フランス第二の文化都市・リヨン。ソーヌ川に沿って広がる旧市街は、中世の雰囲気をそのままに残す歴史的建造物が立ち並ぶ、世界遺産の街です。そんな美しいリヨンの中心部で行われる「リヨン春期音楽講習会」の特徴は、何と言ってもその開催会場。18世紀からリヨンにあるメイン会場を中心に、織物博物館、印刷博物館の3つのミュージアムで行われます。「音楽を、ふだん学んだり演奏したりしている場所から外に出そう！」というユニークなアイディアで開かれる、この公開マスタークラス。若く有能な音楽学生やソリストを集め、最高レベルのクオリティで行われます。春期講習会は、著名講師を招き、本年度は、ヴァイオリン、フルートのクラスを提供。公開スタイルで行われますので、ミュージアムの来館者が演奏会の観客となります。博物館の来館者にとっては、あなたの演奏が、嬉しい音楽のサプライズとなるでしょう。ムジカルタ音楽アカデミーは、96年から、アルザス地方を会場に20日間の大規模な夏期講習会を開催しています。その質の高さが人気を呼び、参加者からの強い要望により、リヨンの街でこの春期講習会が生まれました。全7日間のマスタークラス期間中、レッスン後には美しい街並みを散策したり、美食の街リヨンの美味しいお料理や文化芸術を堪能したりできるのも、この講習会の魅力です。春期講習は、夏期に比べ、航空券が安く手に入ります。短期講習に何度も行きたい方や、フランスの下見留学をしたい方にオススメ。また、ヨーロッパの音大の受験シーズン直前の時期ですので、総仕上げとしてももってこいのマスタークラスです。