500  FAX:03-4496-4903 メール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

ハワイ

ハワイ国旗常夏のリゾート、ハワイ。海辺でマリンスポーツや泳ぎに興じたり、山でトレッキングをして過ごしたり、街でショッピングに精を出したりと、ハワイでの楽し みは尽きない。西欧的なものと、東洋的なものが混ざるこのリゾートアイランドで過ごす日々は、きっと満足いくものとなるだろう。
基本情報
正式国名&英語表記 ハワイ州 State of Hawaii
面積 1万6634平方キロメ−トル
人口 1,244,898人(US Census 2002)
言語 主として英語、ハワイ語(法律上の定めはない)
宗教 信教の自由を憲法で保障、主にキリスト教
通貨 アメリカ・ドル
為替レート 1ドル=107.75円(2005年6月3日)
紙幣 1、2、5、10、20、50、100、500、1000、5000、10000の十一種類。実際は500ドル以上は流通していない。
硬貨 1セント、5セント、10セント、 25セント、50セント、1ドル。50セントはあまり流通していない。
電圧 110/120V、60HZ
時差 マイナス19時間。
祝日 1/1 元日 New Year's Day、1/17 マーチン・ルーサー・キング牧師誕生日 Martin Luther King.Jr. Birthday、2/21 大統領の日 Presidents Day、2/26クヒオ王子の日、●3/17 セント・パトリック・デー St.Patrick Day、●4/18 愛国者の日 Patriot's Day、5/11カメハメハ大王の日、5/30 メモリアル・デイ(戦没者追悼の日) Memorial Day、7/4 独立記念日 Independence Day、9/5 レイバー・デイ(労働者の日) Labor Day、10/10 コロンブス記念日 Columbus Day、11/11 ベテランズ・デイ(退役軍人の日) Veterans Day、11/24 感謝祭 Thanksgiving Day、12/25 クリスマス Christmas Day(振替休日12/24)
●=移動祝祭日
電話国番号 1
緊急電話番号 警察・消防車・救急車:911

物価
ハワイの物価は、日本と同程度か、高いものもあるという漢字だろう。一般的にアメリカの本土よりも高いが、これは州税がかかり、生活上でチップなども必要となっているからだといえる。1食あたり安くて5ドルから田悪テ20ドル以上、宿泊は25ドルから120ドル以上が相場だろう。

気候
ハワイの天候は雨季と乾季に分けられるが、年間を通して快適だといえるだろう。寒い時期には気温もあまりあがらないが、それでも平均気温は22.2度程度。暑い時期でも23.8度程度。ただ、地域によっても気温は変わってくるので、山間部に行く予定があるなら、防寒用の服装も持っていくのがいいだろう。
現在の天気
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ビザ 渡航目的によって異なるが原則90日以内の観光、商用を目的とした渡航であれば、ほとんどの場合取得する不要。ビザについてはこちら
パスポート 帰国日まで有効なものを持っていることが条件

大使館などの在日政府機関
アメリカ合衆国大使館 Embassy of the United States of America in Japan
〒107‐8420 港区赤坂1丁目10‐5
Tel:03-3224‐5000
在大阪・神戸アメリカ合衆国総領事館 American Consulate‐General in Osaka‐Kobe
〒530-8543 大阪市北区西天満2丁目11‐5
Tel:06‐6315‐5900
在那覇アメリカ合衆国総領事館 American Consulate‐General in Naha
〒901‐2101 浦添市西原2564
Tel:098‐876‐4211
在福岡アメリカ合衆国領事館 American Consulate in Fukuoka
〒810‐0052 福岡市中央区大濠2丁目5番26
Tel: 092‐751‐9331/4
在札幌アメリカ合衆国総領事館 American Consulate‐General in Sapporo
〒064‐0821 札幌市中央区北一条西28丁目
Tel: 011‐641‐1115〜7
在名古屋アメリカ合衆国領事館 American Consulate in Nagoya
〒460‐0003 名古屋市中区錦3丁目10‐33 錦SISビル6階
Tel: 052‐203‐4011
ハワイ州観光局 〒105-0021 東京都港区東新橋1-8-3 汐留アネックスビル7F
TEL 03-3573-2511 FAX 03-3573-2512
営業時間 9:30〜12:00、13:00〜17:30
電話受付け 10:00〜12:00、13:00〜17:00
休業日:土日祝祭日

現地日本大使館
在ホノルル総領事館 Honolulu
Consulate-General of Japan
1742 Nuuanu Avenue, Honolulu, Hawaii 96817-3201, U.S.A.
Tel: (1-808) 543-3111 Fax: (1-808) 543-3170

正田彩音さん/ピアノ

正田彩音さんプロフィール
正田彩音さん/ピアノ 2002年より国内のコンクールを受け始める。
ピティナピアノコンペティション、ショパン国際ピアノコンクール in Asia、大阪国際音楽コンクール、国際ヤングピアニストコンクールなど数々の賞を受賞。
〈コンクール歴〉
青少年のためのラフマニノフ国際ピアノコンクール(14歳以下の部)
(ドイツ/2010年)
 
―今回受講したコンクールのお名前を教えてください。
 
正田  コンクール名は「ラフマニノフ国際ヤングピアニストコンクール」です。
 
―こちらのコンクールは、どういったきっかけで出場されることになったんでしょうか。
 
正田  先生が変わり、今までと違う奏法を勉強し始めたんですね。ロシアン奏法と言っていいのか分かりませんが、チャイコフスキーやラフマニノフなども勉強し始めたんです。ロシア系の作曲家は本人もとても好きでしたのでこのコンクールはどうかなと思いまして。たいしたきっかけじゃないんですけど(笑)・・・。
 
―いろいろコンクールもたくさんあると思いますが、特にこれを選んだ理由は何だったんですか。
 
正田  2年、3年おきに行われているコンクールが多く、ちょうどそのとき13歳だったので年齢的に大人でもないし、子供でもないし・・・そこに、たまたまロシア系のもので、一致したカテゴリーがあった事。それからロシアものなのにドイツで行われるという事。ドイツという国が経済的にも安定していて、いきなりロシアに行くというのも不安があったので…。本人の勉強しているもの、年齢的な時期と国の安定したところが一致したということで受けてみようかなと思ったんです。
 
―これはお母様がご自身でお調べになられたんですか。
 
正田  勿論私も調べたんですけど、親戚で英語の得意な者がいるので協力してもらいました。ここまでは本人はノータッチ…。で、「受けてみる?」と言ったら、「いいよ!」みたいな感じでしたね。なかなか海外のコンクールまで自分で調べて、これを受けようというのはこの年では出来ないんですよね。練習で精一杯で・・・。なので、本人は最初、何も知らず…。(笑)という感じでした。
 
―国内のコンクールでも、ご本人が受けたいというよりも、周りが「受けますよ」という感じですか。
 
正田  舞台で弾くのは小さい頃から好きで、年少さんの時からコンクールを受けていました。むしろ「受けたい!」という感じでしたね。毎年コンクールに出るというのは彼女の中では常になっていて「ことしも!」という感じだったんですが、毎年受験していたコンクールのカテゴリーと本人の年齢がだんだん合わなくなってきて…。例えば1、2年生の部、3、4年生の部、5、6年生の部と2学年ずつにカテゴリーが分かれている場合、毎年受けるとすると、1年生のときにその部を受けたら、2年生のときはその上のカテゴリーで受ける事になります。すると飛び級、飛び級になっていって実際5年生の時に「中学2年生以下の部」で受験することになりました。それ以上になると高校生の部になってしまうので・・・。そのような事と先生が変わり奏法が変わったというのもあり、少し期間を置いて新たに違う奏法で試してみたいなというのがあったんです。
 
―今回、そのラフマニノフの国際ピアノコンクール自体は初海外のコンクールだったんですか。
正田彩音さん/ピアノ
正田  国内で行われている国際コンクールというのは何度か受けたことがあったんですが、海外での国際コンクールはこれが初めてでした。
 
―すごく心配なこととかはありましたか。
 
正田  英語圏じゃなかったというところです。ロシア領事館というところが主催した、ロシア主催のドイツ国で行われるコンクールだったので、もとのアプリケーションがロシア語、若しくはドイツ語なんですね。それが英語に訳されて…。という感じでしょうか。英語版とドイツ版の同じ箇所を見比べるとどう見てもドイツ語版のほうが行数が多いんですよ(笑)。英語版になってくると、「あれ?」って。それで、アンドビジョンさんにお願いして、よくひもといていくと、英語版よりドイツ語版のほうが詳しく細かな事まで書かれていて…。そういうところがすごく不安でした。主人は英語ができるので、英語圏だったらそんなに困らなかったかなとは思うんですけど…。
 
―特に心配だった点というのは、要項の中でもどの点ですか。練習室とかですか。
 
正田  練習室もそうですけど、まず一番最初は書類審査。プロフィールを書く時点から、今までと違って年代を大きい方からに書くんだという事もアンドビジョンさんに教えて頂き、バイオグラフィーでは「自分はこんなに凄いんだ!」と言う事を書くのですが、これも「ページ一杯に沢山書いて下さい」 とアドバイスを頂いたのでここぞとばかり娘を褒めちぎりました。(笑)
選曲に関しても、ドイツ語から英語に直して要項を読んでいくと、分からないことが出てきて…。違ったものを弾くと失格になっちゃいますので…。結構規定があって、例えば「チャイコフスキーを選曲に入れる事」 とあったんですが、ただ入れると言っても、組曲からの抜粋はOKなのか。とか繰り返しは自由でいいのかなど日本と違うかもしれないので、全部質問して頂いたんです。その内容がうまく伝わらず、しつこく何回も細かいニュアンスをアンドビジョンさんから先方に聞いて頂いたのが一番助かりましたね。その他、現地での通訳はどうするか、練習室は確保できるのか など心配な事は結構ありました。
 
―確かそうでしたね。結構、返ってくる返答が毎回おおざっぱでしたよね。
 
正田  そうなんです。OKとか(笑)。どこがOKなのかというのをもう一回聞くのは、個人だとちょっと聞きにくいじゃないですか(笑)。だから、きめ細やかなところをアンドビジョンさんに取り持って頂いたというか…(笑)。何回も、「この場合はいいんですか」、「これを入れたほうがベターなんですか」というような・・・。入れたほうがいいのか、入れなきゃいけないのかとかいう、日本語でもちょっと複雑なことになるとドイツ語、ロシア語では到底無理だったのでそこが一番大変でしたね。
 
―コンクールを受ける際に、先生とか周りの方とかにいただいたアドバイスで一番役に立ったことは何かありますか。
 
正田  個人的に見つけてきたコンクールだったので先生からは特に言われなかったんですが、私たちが読んだインビテーションには基本的な集合時間が書いてないんですよ。「ぼちぼちだよ」というのをドイツにいる知人から聞いたんですけど心配なので朝9時にはホールに行ったんですが、来ていたのは29名中私たちを含め数名。ポツポツと集まりだして、結局、お昼の12時過ぎに主催者が、悪びれなく「Hi!」って来ました。(笑)日本じゃあり得ないですよね。分単位で練習時間が決まってたりするのに・・・。知人の言った「ぼちぼち始まるんじゃない」という言葉は当たりでした。・・・。その始まり方がなんともアバウトで・・・(笑)びっくりでした。アジアの方とかは結構早く来るんですけど、皆さん慣れているのか、もっと秘密の要項があるのか(笑)。いつも集合場所に早く来る人は決まっていて、ウクライナの男の子とは毎回始めに顔をあわせて何時間も一緒に待ってました。
 
 
―ほかの国の人とかはゆっくりな人はゆっくり来ていましたか。
 
正田  何となく、大体集まってくるんですよね。トップの方がロシア語しか話せなくて、ロシア語で始まったんですけど、ちんぷんかんぷんで・・・。その後にちょっとドイツ語で訳してはくれるんですが…。アンドビジョンさんからお聞きしていたのが、英語を話せる人もいると思うけれど、1名とかかもしれないので、対応がどうでしょうかというところだったので、主人に頼って行ったんですが、こちらから「すみません!」と進行をストップさせ「英語で訳してください」と言わない限りそのまま進行していってしまいました。・・・。かなり積極的にいかないと。例えば入賞したときにも、自分の名前を呼ばれたことさえ分からなくて、“あやね しょうだ“と呼ばれるところが、「ヨワンナー」「ショラー」とか言われたんですよ。ヨワンナという子がいるのかなと思ったら、後ろから「あなたよ」と言われて、やっと入賞したのが分かりました。名前を呼んでくれたのがロシアの方だったので…。行くまでも不安はたくさんありましたし、向こう行ってからは、英語ができる人たちを自分たちで見つけて、積極的にその人を追って質問をしていかないと、何をしたらいいのか、どこで練習したらいいのかというのが、なかなか分からなかったですね。多分、通訳を付ける人もいるんでしょうが、実際始まるのが何時からなのかも分からなかったぐらいなので、何時間通訳の方を拘束し、どのくらいの通訳料がかかるのか見当もつかず、お願いしませんでしたが、それで良かったのか悪かったのか…という感じです。
 
―日本とは全く別で、ある意味、ストレスが多いという感じですか。
 
正田  もちろんその国の言葉が分かればストレスは軽減すると思います。今回良かったのは、何カ国語も出来るコンテスタントのお嬢さんとお友達になり、ロシア人の彼女に主催者が言ってることを英語に訳してもらったことです。勿論ずっと彼女にくっついているわけにもいかないので彼女が弾き終わったあととか、たまたま近くにいてリラックスしている時にですが…。他のコンテスタント達も皆英語は分かるので待っている時などは彼らとも随分話しをして楽しむ事ができました。フランクフルトの街中でも10人中9人は英語がokでしたので、困ったのはコンクールに関してロシア語が分からない
という事でしたね。
 
―積極性が求められますか。
 
正田  そうですね。分からないことがあったら、自分から聞きに行かないと・・・。向こうの人もすごかったですしね。ちょっとびっくりしたのは、ぞろぞろと皆が集まって来て、主催者が「これから始めるよ」と…。「この帽子の中に数字の書いた紙が入っているので、それを一人ずつ引いてくれ」という感じで、「遠いアジアから来たあなたが最初に引いていいよ!」と・・・。考慮してくれたのでしょうか(笑)。それで「紙に書いてあった番号の練習室に行きなさい」ということなんです。すると急にあるプロフェッサー風のお母様が怒り出して・・・。多分ですけど、「うちの娘がこんな練習室で笑っちゃうわ」みたいな・・・主催者に向かってすごく怒っているんですよ。どうもアップライトの練習室にあたっちゃったみたいなんです。みんなの前でも構わずオーバーアクションで怒鳴っていました。日本人だったら、ちょっと審査に影響しちゃうかなとか、あたってしまったものは仕方ないとか思うのでしょうが…。そういうのがちょっとおもしろかったです。黙ってはいないんですね。後になってお話してみたらとてもフレンドリーな良い方でしたが…。
 
―練習室の環境はどうでしたか。
正田彩音さん/ピアノ
正田  練習室自体は、本番前の30~40分間与えられたと思います。それは良かったです。事前にアンドビジョンさんにお願いしていた練習室もあるんですよ。そこは、フランクフルト駅のすぐ前で、ジャズのスクールだと聞いていたんですね。実際、行く前は「アップライトだと思います」ということであまり期待しないで行ったんですが…。日本と違って、大きい「何とかスクール」とかいう看板が出ていないので、どこかなと思いながら探していると、怪しげな男の人が立っていたので怪訝な顔で対応したら、そこのジャズスクールのお兄さんで(笑)。入り口で待っていてくれたんです。何とその日は貸し切りで、グランドピアノが置いてある30畳ぐらいのとても良い部屋を貸して頂けました。思ってたよりもずっと良い練習室が使えたので、すごくラッキーだったと思います。フランクフルトに着いた日が4月6日だったのでちょうど復活祭にあたっていたんです。人っこ一人いないというか、お店も全部閉まっていて、だからかもしれないですね。どこに聞いても練習室は多分確保できないよという感じで行ったところ、多分そのお兄さんはお休みなのに来て下さって鍵を開けてくれ、2時間、3時間、ずっと待っていてくれて…。有り難かったです。
 
―講習会で用意してくれてる練習室というのは、事前の審査の直前とかそういったときですか。
 
正田   個別に、練習室で 審査前30~40分と、直前に実際に弾く会場で10分位弾かせてもらったと思います。
 
―コンクールでの練習時間というのはあまりなかったんですか。
 
正田  そうですね。でも、日本だともっと少ないところもありますし、それに比べれば割と弾けました。本番で弾く会場でも少し弾くことができましたし・・・。直前に本番用のピアノを触らせてもらえたので、そこはむしろきちんと時間を取ってくれているなという感じがしました。
 
―実際のところ、何名ぐらい受けられたんでしょうか。
 
正田  書類選考の段階で何人応募してどの位受かったかは分からないのですが、実際ファイナルに残ったのは、私たちが受けたカテゴリーで14カ国から集まった29名でした。A、B、Cのカテゴリーがあって、Aの14歳未満というところを受けたんです。Bが15~17歳、Cが18~20歳なんですが、A、B、C全部のカテゴリーで20カ国から集まってましたね。Aカテゴリーだけだと14カ国中一番多かったのがロシアの方達でした。
 
―審査自体は何日にも渡って行われたんですか。
 
正田  Aカテゴリーは2日間で済みました。それが終わって、最後に入賞者がセレモニーで弾くんです。だから、最後まで帰国せず、必ず残って弾いてくださいということでした。
 
―セレモニー自体はA、B、C全部終わってからという感じですか。
 
正田  カテゴリー別に行われましたが、演奏は勿論チッケトを買えばどのカテゴリーの演奏も聴けるようになっていました。
 
―ご覧になられていて、日本と海外で審査のやり方が違うなと感じられたことはありましたか。
 
正田  審査自体の大きな違いはありませんでしたがコンテスタントの見せ方というか舞台上の意識が日本の方と少し違うような感じはありました。平たく言うと強いというか(笑)。プロのように自信に満ちた感じで登場するので…。お辞儀の仕方も、日本のコンテスタントはどちらかというとどうぞ聴いてください。というようにゆっくりと丁寧にお辞儀をするのにロシアの女の子たちは、首だけをカクンと下にやっただけで、聴かせてあげてもいいわよ。という感じ(笑)。誰が偉いのか分からない感じでした。(笑)。審査自体は特に日本と変わらないと思います。日本にも海外の審査員の方がたくさんいらっしゃるのでそれほど驚くことはなかったです。ただ審査中後ろから見ていても審査員がのってるか退屈してるかはすぐに分かりました(笑)。
コンテスタントはヨーロッパ勢が多くて、私たちアジア勢は、日本と、中国、それから台湾の3国ぐらいだったんですね。目立つせいか凝視されましたね(笑)。「そんなに見なくても…。見たことあるでしょう?」みたいな感じで(笑)。私はCカテゴリーのコンテスタントと間違えられて、しつこく「何を弾くんだ」と聞かれたり…(笑)。日本の方は本番前は精神統一するか、黙って手を動かしたりしてますけど、ヨーロッパの方々は「僕はこの曲を弾くんだ」というふうに公言してきたりするんですね。すごいなと・・・。コミュニケーションの仕方の違いでしょうか…。だから、待合室の感じはちょっと違いましたね。ピリピリもしているんですけど、日本の待合室みたいにシ~ンとしてないんです(笑)。会場練習のときも、次の人が入ろうとしたら「あなたに入ってほしくない。出てください!」とシャットアウト。あまりにもはっきり言うのには驚きました。練習時間が過ぎて係の人が止めても全然平気で弾いているし…。「あなたは十分に弾いている!」とか言われてるのに全然平気で…(笑)。でも驚いてばかりはいられないですからね(笑)。
 
―そんな中で彩音ちゃんはどういうふうに自分を保っていましたか。
 
正田  まわりの事は気にしないでいつものように自分の時間を過ごしているという感じでした。ずっとイヤホンで何か音楽を聴いていたんですよ。他の人から見るとストイックに眉間にしわ寄せて聴いているし、絶対にコンクールの曲を集中して聴いているんだと思うじゃないですか。そしたらアニメのテーマを聴いていたとか・・・。難しい顔してたのはパート別に分けて聴いていたからだそうで…(笑)。コンテスタントだと思われてなかったみたいです。一緒に来ていた弟ぐらいに思われていたみたいで…。何せ私がコンテスタントに間違われるぐらいですからね(笑)。皆さん大人っぽいんですよ。なので彩音の事を意識してる人はいなかったですし、彩音も全然気にしていなくて、自然体でした。
 
―煩わされずに・・・。逆にすごくいい方向だったんですね。
 
正田  そうですね。言っていることも分からなかったので、適当にやっている感じでしたね。
 
―海外でコンクールを受けてみて、彩音ちゃんの演奏が変わったなとか、心境が変わったなということは何かありましたか。
 
正田  本人が言うには、国内でも海外でも気持ち的にはあまり変わらないそうです。ただ、日本の場合は待っているときもシーンとしていているので、他人に何か影響を及ぼされるということはほとんどないんですね、自分さえしっかり集中していたら。でも海外では今回のように、いろいろ話しかけられたりすることもあるし・・・。同じカテゴリーを受ける女の子が「私はこのコンクールをとてもいいものにしたい。私はこのコンクールにかけている。」というふうに言ってきたんですが「あんなこと言ってきた!」なんて、動じちゃうような子はちょっとどきどきしちゃうかもしれないですね。
 
―なるほど。割と肝が据わった感じの方のほうがいいという感じでしょうか。
 
正田  そうなんですかね。気にしないことだと思います。いつもの自分を出すことができればベストなので。
 
―実際に受けてみて、海外コンクールに対するイメージが変わったとかいうことはありますか。
 
正田  受けるまでの書類の書き方などで、逆に日本のコンクールのきめ細やかさというのを改めて感じました。日本のように待っているだけでは、そこまでたどり着けるかどうか・・・というところなので、分からないことはどんな手段を使っても解決しないといけないと思いました。自分で出来なければアンドビジョンさんみたいなところに頼んだりして、正しい情報を入手しないと、間違っていることもありますし・・・。実際、写真も英語版では2枚用意と書いてあったのが、ドイツ語版では3枚と書いてあったのでそれを調べてもらったら、これはやっぱり訂正ですと・・・。そういう類いのことは多々あるので、日本のコンクールのようなきめ細やかさは期待できないです。行ってみなければ、練習室もあるかどうかは分からないし…。あなたのことを気に入ったら貸してあげるよという感じの時もあるそうです。
 
―怖いですね。
 
正田  だから、最悪練習する場所が無くてもいつでも弾ける状態にしとかなきゃいけないですね。あったらラッキーぐらいに思っておかないと…。
 
―本当に日本とは違うということですね。
 
正田  そうですね。日本とは違いますね。
 
―今回、このコンクールを受けてみて、将来こうしたいとかそういったものを見えてきたとかいうことはありますか。
正田彩音さん/ピアノ
正田  これは本人というより、私が思ったことなんですけども、日本では割と選曲に対して慎重に年齢相応の楽曲を選ぶケースが多いように思いますが、今回、皆さんの選曲の難易度があまりにも高くてびっくりしましたね。子供がこんなの弾いていいのかなという選曲で皆さん来られていたので・・・。考え方の違いだと思うんですけど、技巧的に弾きやすい曲でも、精神的、音楽的に完成度高く仕上げてもってくるか、又は逆に難易度を高くして技巧を見せるのか…。今の時点ではどちらがいいのか分かりませんが、実際1位になった中国の方は、すごく難しい曲を持ってこられてたんですが、それがまた上手なんですよね。音質とか音楽的とかそういうことよりも、ぐんぐんと押してくるタイプの演奏だったように思います。コンクールによっても年齢によっても審査基準は少し違ってくるとは思うんですが、圧倒されましたね。選曲もよく練られていておもしろかったです。
 
―技術面というか、技巧的なところが評価されるような感じですか。
 
正田  勿論、音楽ですので技巧だけでもだめですよね…。難しいところですね。今回は皆さん思ったよりも難易度の高い曲を持ってこられてたので、結構技巧重視なのかなと思ったりもしましたけど、そこの兼ね合いがコンクールによっても違いますし、あとはジュニア部門というのがあると思うんです。勿論大人と同じ曲を弾いても大人には敵いませんが、将来を見越して…。みたいなところもあるんでしょうか…。
 
―なるほど。
 
正田  難しいエチュードがやっと弾けた!と思っても向こうへ行くとまだまだ…(笑)。
 
―英才教育みたいな感じですか。
 
正田  そうですね。そういう感じでした。ご両親も音楽大学の教授という方が多かったです。
 
―その中で戦うのも大変ですよね。
 
正田  別の角度から見てもらうしかないですね(笑)。
 
―これまでのコンクールで知り合った人と今でもお付き合いがありますとかいうつながりはありますか。
 
正田  コンクールが終わって帰国後すぐに、授賞式の模様を撮ったビデオを送った人はいるんですけどお返事が返ってくるということはなく、未だに、うんもすんもありません(笑)。頼まれたから送ったのですが…。
 
―届いたんでしょうかね。
 
正田  そうですね。どうなんでしょうね。それさえも分からなかったんですけど・・・(笑)。ドイツの方でしたからね。届くと思うんですけど。他の用件でドイツ在住の日本の方に送った時には届きましたから(笑)。おしゃべりしてるときはとても感じがいいんですよね(笑)。おもしろいですよね。だから、いちいちかっかしているとだめですね(笑)。ドイツの方が皆さんそうではないですから。
 
―今後、挑戦してみたいコンクールとかはありますか。
 
正田  ちょうど年齢がジュニアからシニアに変わる時なんですね。そうなると持ち曲も少ないし大人の方と一緒となると難しいですね。まず勉強してからです。
 
―今後、コンクールを受ける方にアドバイスがあれば一言お願いいたします。
正田彩音さん/ピアノ
正田  良かったのが、自分たちで、調理もできるキッチン付のホテルを予約したんです。たまたますぐ近くに新しくスーパーマーケットがあって…。そこがすごく大きいところで何でも揃ってて。食事に関してはコンクールが終わるまで自分たちの食べたい食事ができたということです。日本のようにすぐにコンビニがあるわけでもないし、自動販売機もないですし、飲み物の確保などにも気をつけました。多少の食料と飲み物はいつも持ち歩いていると安心だと思います。
 
―お食事も体調管理という点でも大事ですよね。お部屋で自炊をされていたんですか。
 
正田  そうです。コンクールまでは部屋で食事をして、終わってから街へ行ってその地のものを食べました。
 
―ありがとうございます。アンケートになるんですが、前回ご利用いただいたサポートに加えてもっとこういうのがあればいいなとかいうものがあれば、今後の参考に聴かせていただきたいのですが。
 
正田  すごくよくやって頂きました。対応も早くてものすごく助かりました。初めのVHS,DVDの審査でリージョンフリーというのがあったんですが、それについての対応が誰も分からなくて、不安に感じた事ぐらいです。結局は平気だったんですけどね…。またこの語学とは違うところの心配ですよね。それくらいです。
 
―今後もまたご協力いただくかも分かりませんが、よろしくお願いします。きょうはお時間ありがとうございました。
 
正田  いえ、とんでもないです。ありがとうございました。
 

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