★3/4・(火) 17:00-【☆ショパン音楽大学夏期講習会☆】現地講習会担当者がプログラムについて解説致します!★

ショパン音楽大学夏期講習会
Information Session
~ショパン音楽大学夏期講習会オンライン説明会~
参加費無料・完全予約制・オンラインでの参加も可能です

ゲストスピーカー:講習会事務局 Michał Ostoja-Ostaszewskiさん
日時:3月4日(火)17:00-17:30
場所:≪アンドビジョン・東京オフィス≫
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-8 神田駿河台ビル2階
JR御茶ノ水駅御茶ノ水口から徒歩7分、東京メトロ半蔵門線神保町駅から徒歩5分程度

♪参加ご希望の方は、こちらからオンライン予約フォームを送信して下さい。

※説明会予約を選択→その他ご要望等に“ショパン音大”とご記入下さい。

お電話・FAX・メールでのご予約も承っております♪    
電話:03-5577-4500  FAX:03-4496-4903 メール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

タイ王国

タイ国旗「微笑みの国」と称されるタイは絢爛豪華な寺院や王宮、アユタヤの遺跡や、エキゾチックな文化、、仏教思想に根付いた生活スタイル、大自然に囲まれた山岳地帯などまさに見所満載の国。主と万国は近年整備され、最近は治安も比較的良く、安心してすごせる。
基本情報
正式国名&英語表記 タイ王国 Kingdom of Thailand
首都 バンコク
面積 51万4,000km2
人口 6,346万人(2002年)
人種 大多数がタイ族。その他、華僑、マレー族、山岳少数民族等。
言語 タイ語
宗教 仏教 95%、イスラム教 4%
通貨 バーツ。補助通貨はサタン。
為替レート 1バーツ=2.6496円(2005年6月3日)
紙幣 10、20、50、100、500、1000バーツの6種類
硬貨 25、50サタン、1、2、5、10バーツの6種類
電圧 230V、50Hz
時差 マイナス2時間
祝日 1/1 元旦、●2/23 マーカブーチャ(万仏節)、4/6 チャクリー王朝記念日、4/13〜15 ソンクラーン祭(タイ旧正月)、5/1 メーデー、5/5 戴冠記念日、5/11農耕祭、●5/22 ヴィサーカブーチャ(仏誕節)、●7/21 アーサーンハブーチャー(三宝節)、●7/22 カーオパンサー(入安居)、8/12 王妃誕生日、10/23 チュラロンコン大王記念日、12/5 国王誕生日、12/10 憲法記念日 12/31 大みそか
●=移動祝祭日
在留邦人数 32,442人(2004年10月)
電話国番号 66
緊急電話番号 警察191、123(救急車の要請も可能)、ツーリストポリス1155・ドン・ムアン空港内0-2535-1641、消防車199

物価
タイの物価は日本に比べて割安で、だいたい日本の3分の1程度といわれている。1食あたり、安くて90バーツから高くても500バーツぐらい。宿泊費は130バーツの安宿から10000バーツの高級ホテルまで幅広い。
GDP 1,431億ドル(2003年)
一人当たりGDP 2,236ドル(2003年)
経済成長率 6.1%(2004年)
物価上昇率 2.7%(2004年)
主要貿易品目 (1)輸出 コンピューター、自動車・部品、集積回路、天然ゴム
(2)輸入 原油、機械・部品、電気機械・部品、化学製品
主要貿易相手国 (1)輸出 1.米国 2.日本 3.中国 4.シンガポール 5.マレーシア
(2)輸入 1.日本 2.中国 3.米国 4.マレイシア 5.シンガポール

気候
タイの気候は熱帯モンスーン気候に属し、年間を通して、30から35度ぐらいを保っている。スコールもあり、乾季(11月〜2月)と暑季(3月〜5月)、雨季(6月〜10月)に分けられる。 最も過ごしやすいのは乾季にあたる。
現在の天気
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ビザ 30日以内の観光の場合は不要。ただし、往復航空券が必要。ビザについてはこちらをご参照ください。
パスポート 残存有効期間は、基本的に6ヵ月以上

大使館などの在日政府機関
タイ王国大使館 Royal Thai Embassy in Japan
〒141-0021 品川区上大崎3丁目14-6
Tel:03-3447-2247
在大阪タイ王国総領事館 Royal Thai Consulate-General in Osaka
〒541-0056 大阪市中央区久太郎町1丁目9-16 バンコク銀行ビル1、4、5階
Tel:06-6262-9226〜27
管轄区域:近畿
在横浜タイ王国名誉総領事館 Royal Thai Honorary Consulate-General in Yokohama
〒220-0005 横浜市西区南幸2丁目12-6 ストーク・ミキビル403号
Tel: 045-312-4128
管轄区域:神奈川
在名古屋タイ王国名誉総領事館 Royal Thai Honorary Consulate-General in Nagoya
〒460-0003 名古屋市中区錦3丁目6-29
Tel: 052-963-3451
管轄区域:愛知
在宇部タイ王国名誉領事館 Royal Thai Honorary Consulate in Ube
〒755-0041 宇部市朝日町5丁目1-1001
Tel: 0836-32-2277
管轄区域:広島、山口
在札幌タイ王国名誉領事館 Royal Thai Honorary Consulate in Sapporo
〒001-0010  札幌市北区北十条西3丁目16 勝木石油(株)内
Tel: 011-700-3355
管轄区域:北海道
在那覇タイ王国名誉領事館 Royal Thai Honorary Consulate in Naha
〒903-0814 沖縄県那覇市首里崎山町1-35
管轄:沖縄
タイ国政府観光庁 東京オフィス
〒100-0006
東京都千代田区有楽町1-7-1有楽町電気ビル南館2F
TEL.03-3218-0355

大阪オフィス
〒550-0014
大阪市西区北堀江1-6-8テクノーブル四ツ橋ビル3F
TEL.06-6543-6654、6655

福岡オフィス
〒810-0001
福岡市中央区天神1-4-2エルガーラ6F
TEL.092-725-8808

現地日本大使館
在タイ大使館 Thailand
Embassy of Japan
1674, New Petchburi Road, Bangkok 10320, Thailand
Tel: (66-2) 252-6151
Fax: (66-2) 253-4153
在チェンマイ総領事館 Chiangmai
Consulate-General of Japan
Suite 104-107, Airport Business Park,, 90 Mahidol Road, T. Haiya, A. Muang, Chiang Mai, 50100 Thailand
Tel: (66-53) 203367 Fax: (66-53) 203373

植山けいさん/チェンバロ奏者/フランス・パリ

植山けいさん プロフィール 「音楽家に聴く」というコーナーは、普段舞台の上で音楽を奏でているプロの皆さんに舞台を下りて言葉で語ってもらうコーナーです。今回、パリでご活躍中...

正田綾音さん/ピアノ

正田綾音さんプロフィール
正田彩音さん/ピアノ 2002年より国内のコンクールを受け始める。
ピティナピアノコンペティション、ショパン国際ピアノコンクール in Asia、大阪国際音楽コンクール、国際ヤングピアニストコンクールなど数々の賞を受賞。
〈コンクール歴〉
青少年のためのラフマニノフ国際ピアノコンクール(14歳以下の部)
(ドイツ/2010年)
―今回受講したコンクールのお名前を教えてください。
正田  コンクール名は「ラフマニノフ国際ヤングピアニストコンクール」です。
―こちらのコンクールは、どういったきっかけで出場されることになったんでしょうか。
正田  先生が変わり、今までと違う奏法を勉強し始めたんですね。ロシアン奏法と言っていいのか分かりませんが、チャイコフスキーやラフマニノフなども勉強し始めたんです。ロシア系の作曲家は本人もとても好きでしたのでこのコンクールはどうかなと思いまして。たいしたきっかけじゃないんですけど(笑)・・・。
―いろいろコンクールもたくさんあると思いますが、特にこれを選んだ理由は何だったんですか。
正田  2年、3年おきに行われているコンクールが多く、ちょうどそのとき13歳だったので年齢的に大人でもないし、子供でもないし・・・そこに、たまたまロシア系のもので、一致したカテゴリーがあった事。それからロシアものなのにドイツで行われるという事。ドイツという国が経済的にも安定していて、いきなりロシアに行くというのも不安があったので…。本人の勉強しているもの、年齢的な時期と国の安定したところが一致したということで受けてみようかなと思ったんです。
―これはお母様がご自身でお調べになられたんですか。
正田  勿論私も調べたんですけど、親戚で英語の得意な者がいるので協力してもらいました。ここまでは本人はノータッチ…。で、「受けてみる?」と言ったら、「いいよ!」みたいな感じでしたね。なかなか海外のコンクールまで自分で調べて、これを受けようというのはこの年では出来ないんですよね。練習で精一杯で・・・。なので、本人は最初、何も知らず…。(笑)という感じでした。
―国内のコンクールでも、ご本人が受けたいというよりも、周りが「受けますよ」という感じですか。
正田  舞台で弾くのは小さい頃から好きで、年少さんの時からコンクールを受けていました。むしろ「受けたい!」という感じでしたね。毎年コンクールに出るというのは彼女の中では常になっていて「ことしも!」という感じだったんですが、毎年受験していたコンクールのカテゴリーと本人の年齢がだんだん合わなくなってきて…。例えば1、2年生の部、3、4年生の部、5、6年生の部と2学年ずつにカテゴリーが分かれている場合、毎年受けるとすると、1年生のときにその部を受けたら、2年生のときはその上のカテゴリーで受ける事になります。すると飛び級、飛び級になっていって実際5年生の時に「中学2年生以下の部」で受験することになりました。それ以上になると高校生の部になってしまうので・・・。そのような事と先生が変わり奏法が変わったというのもあり、少し期間を置いて新たに違う奏法で試してみたいなというのがあったんです。
―今回、そのラフマニノフの国際ピアノコンクール自体は初海外のコンクールだったんですか。
正田彩音さん/ピアノ
正田  国内で行われている国際コンクールというのは何度か受けたことがあったんですが、海外での国際コンクールはこれが初めてでした。
―すごく心配なこととかはありましたか。
正田  英語圏じゃなかったというところです。ロシア領事館というところが主催した、ロシア主催のドイツ国で行われるコンクールだったので、もとのアプリケーションがロシア語、若しくはドイツ語なんですね。それが英語に訳されて…。という感じでしょうか。英語版とドイツ版の同じ箇所を見比べるとどう見てもドイツ語版のほうが行数が多いんですよ(笑)。英語版になってくると、「あれ?」って。それで、アンドビジョンさんにお願いして、よくひもといていくと、英語版よりドイツ語版のほうが詳しく細かな事まで書かれていて…。そういうところがすごく不安でした。主人は英語ができるので、英語圏だったらそんなに困らなかったかなとは思うんですけど…。
―特に心配だった点というのは、要項の中でもどの点ですか。練習室とかですか。
正田  練習室もそうですけど、まず一番最初は書類審査。プロフィールを書く時点から、今までと違って年代を大きい方からに書くんだという事もアンドビジョンさんに教えて頂き、バイオグラフィーでは「自分はこんなに凄いんだ!」と言う事を書くのですが、これも「ページ一杯に沢山書いて下さい」 とアドバイスを頂いたのでここぞとばかり娘を褒めちぎりました。(笑)
選曲に関しても、ドイツ語から英語に直して要項を読んでいくと、分からないことが出てきて…。違ったものを弾くと失格になっちゃいますので…。結構規定があって、例えば「チャイコフスキーを選曲に入れる事」 とあったんですが、ただ入れると言っても、組曲からの抜粋はOKなのか。とか繰り返しは自由でいいのかなど日本と違うかもしれないので、全部質問して頂いたんです。その内容がうまく伝わらず、しつこく何回も細かいニュアンスをアンドビジョンさんから先方に聞いて頂いたのが一番助かりましたね。その他、現地での通訳はどうするか、練習室は確保できるのか など心配な事は結構ありました。
―確かそうでしたね。結構、返ってくる返答が毎回おおざっぱでしたよね。
正田  そうなんです。OKとか(笑)。どこがOKなのかというのをもう一回聞くのは、個人だとちょっと聞きにくいじゃないですか(笑)。だから、きめ細やかなところをアンドビジョンさんに取り持って頂いたというか…(笑)。何回も、「この場合はいいんですか」、「これを入れたほうがベターなんですか」というような・・・。入れたほうがいいのか、入れなきゃいけないのかとかいう、日本語でもちょっと複雑なことになるとドイツ語、ロシア語では到底無理だったのでそこが一番大変でしたね。
―コンクールを受ける際に、先生とか周りの方とかにいただいたアドバイスで一番役に立ったことは何かありますか。
正田  個人的に見つけてきたコンクールだったので先生からは特に言われなかったんですが、私たちが読んだインビテーションには基本的な集合時間が書いてないんですよ。「ぼちぼちだよ」というのをドイツにいる知人から聞いたんですけど心配なので朝9時にはホールに行ったんですが、来ていたのは29名中私たちを含め数名。ポツポツと集まりだして、結局、お昼の12時過ぎに主催者が、悪びれなく「Hi!」って来ました。(笑)日本じゃあり得ないですよね。分単位で練習時間が決まってたりするのに・・・。知人の言った「ぼちぼち始まるんじゃない」という言葉は当たりでした。・・・。その始まり方がなんともアバウトで・・・(笑)びっくりでした。アジアの方とかは結構早く来るんですけど、皆さん慣れているのか、もっと秘密の要項があるのか(笑)。いつも集合場所に早く来る人は決まっていて、ウクライナの男の子とは毎回始めに顔をあわせて何時間も一緒に待ってました。
―ほかの国の人とかはゆっくりな人はゆっくり来ていましたか。
正田  何となく、大体集まってくるんですよね。トップの方がロシア語しか話せなくて、ロシア語で始まったんですけど、ちんぷんかんぷんで・・・。その後にちょっとドイツ語で訳してはくれるんですが…。アンドビジョンさんからお聞きしていたのが、英語を話せる人もいると思うけれど、1名とかかもしれないので、対応がどうでしょうかというところだったので、主人に頼って行ったんですが、こちらから「すみません!」と進行をストップさせ「英語で訳してください」と言わない限りそのまま進行していってしまいました。・・・。かなり積極的にいかないと。例えば入賞したときにも、自分の名前を呼ばれたことさえ分からなくて、“あやね しょうだ“と呼ばれるところが、「ヨワンナー」「ショラー」とか言われたんですよ。ヨワンナという子がいるのかなと思ったら、後ろから「あなたよ」と言われて、やっと入賞したのが分かりました。名前を呼んでくれたのがロシアの方だったので…。行くまでも不安はたくさんありましたし、向こう行ってからは、英語ができる人たちを自分たちで見つけて、積極的にその人を追って質問をしていかないと、何をしたらいいのか、どこで練習したらいいのかというのが、なかなか分からなかったですね。多分、通訳を付ける人もいるんでしょうが、実際始まるのが何時からなのかも分からなかったぐらいなので、何時間通訳の方を拘束し、どのくらいの通訳料がかかるのか見当もつかず、お願いしませんでしたが、それで良かったのか悪かったのか…という感じです。
―日本とは全く別で、ある意味、ストレスが多いという感じですか。
正田  もちろんその国の言葉が分かればストレスは軽減すると思います。今回良かったのは、何カ国語も出来るコンテスタントのお嬢さんとお友達になり、ロシア人の彼女に主催者が言ってることを英語に訳してもらったことです。勿論ずっと彼女にくっついているわけにもいかないので彼女が弾き終わったあととか、たまたま近くにいてリラックスしている時にですが…。他のコンテスタント達も皆英語は分かるので待っている時などは彼らとも随分話しをして楽しむ事ができました。フランクフルトの街中でも10人中9人は英語がokでしたので、困ったのはコンクールに関してロシア語が分からない
という事でしたね。
―積極性が求められますか。
正田  そうですね。分からないことがあったら、自分から聞きに行かないと・・・。向こうの人もすごかったですしね。ちょっとびっくりしたのは、ぞろぞろと皆が集まって来て、主催者が「これから始めるよ」と…。「この帽子の中に数字の書いた紙が入っているので、それを一人ずつ引いてくれ」という感じで、「遠いアジアから来たあなたが最初に引いていいよ!」と・・・。考慮してくれたのでしょうか(笑)。それで「紙に書いてあった番号の練習室に行きなさい」ということなんです。すると急にあるプロフェッサー風のお母様が怒り出して・・・。多分ですけど、「うちの娘がこんな練習室で笑っちゃうわ」みたいな・・・主催者に向かってすごく怒っているんですよ。どうもアップライトの練習室にあたっちゃったみたいなんです。みんなの前でも構わずオーバーアクションで怒鳴っていました。日本人だったら、ちょっと審査に影響しちゃうかなとか、あたってしまったものは仕方ないとか思うのでしょうが…。そういうのがちょっとおもしろかったです。黙ってはいないんですね。後になってお話してみたらとてもフレンドリーな良い方でしたが…。
―練習室の環境はどうでしたか。
正田彩音さん/ピアノ
正田  練習室自体は、本番前の30~40分間与えられたと思います。それは良かったです。事前にアンドビジョンさんにお願いしていた練習室もあるんですよ。そこは、フランクフルト駅のすぐ前で、ジャズのスクールだと聞いていたんですね。実際、行く前は「アップライトだと思います」ということであまり期待しないで行ったんですが…。日本と違って、大きい「何とかスクール」とかいう看板が出ていないので、どこかなと思いながら探していると、怪しげな男の人が立っていたので怪訝な顔で対応したら、そこのジャズスクールのお兄さんで(笑)。入り口で待っていてくれたんです。何とその日は貸し切りで、グランドピアノが置いてある30畳ぐらいのとても良い部屋を貸して頂けました。思ってたよりもずっと良い練習室が使えたので、すごくラッキーだったと思います。フランクフルトに着いた日が4月6日だったのでちょうど復活祭にあたっていたんです。人っこ一人いないというか、お店も全部閉まっていて、だからかもしれないですね。どこに聞いても練習室は多分確保できないよという感じで行ったところ、多分そのお兄さんはお休みなのに来て下さって鍵を開けてくれ、2時間、3時間、ずっと待っていてくれて…。有り難かったです。
―講習会で用意してくれてる練習室というのは、事前の審査の直前とかそういったときですか。
正田   個別に、練習室で 審査前30~40分と、直前に実際に弾く会場で10分位弾かせてもらったと思います。
―コンクールでの練習時間というのはあまりなかったんですか。
正田  そうですね。でも、日本だともっと少ないところもありますし、それに比べれば割と弾けました。本番で弾く会場でも少し弾くことができましたし・・・。直前に本番用のピアノを触らせてもらえたので、そこはむしろきちんと時間を取ってくれているなという感じがしました。
―実際のところ、何名ぐらい受けられたんでしょうか。
正田  書類選考の段階で何人応募してどの位受かったかは分からないのですが、実際ファイナルに残ったのは、私たちが受けたカテゴリーで14カ国から集まった29名でした。A、B、Cのカテゴリーがあって、Aの14歳未満というところを受けたんです。Bが15~17歳、Cが18~20歳なんですが、A、B、C全部のカテゴリーで20カ国から集まってましたね。Aカテゴリーだけだと14カ国中一番多かったのがロシアの方達でした。
―審査自体は何日にも渡って行われたんですか。
正田  Aカテゴリーは2日間で済みました。それが終わって、最後に入賞者がセレモニーで弾くんです。だから、最後まで帰国せず、必ず残って弾いてくださいということでした。
―セレモニー自体はA、B、C全部終わってからという感じですか。
正田  カテゴリー別に行われましたが、演奏は勿論チッケトを買えばどのカテゴリーの演奏も聴けるようになっていました。
―ご覧になられていて、日本と海外で審査のやり方が違うなと感じられたことはありましたか。
正田  審査自体の大きな違いはありませんでしたがコンテスタントの見せ方というか舞台上の意識が日本の方と少し違うような感じはありました。平たく言うと強いというか(笑)。プロのように自信に満ちた感じで登場するので…。お辞儀の仕方も、日本のコンテスタントはどちらかというとどうぞ聴いてください。というようにゆっくりと丁寧にお辞儀をするのにロシアの女の子たちは、首だけをカクンと下にやっただけで、聴かせてあげてもいいわよ。という感じ(笑)。誰が偉いのか分からない感じでした。(笑)。審査自体は特に日本と変わらないと思います。日本にも海外の審査員の方がたくさんいらっしゃるのでそれほど驚くことはなかったです。ただ審査中後ろから見ていても審査員がのってるか退屈してるかはすぐに分かりました(笑)。
コンテスタントはヨーロッパ勢が多くて、私たちアジア勢は、日本と、中国、それから台湾の3国ぐらいだったんですね。目立つせいか凝視されましたね(笑)。「そんなに見なくても…。見たことあるでしょう?」みたいな感じで(笑)。私はCカテゴリーのコンテスタントと間違えられて、しつこく「何を弾くんだ」と聞かれたり…(笑)。日本の方は本番前は精神統一するか、黙って手を動かしたりしてますけど、ヨーロッパの方々は「僕はこの曲を弾くんだ」というふうに公言してきたりするんですね。すごいなと・・・。コミュニケーションの仕方の違いでしょうか…。だから、待合室の感じはちょっと違いましたね。ピリピリもしているんですけど、日本の待合室みたいにシ~ンとしてないんです(笑)。会場練習のときも、次の人が入ろうとしたら「あなたに入ってほしくない。出てください!」とシャットアウト。あまりにもはっきり言うのには驚きました。練習時間が過ぎて係の人が止めても全然平気で弾いているし…。「あなたは十分に弾いている!」とか言われてるのに全然平気で…(笑)。でも驚いてばかりはいられないですからね(笑)。
―そんな中で彩音ちゃんはどういうふうに自分を保っていましたか。
正田  まわりの事は気にしないでいつものように自分の時間を過ごしているという感じでした。ずっとイヤホンで何か音楽を聴いていたんですよ。他の人から見るとストイックに眉間にしわ寄せて聴いているし、絶対にコンクールの曲を集中して聴いているんだと思うじゃないですか。そしたらアニメのテーマを聴いていたとか・・・。難しい顔してたのはパート別に分けて聴いていたからだそうで…(笑)。コンテスタントだと思われてなかったみたいです。一緒に来ていた弟ぐらいに思われていたみたいで…。何せ私がコンテスタントに間違われるぐらいですからね(笑)。皆さん大人っぽいんですよ。なので彩音の事を意識してる人はいなかったですし、彩音も全然気にしていなくて、自然体でした。
―煩わされずに・・・。逆にすごくいい方向だったんですね。
正田  そうですね。言っていることも分からなかったので、適当にやっている感じでしたね。
―海外でコンクールを受けてみて、彩音ちゃんの演奏が変わったなとか、心境が変わったなということは何かありましたか。
正田  本人が言うには、国内でも海外でも気持ち的にはあまり変わらないそうです。ただ、日本の場合は待っているときもシーンとしていているので、他人に何か影響を及ぼされるということはほとんどないんですね、自分さえしっかり集中していたら。でも海外では今回のように、いろいろ話しかけられたりすることもあるし・・・。同じカテゴリーを受ける女の子が「私はこのコンクールをとてもいいものにしたい。私はこのコンクールにかけている。」というふうに言ってきたんですが「あんなこと言ってきた!」なんて、動じちゃうような子はちょっとどきどきしちゃうかもしれないですね。
―なるほど。割と肝が据わった感じの方のほうがいいという感じでしょうか。
正田  そうなんですかね。気にしないことだと思います。いつもの自分を出すことができればベストなので。
―実際に受けてみて、海外コンクールに対するイメージが変わったとかいうことはありますか。
正田  受けるまでの書類の書き方などで、逆に日本のコンクールのきめ細やかさというのを改めて感じました。日本のように待っているだけでは、そこまでたどり着けるかどうか・・・というところなので、分からないことはどんな手段を使っても解決しないといけないと思いました。自分で出来なければアンドビジョンさんみたいなところに頼んだりして、正しい情報を入手しないと、間違っていることもありますし・・・。実際、写真も英語版では2枚用意と書いてあったのが、ドイツ語版では3枚と書いてあったのでそれを調べてもらったら、これはやっぱり訂正ですと・・・。そういう類いのことは多々あるので、日本のコンクールのようなきめ細やかさは期待できないです。行ってみなければ、練習室もあるかどうかは分からないし…。あなたのことを気に入ったら貸してあげるよという感じの時もあるそうです。
―怖いですね。
正田  だから、最悪練習する場所が無くてもいつでも弾ける状態にしとかなきゃいけないですね。あったらラッキーぐらいに思っておかないと…。
―本当に日本とは違うということですね。
正田  そうですね。日本とは違いますね。
―今回、このコンクールを受けてみて、将来こうしたいとかそういったものを見えてきたとかいうことはありますか。
正田彩音さん/ピアノ
正田  これは本人というより、私が思ったことなんですけども、日本では割と選曲に対して慎重に年齢相応の楽曲を選ぶケースが多いように思いますが、今回、皆さんの選曲の難易度があまりにも高くてびっくりしましたね。子供がこんなの弾いていいのかなという選曲で皆さん来られていたので・・・。考え方の違いだと思うんですけど、技巧的に弾きやすい曲でも、精神的、音楽的に完成度高く仕上げてもってくるか、又は逆に難易度を高くして技巧を見せるのか…。今の時点ではどちらがいいのか分かりませんが、実際1位になった中国の方は、すごく難しい曲を持ってこられてたんですが、それがまた上手なんですよね。音質とか音楽的とかそういうことよりも、ぐんぐんと押してくるタイプの演奏だったように思います。コンクールによっても年齢によっても審査基準は少し違ってくるとは思うんですが、圧倒されましたね。選曲もよく練られていておもしろかったです。
―技術面というか、技巧的なところが評価されるような感じですか。
正田  勿論、音楽ですので技巧だけでもだめですよね…。難しいところですね。今回は皆さん思ったよりも難易度の高い曲を持ってこられてたので、結構技巧重視なのかなと思ったりもしましたけど、そこの兼ね合いがコンクールによっても違いますし、あとはジュニア部門というのがあると思うんです。勿論大人と同じ曲を弾いても大人には敵いませんが、将来を見越して…。みたいなところもあるんでしょうか…。
―なるほど。
正田  難しいエチュードがやっと弾けた!と思っても向こうへ行くとまだまだ…(笑)。
―英才教育みたいな感じですか。
正田  そうですね。そういう感じでした。ご両親も音楽大学の教授という方が多かったです。
―その中で戦うのも大変ですよね。
正田  別の角度から見てもらうしかないですね(笑)。
―これまでのコンクールで知り合った人と今でもお付き合いがありますとかいうつながりはありますか。
正田  コンクールが終わって帰国後すぐに、授賞式の模様を撮ったビデオを送った人はいるんですけどお返事が返ってくるということはなく、未だに、うんもすんもありません(笑)。頼まれたから送ったのですが…。
―届いたんでしょうかね。
正田  そうですね。どうなんでしょうね。それさえも分からなかったんですけど・・・(笑)。ドイツの方でしたからね。届くと思うんですけど。他の用件でドイツ在住の日本の方に送った時には届きましたから(笑)。おしゃべりしてるときはとても感じがいいんですよね(笑)。おもしろいですよね。だから、いちいちかっかしているとだめですね(笑)。ドイツの方が皆さんそうではないですから。
―今後、挑戦してみたいコンクールとかはありますか。
正田  ちょうど年齢がジュニアからシニアに変わる時なんですね。そうなると持ち曲も少ないし大人の方と一緒となると難しいですね。まず勉強してからです。
―今後、コンクールを受ける方にアドバイスがあれば一言お願いいたします。
正田彩音さん/ピアノ
正田  良かったのが、自分たちで、調理もできるキッチン付のホテルを予約したんです。たまたますぐ近くに新しくスーパーマーケットがあって…。そこがすごく大きいところで何でも揃ってて。食事に関してはコンクールが終わるまで自分たちの食べたい食事ができたということです。日本のようにすぐにコンビニがあるわけでもないし、自動販売機もないですし、飲み物の確保などにも気をつけました。多少の食料と飲み物はいつも持ち歩いていると安心だと思います。
―お食事も体調管理という点でも大事ですよね。お部屋で自炊をされていたんですか。
正田  そうです。コンクールまでは部屋で食事をして、終わってから街へ行ってその地のものを食べました。
―ありがとうございます。アンケートになるんですが、前回ご利用いただいたサポートに加えてもっとこういうのがあればいいなとかいうものがあれば、今後の参考に聴かせていただきたいのですが。
正田  すごくよくやって頂きました。対応も早くてものすごく助かりました。初めのVHS,DVDの審査でリージョンフリーというのがあったんですが、それについての対応が誰も分からなくて、不安に感じた事ぐらいです。結局は平気だったんですけどね…。またこの語学とは違うところの心配ですよね。それくらいです。
―今後もまたご協力いただくかも分かりませんが、よろしくお願いします。きょうはお時間ありがとうございました。
正田  いえ、とんでもないです。ありがとうございました。

朴慶順さん/ロシア国立・エカテリンブルグ・オペラ・バレエ・アカデミー/ロシア

7才からクラシックバレエを始め12才の時にRCBA(ロシア・クラシック・バレエ・アカデミー)に通い始める。 高橋晃子、ガリーナ・シュリャーピナに師事。 第二回エデュケーショナル・バレエ・コンペティション、ジュニアAの部第6位 栃木にて開催される第14回ロシア国立ワガノワバレエアカデミー・オーディションに合格。三年間学ぶ。 イリーナ・シトニコワに師事。 2011年第19回全国バレエコンクールin nagoya シニア部門第三位。 2012年6月卒業。同年9月にウクライナ国立オデッサ・オペラ・バレエ・アカデミー入団。キトリの友人(ドンキホーテ)、青い鳥パ・ド・ドゥ(眠れる森の美女),影のトリオ(バヤデルカ)チャイコフスキーパ・ド・ドゥ、などを踊り半年後日本に一時帰国。 2013年8月ロシア国立・エカテリンブルグ・オペラ・バレエ・アカデミーにソリストとして入団。 -初めに朴さんのご留学されてからの経歴を簡単にお話頂けますでしょうか? 2009年に栃木のワガノワのオーディションを受けて、それで高校2年生の9月から3年間ワガノワに留学しました。 そこからは、一度ウクライナのオデッサの国立の劇場で働いたんですけれども、ビザの関係で半年しか働けなくて、一度日本に帰りました。そして、去年(2013年)今働いている所に入り、エカテリンブルクの劇場で働いています。 -栃木のオーディションと仰いましたが、ご出身は? 出身は奈良です。栃木県が毎年主催しているオーディションを受けました。 -栃木でお受けになったオーディションは、どういった内容でしたか? バーとセンター、二次までいった人はバリエーションを見ていただきました。バリエーションは、「眠れる森の美女」のオーロラ三幕を踊りました。 合格者はその後に説明会に参加しました。 -審査員の方というのは、どれぐらいいらっしゃったのですか? 審査員の先生は2名来られました。 1人は低学年の子達を教える先生で、もう1人は高学年(最終学年)を教えている先生が来られたんですけれども、私はその審査員だった先生のクラスに入れてもらえました。 -なんという先生ですか?その先生のクラスはどうでしたか? イリーナ・シトニコア先生です。 クラスはよかったです。「日本人も自分の生徒」みたいな感じで凄いよく面倒みてくれて、普通の生活も凄いフレンドリーに関わってくれる先生だったので。 今はどうか分からないんですけれども、ワガノワとかに行くと、「日本人だから」とかそういうのがあって、あまり見てくれない先生もいるんですね。ロシアの国立のバレエ学校というのもあって、ロシア人を育成する学校なので、海外から来てる子達は勿論お金は払っているんですけど、先生達からすると、ロシア人を優先して見る、というのが少しあります。 イリーナ先生は、基本的に大事に日本人も見てくれて、みんなに愛される凄くいい先生でした。 -担当されるということは、普通のバレエクラスとその他ポアントとかも全部見てもらうという感じですか? そうですね。一応、担任の先生は、基本はクラシックなのでそうなんですけれども、週に2回くらいの、キャラクターとかデュエットとかアクチュオール(演技指導)とか、そういう専門の科目は他の別の先生になります。   -ワガノワの学校はタイムスケジュールとしてはどういった形なのですか? 今はちょっと変わってるとは思うんですけど、基本ワガノワは、留学生は普通の学科は受けないという形で留学するんです。でも、他のロシア人とかは合間に学科があります。 朝は、基本クラシックから始まるんですけど、留学生の為にロシア語もあります。 それは毎日ではなくて、何年通ってるかによって回数が違ってきます。基本1年目は週4とかですね。それが、朝のクラシックの前にあったり後にあったりするんです。 午後はキャラクターダンスだったり、民族舞踊だったりとか、アクチュオールだったり、デュエットだったり、があります。 それが終わってからは、プラクチカというのがあって、5月にある留学生の為のエルミタージュの公演の練習する、リハーサル時間というのが18時ぐらいから夜に週3回ぐらいあったりします。週によって違いますが。 -18時位から何時まで練習していますか? 留学生の公演の練習は20時くらいまで、リハーサルは毎日ではないです。教室の数も限られているし、その他のクラスの練習時間とかも必要なので、週によっては全くなかったり、基本週3回ぐらいはあったかなという感じです。 -年に1度の5月の公演以外はなにか発表の機会はありましたか? あります。マリンスキー劇場でロシア人を中心にやるので、出れる子と出れない子が出てくるんですが、外国人はほとんど出れないです。結構、厳しいです。 ワガノワは、学べる事も吸収する事も沢山多いけど、舞台に出て経験数を増やすというにはちょっと欠けてるかなと思います。見て何かを吸収するとか、練習して何かを吸収するとかそういうのはあるかもしれないんですけど、実際に舞台に出てみてとか公演の為の練習、というのは凄く少ないです。なので、みんな、自習とかして上手くなっていこうとか、留学したら「自分頑張ろ!」という向上心があるからこそ、上手くなるというのはありますね。 -留学生はどれくらいいらっしゃいましたか?また、日本人以外の外国の方は? 私がいた時は、日本人が13人位居たんですけど、最近もっと増えていて20人位は居るかなと思います。その時によって違うんですけど、アメリカ人がいたり韓国人がいたりイタリア人がいたりとか。でも、日本人程多くないです。 -先程、アクチュオール(演技指導)と仰いましたが、それはロシアの演劇メソッドを使うんですか? 違います。普通にバレエは踊ってお客さんに伝えたりするので、バレエの演目の中からそういう振りがある所を抜粋して先生が生徒に教えたりとかですね。 -モダンとかコンテンポラリーのクラスみたいなものはありますか? あります。でも、ヨーロッパに比べたらちょっと少ないかな…。   -寮はどんな感じでしたか?自炊ですか? 寮は一応、留学生の寮とロシア人の寮が分かれていて、2人部屋です。 キッチンは共同です。ちょっと狭いとは思うんですけど普通に綺麗な所です。 食事は土日も含め3食付いています。 -出てくるお料理はどんな感じでしたか? 正直言うと、バレエのことを考えてないような普通の食事でした。結構、アバウトですね。ロシア料理です。だから、みんな食べなかったりとか調整してました。学費と一緒に食費も払っているので、毎月食券を貰えるんですけど、強制じゃないので、使っても使わなくてもいいという感じで、そこは自由ですね。 -これは美味しかった!とか、これはダメだった…とか特徴的な料理はありましたか? 基本何でも食べれたんで、あんまりないんですけど…ザピカンカというのがあって、それはカッテージチーズのチーズケーキ…まではいかないんですけど、そういう感じのオーブンで焼いたお菓子というかデザートがあって、それに練乳をかけて食べるのが私は凄く好きでした。 -美味しそうですね! トゥシューズやバレエシューズ等は自分で街に出て購入するんですか? そうですね。向こうは日本に比べて在庫も少ないし、お店も小さいんです。アメリカのメーカーとかは、ロシアでは輸入しづらいんですよ。ロシア人の子達は、インターネットとかで頼んでるとは思うんですけど、私は日本から持って行ったりとか、仕送りでEMSで送ってもらったりとかしてます。 -5月の公演はどういった演目をやりますか? それは個人個人で違いますね。みんなで踊るというよりは、どちらかというと個人的な発表で、コンサートみたいな感じです。そのバリエーションだけ踊ったりとかパドドゥ踊ったりとか。 それするまでに、一応どういう公演構成になってるかとか、どういう風にみんなが踊っているかを試す、オーディションみたいなものがあって、ディレクターというか一番偉い先生が見て順番を決めます。練習しても、実際踊れない子もいたりするので、一度学校でそれがあってから、その公演があります。 -マリンスキー劇場であるロシア人の公演も同じような形式ですか? そうですね。一応、エルミタージュの公演では、外国人留学生用の公演とロシア人の公演が2日間があるんですけど、それ以外にロシア人がマリンスキーでやる公演は、基本12月末から1月最初にかけて「くるみ割人形」の公演をワガノワの生徒達で全部やるのが毎年の恒例で、その後に、6月に卒業公演がマリンスキーあります。   -そういう公演を見に行かれてどうでした?劇場の中で踊る生徒さんの全体的な雰囲気やレベルは? 最終学年になると自分のクラスメイトが主役を踊ったりするので、そういうのは「頑張れ!」という風には思います。 -ロシアの方とはクラスは違うのですよね? いえ、ワガノワは日本人クラスとかはないんですよ。あるクラスに、日本人が何人か入るという形式なんで、外国人のコースはないんです。外国人の公演はあるんですけれども、外国人クラスというのはなくて、ロシア人のクラスに混じって一緒にレッスンをするという感じです。 -パートナリングなんかでロシアの男の子達と組んでみて、日本の男性ダンサーと比べて何か特徴的に違う所はありましたか? 日本人の人とあまり組んだことがないので。でもやっぱり、自分の言葉で喋るという面では、日本人の方が分かりやすいですね。呼吸の感じとか、音の取り方とか、呼吸が合うというのはあります。日本人と組む方が合わせやすいというのはあります。 -日本でのバレエ指導方法やメソッドとワガノワでは違うところなどはありましたか? 私の場合は、小学校5年生ぐらいの時に、ロシアの教授法を持っている先生が日本に帰国されて、奈良でその方の教室にずっと通っていました。 メソッドというと国によってとか学校によってとか、ちょっと違ってくるんですけれど、その先生は、モスクワのボリショイの大学を卒業されたので、基礎というのはその先生の元でしっかり学べたとは思います。でも、ワガノワだからメソッドが全て同じというよりは、先生によって、先生は何を重視しているかというのは個人個人変わってきます。 -ケガをしたと伺ったのですが、具体的にはどういったケガをされたのですか? ワガノワの1年目の時に、すぐに足首をケガしちゃって、それで1ヶ月ぐらい踊れなかったんですね。基本、あんまりケガしないんですけども、多分弱いのに無理したんだと思います。 ワガノワは坂なんですよ。床が真っ直ぐじゃなくて斜めで、それも慣れずに、担任の先生が最終学年を持っていたので、ちょっと難しかったので無理するというのもあったんだと思います。長く続けて行くには、適当な加減じゃなくて良い加減も大事かなと思いました。 -ケガをされてお休みされていた時は、現地の病院に通われたりしましたか? はい、そうですね。 でもロシアは凄い不便なんで、日本じゃないと治せないんですね。 私も冬に1週間ぐらいだけ長く休ませてもらって、日本に治療しに帰りました。 ロシアだと、レントゲン撮って医者に見せるんですけれども、「これだったら休んだら治るよ」みたいな感じなんです。電気治療もあるんですけど、「効いてるのかな?」というのもあるんですよね。   -担任のイリーナ先生はそういった時どういったアドバイスをしてくださいましたか? そうですね。1年目の時に凄いケガをしちゃって、自分の気持ちの中でも不安になったりとか、「1年目で1番下なのにどうしよう?」とか「サボってるとか思われたらどうしよう?」とかいう不安も凄いあったんですけど、でも先生は「痛かったら休んでいいんだよ」と言って、私が泣いちゃったりしたら、心配して家に連れて行ってくれて美味しいものをご馳走してくれたりしてくれたんです。凄くいい先生でした。 -週に4回ぐらいロシア語のレッスンがあると仰ってましたけど、大体どれぐらいで現地の言葉に慣れましたか? 留学生の寮とロシア人の寮が分かれてるというのが大きいと思うんですけど、 残念ながらワガノワは、最初はあんまり向こうの子も関わろうという風にはいかないんですよね。クラスによっても違うんですけど。 だから、私はバレエ団に入って、今働いてる所に最初来たとき、1人で知り合いもいなくて友達もいなくてという所からスタートしたので、日本人がいない方が上達は早いです。凄くいいバレエ団なのでそこから友達とかができましたし。 でも、学校時代は、分かる事は分かるんですけど、コミュニケーションを取る事が難しかったので、ちょっとワガノワでは難しいかなと感じます。他のロシアの学校のことを聞いていると、「もっと交流をしよう」とロシア人とかも関わってきてくれるんですけど、ワガノワの子達はちょっと違ったりもしました。今はどうか分からないんですけど、彼女達も「外人が来た」みたいな感じ目で見るんですね。でも、他のロシアの学校とかだったりすると、「(好意的に)日本人が来たの??」みたいな感じで言ってくれる学校や女の子達がいっぱいいる所もあったりします。 -お仕事を始められて、まず最初ウクライナに行ってビザの関係であまり長くはいられなかったと仰ってましたけど、ウクライナで仕事を始められて、ビザ以外のことで苦労された事は何かありますか? 仕事面ではやっぱり労働ビザが取れなかったことですね。ビザ以外と言われるとあまり浮かばないかなという感じなんですけど。やっぱり労働ビザというのが一番難しいです。 -今お仕事されている所のビザ申請は、結構すんなりいけた感じですか? そうですね。ウクライナは今、情勢が悪いんです、前から法律がいい加減な感じもあったんですけど、法律が変わるとか変わらないとかの時に行ってしまったんで、労働ビザが取れないという形になって、それで今も外国人は全然働けてないんですけど。 そういうのがあって、その時にオーディション受けに一度ロシアに行ったんです、ロシアは大きい都市によってちょっとずつ法律が違うんです。でも国際部(ビザをやってくれる所)という所がしっかりしていたので、私の所はすんなりいけました。「ウクライナでなんでこんなに困ったんだろう?」というぐらいすんなりはいきました。   -今働いているバレエ団は外国人がどれぐらいいらっしゃるのですか? 私以外に日本人が1人働いてるだけですね。あとはウクライナ人が1人いますけど、ほとんどロシア人です。 -年間通して何公演ぐらいされているのですか? 基本、公演が週3回なんですよ。 でも、初演というのがあって、新しい公演をするとなると、5回連続公演とか。 あと、お正月になると、29日、30日、31日になると、朝・晩、朝・晩、朝・晩とか連続で続いたりとか、そういう感じになるので忙しい時は忙しいです。 -朝・晩というと? 朝は11時から、夜は18時から劇場で公演があって、それが3日続いたりとか。 それで1日休みで、また朝・晩、朝・晩という感じです。 -朝観に来るお客さんというのは学生さんですか? そうですね。学生というよりは子供の為にという感じですね。バレエは映画を観る感覚でみんな来てくれるんで、日本とは感覚が違うんですよ。もちろんヨーロッパの文化だからというのもあるんですけども、やっぱり日本では、一般の方からしたらバレエ=芸術と繋がりにくいんですね。バレエ=ダンス(踊り)で終わっちゃうんですけど、こっちに来ると「芸術」になるから、オペラに行ったりとか、そういう文化が違うので、バレエ知らないお客さんとかも来るので、やっぱり子供が多かったりとかもします。 -どういった作品レパートリーで踊ってらっしゃるんですか? 純クラシックの「白鳥の湖」とか「くるみ割人形」とか「海賊」とか、普通のもあるんですけど、私のバレエ団は、芸術監督が振り付けたモダンっぽい作品を踊ったりとかもします。結構、ネオクラシック系、創作というのもあったりします。あと今、9月21日、22日に、ダンスプラットホールムというのがあって、それは1つのプロジェクトなんですけど、若手振付家が劇場に応募して、その募集で集められた振付家達が私達ダンサーに振り付けをして、何個か作品を見せるというモダンもあったり、ネオクラシックとかもあったりとかもしますね。 -団員は全部で何人ぐらいいらっしゃるのですか? そこまで多くないですけど、たぶん70とか。少ない方だと思います。 多いとこはもっと多いです。多いとこは女の子だけで100人とかいます。大きいマリンスキーとかはそれぐらいいたりします。 -今はどのような所で生活されてますか?自炊ですか? 寮に住んでます。自炊です。   -ロシアでの生活に慣れてらっしゃるとは思うのですが、プロと学生時代も含めて、苦労をされたとこなどあったら教えてください。 苦労は凄いいろいろあるんですけど、「外国人だから」というそういう見方というのは一つやっぱりあります。「あなた達は別なのよ」みたいな感じで、ワガノワとか行くとやっぱりそういうのは感じましたね。街とかに行くと、言葉とかを喋っても快く聞き入れてくれる人もいれば、そうじゃない人もいるし、いろいろですね。一番大変なのは、何よりも住むとかビザとか、そういうとこが一番大変だったと思います。 -逆に、ロシアに来てよかったなというのはありますか? 海外の劇場で踊れるのもあるし、自分が目指している所の現地であるという事も一番ですし、人によって違うんですけど、私は海外でバレエをやっていくのが自分の精神的にも凄い楽です。 なんでかと言うと、日本にいるといろんな物が余計に見えてしまったりとか、いろんな人と関わるというのは凄く大事だと思うんですけど、その分いろんな楽しい物まで見えてしまうんですよ。やっぱりバレエというのは、日々の練習の積み重ねもあったりとか、遊べなかったりとか。それでも周りの人は勿論、それを支えてくれる人もいるけど、やっぱり分からない部分もあったりとかするんですね。 バレエというもの自体を分からない人も日本は多いじゃないですか。知っている人だけ凄い知っていると言うんですけど、周りの人はバレエと言ってもやっぱりクエスチョンというか、そこまで分からなかったりとかするので。 こっちに来れば、自分はバレエをしに来てるから、整った環境というのもあるし、外に出て「バレエやってます」と言ったら、「すごーい!」と良い風に見てくれるんですよ。自分の夢とか、やってる職業にとっては嬉しいですね。 -今後、ロシアに留学したい!というダンサーに、どういったアドバイスをされますか? とりあえず1つは、諦めないことです。 私も凄いいろんな事があって、バレエ以外のことで悩む事も多かったし、両親とも離れててケガとかも勿論あるんですけど、そこで「諦めたい」と思う事は沢山あると思うんです。でも、諦めてしまうと、そこまでなんですよね。諦めないで、ずっと気持ちを持ち続けていると、きっとどこかで叶うんじゃないかなと私は思います。 夢を叶えるとか、夢を追うとかは多分凄い難しいと思うんですけど、私もやっとプロのバレエダンサーになれましたが、気持ちの中ではずっと夢を追い続けたいなと思います。「夢が叶った!」となってしまうと、そこで終わってしまうので。こういう職業をやっていくには、ずっと前を向いて進んで行かないといけないので。   -諦めずに戦い続けなくては、と? はい、そうですね。 落ち込む事もあるんですけど、周りの人が支えてくれたりとかで、また元気になって頑張れたりするので、人に対する感謝とか、そういう気持ちも学んでくると思います。 一番大事なことは、自分がもしそういう環境にあったら、環境が合わなくて場所を変えてしまうとか、一度日本に帰ってしまうとか、いろんな状況があると思うんですけど、それは一個の過程なので、もし自分が「夢を叶えたい」というのがあるんだったら、諦めず時期を待って、というのは大事かなと思います。 プロのダンサーとかも、すぐ夢を叶えたりとかプリマ主役踊れたりとかはしてないと思うので、それは、雑誌とか取材とかではいい所だけを見せてるだけで、本当は苦労してると思うので、やっぱり諦めない事が一番大事ですね。あと、日々の努力ですね。 -素晴らしいですね!本日は有り難うございました。これから留学する方々の参考になったと思います。

ダンス留学アンドビジョン【ダンス新着情報 vol.10. 2015-08-19 04:00:00】

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やっぱり大切、お金の事。

1年以上の長期留学の初年度にかかる費用は、オーストリアなら約287万円~約346万円。アメリカなら約542万円~約988万円。
場合によっては日本より安いケースも!?
留学にかかるお金は、行く国や学校によって、信じられないほど違いがある。ヨーロッパの一流校では学費がほとんどタダなんてこともあるし、国や都市によっては生活必需品が安かったり、家賃が高かったりと、本当にいろいろだ。つまり、留学先をある程度決めれば、かかるお金も分かってくるということなんだ。ここでは例として、人気の高いアメリカとオーストリアへの留学費用をあげてみた。参考までに日本の音大の費用と比べてみよう。場合によっては日本より海外留学の方が安くつくこともあるんだね。

アメリカ
公立・私立の音楽大学/音楽院●初年度見積り例
Total 初年度留学費用:約542万円(公立)~約988万円(私立)
学費 200万円~640万円
宿泊費 168万円(14万円/月)
生活費
生活費の内訳

食費
光熱費
交通費
通信費
90万円(7.5万円/月)
3.5万円/月
1.5万円/月
1万円/月
1.5万円/月
アンドビジョン合格前サポート「ライト」 20万円〜
アンドビジョン合格後サポート「ライト」 14.4万円〜
航空券 15万円
留学保険 25万円
入学金等 1.2〜7.2万円
受験料 1.8万円
ビザ申請代・SEVIS費 6.1万円

※為替レートによって費用は変わります。また、飛行機代は時期や航空会社によって異なります。学費・入学金などは学校によって異なります。

アメリカの私立学校には有名教授を揃えているところが多く、その分、学費も高くなっているんだ。

オーストリア
公立音楽大学・私立音楽院●初年度見積り例
Total 初年度留学費用:約287万円(公立)~約346万円(私立)
学費 11万円~70万円
宿泊費 102万円(8.5万円/月)
生活費
生活費の内訳

食費
光熱費
交通費
通信費
90万円(7.5万円/月)
4万円/月
1.5万円/月
1万円/月
1万円/月
アンドビジョン合格前サポート「ライト」 20万円〜
アンドビジョン合格後サポート「ライト」 19.1万円〜
航空券 18万円
留学保険 25万円
入学金等 0万円
受験料 0円
滞在許可申請費 2.3万円

※為替レートによって費用は変わります。また、飛行機代は時期や航空会社によって異なります。学費・入学金などは学校によって異なります。
※滞在許可申請に必要な翻訳代は、別途費用がかかります。

ヨーロッパの国公立校の多くは、昔から国の補助によって授業料が無料。近年では多くの学校が学費をとる学校も出て来たけど、それでも金額はとても安い。

日本
公立・私立大学●初年度見積もり例
Total 初年度費用:約325万円(公立)~約475万円(私立)
学費・入学金等 100万円~250万円
宿泊費 120万円(10万円/月)
生活費
生活費の内訳

食費
光熱費
交通費
通信費
102万円(8.5万円/月)
5万円/月
1.5万円/月
1万円/月
1万円/月
受験料 2.5万円

※学費・入学金などは学校によって異なります。
※国民健康保険、国民年金、住民税は、別途費用がかかります。

日本の学校に行くのと、海外の学校に行くのとでは、あまり変わらない場合も多いね。

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≪バークリー体験談掲載!≫音楽留学メールマガジン【音楽留学Q&A特集 最終回♪】

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