ポルトガルの首都リスボンから約80kmほど離れた町オビドスは、中世の面影をそのまま残したおとぎの国のような風景で有名な観光名所です。ここで今年の夏も、世界有数の講師陣が、プロレベルを自負する音大生・音大卒業生や現役の若手プロ、そしてやる気にあふれた中・高生を対象にして、ピアノ・マスタークラスを開催。リーズ国際ピアノ・コンクールやアルトゥール・ルービンシュタイン国際コンクールの審査員を務めるボリス・ベルマン、ショパン国際ピアノコンクールやリーズ国際ピアノコンクールで入賞したベオグラード生まれでアメリカ育ちのユージン・インジック、ポルトガルのピアノ曲の専門家として知られたマヌエラ・ゴウヴェイア、バルセロナで生まれ、ショパン国際ピアノコンクールなど著名コンクールの審査員も歴任したジュゼップ･コロムなど。こうした名ピアニストや名指導者たちが、世界トップレベルのピアノを教えてくれます。レッスンはマスタークラス（公開講座）形式の個人レッスンで、様々な先生に期間中に4回程度受けることができます。また、習いたい先生の希望を出すことができ、場合によっては4回それぞれのレッスンを違う先生から受けることもできます。定員は40名までの限定、基本的には先着順の受付です。（ただし、受講希望者が多い場合、先生が簡単なオーディションを行なうことがありますので、必ずしも希望の先生につけるわけではありません。）練習は、一日最低２時間可能です。また、レッスン以外にも先生方のコンサートも楽しみの一つです。