ドイツ北部のハンブルクは、ベルリンに次ぐ第二の経済都市。ドイツ最大の港町で14世紀からハンザ同盟の元で発展を遂げてきました。この町にあるハンブルク音楽大学キャンパスで、「ヨーロッパ春期ピアノ講習会＆コンクール」は開催されます。35歳以下を対象に行われるコンクールの後に、6日間の講習会（マスタークラス）が行われます。一流指導者からレッスンを受け、国際的に著名な審査員に演奏を評価してもらうという挑戦の機会は、プロ演奏家をめざす若きピアニストにとって、キャリア形成の大きなインパクトとなることでしょう。講習会では、一流の指導者による45分間の個人レッスンを5回受講することが出来ます。最終的には教授の許可が必要ですが参加者は、レッスン後に開催される演奏会に出演することができます。講習会のゴールとして、この舞台に上がることを目指してみてはいかがでしょう。そして、腕試しとして最も最高の舞台は、マスタークラスの直前に4日間に渡って開催される国際ピアノコンクール。35歳以下を対象に、国際的に有名な審査員による審査が行われます。賞金も最大10,000ユーロ（1位）、合計17,000ユーロとなっています。コンクール上位5名は、2021年に開催されるマルタでのコンクールに無料で参加可能となります。もちろん講習会だけの参加も可能です。春のドイツで、ソロピアニストへの階段をひとつ上ってみてください。