オストフリースラント夏期国際マスタークラス
北海のリゾート地ドイツ・オストフリースラントで、ヴァイオリン、ピアノ、チェロ、室内楽を学ぶ。
海洋療養施設や歴史的建造物の残るドイツ北側の地で、著名教授からレッスンを受講し、かつ、ドイツ音楽学の第一人者のレクチャーを受けよう。
今年第27回を迎えるオストフリースラント夏期国際マスタークラス。この講習会は、この地域で毎年行われている音楽祭の一部として開講されます。毎年オランダやオストフリースラント内の異なる場所で行われ、本年度はアオリッヒで開催されます。講習会期間は、7月25日から8月9日。音楽祭自体は、7月22 日から8月14日の期間中で、複数のコンサートが行われています。開講している科目は、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、室内楽。ヴァイオリンは、台北の文化大学や日本の武蔵野音楽大学及びドイツの音楽学校で教鞭をとり、現在は、プライナー音楽院教授のヴォルフラム・ケーニッヒ教授が指導します。ピアノ及び室内楽コース、ウィーン国立音楽大学教授で室内楽協会のピアニストを務めるペーター・バルカバ教授が指導を行います。チェロは、著書もあり、実践面だけでなく理論的哲学的な面から演奏指導を行うゲルハルト・マンテル教授が担当します。室内楽は、キール歌劇場管弦楽団のヴィオラ奏者ウェンボ・シュが担当します。連日午前中に開催予定のレクチャーは、「音楽と感情」と題して行われます。レクチャーを担当するのは演奏解釈史にも造詣の深い、中世から20世紀音楽までを研究対象とするドイツ音楽学の大御所エルマー・ブッデ博士。音楽祭では、美しい歴史的教会等で連日コンサートもあるり、じっくり音楽と向き合って演奏に磨きをかけるのに最適な講習会です。
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