アーディングリーピアノマスタークラス
スタインウェイアーティスト、アドルフォ・バラビーノの特別ピアノコース。
イギリス・ロンドンの中心部から1時間、自然の美しいサセックス州に100ヘクタール以上の敷地を持つアーディングリー・カレッジを会場にして開かれる講習会です。指導してくれるのは、「ニュアンスに溢れた」「ベルベットのタッチを持つ」と評される国際的なコンサートピアニスト、アドルフォ・バラビーノ。ショパンコンクールで審査委員長を務めたアンジェイ・ヤシンスキや、世界一流のショパン弾きであるニキタ・マガロフに学んだアドルフォ・バラビーノは、優れたショパン演奏家としても定評があり、すでにショパンのノクターン全集をクラウディオ・レコードからリリース。現在も引き続き、同レーベルでショパン全作品の録音に取り組んでいます。また、彼はスタインウェイピアノを代表するスタインウェイ・アーティストでもあります。この講習会では、アドルフォ・バラビーノからマスタークラス(公開講座)形式の個人レッスンを受けられるほか、彼のリサイタルを聴いたり、レクチャーを受けたり、ディスカッションに参加したりすることができます。レッスンに持って行く曲はショパンに限らず自由。そして、個人レッスンで使うピアノは、なんとスタインウェイのフルコンサート・Dモデル。練習には、練習室に備えられたグランドピアノを使用できます。講習会の終わりには、アーディングリー・カレッジのチャペル、または、ロンドンのスタインウェイ・ホールで開かれるファイナル・コンサートに、選抜された受講生が出演できます。ショパンコンクールへの挑戦者たちも受けに来るというアドルフォ・バラビーノの講習会を、1度経験してみませんか。オーディションは特にありません。講習前後にはロンドンで観光も可能なのもうれしい点です。
匿名
アーディングリーピアノマスタークラス
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2014/12/27
バラビーノ先生のマスタークラスをインターネットで知り、何もわからないまま申し込みました。
その時私は、人の心に直接訴えかける演奏だけが持つ底知れない力のようなものを感じながらも、一体それが何なのか、どうしたらそのような演奏に近づけるのかわからず、行き詰まりを感じていました。 少し弾いてみて、と言われ弾いた一曲について先生は、「この曲は大きな波だ。」とおっしゃいました。そして、今までの数多くの経験、またなかなか知ることのできないショパンなどの作曲家の本当の意図をもとに、実際どのようにして、ピアノを自分の口から出てくる声のように歌わせ、美しい音を響かせるのかを教えてくださいました。また、より自然なフレージングやピアノへのアプローチの仕方を教えていただき、テクニックで頭がいっぱいになるのではなく、難易度の高い曲でも、「音楽的に」弾くことができるようになりました。これにより、今自分の進むべき方向性がはっきりし、一気に前進できたと感じています |