メンデルスゾーンの恩師であり、当時の作曲家・名ピアニストであるイグナーツ・モシェレスから続く、ピアノの伝統を再評価しようという、たいへん貴重な試みを含んでいます。世界中の若いピアノ学生にとっては、待ちに待ったマスタークラスと言えるでしょう。なぜなら、巨匠中の巨匠、新進の人気教授といった、世界トップクラスの憧れの4名が、あなたの為にレッスンを行うのです。さらに、パブリックコンサートでレッスンの成果を披露する機会がありますので、他の先生にも聴いてもらえるチャンスが毎晩続きます。気になるその講師陣ですが、パーヴェル・ギリロフ（モーツァルテウム音楽大学教授）、ジャック・ルヴィエ（モーツァルテウム音楽大学＆ベルリン芸術大学教授）、マッティ・ラエカッリオ（ジュリアード音楽院教授）、アリエ・ヴァルディ（ハノーファー音楽大学教授）が担当します。彼ら4名は誰もが認める音楽家で教育者ですので、今後オーディションやコンクールなどで提出する履歴書に書けば、話題の種になることでしょう。1843年、フェリックス・メンデルスゾーンが、ドイツ初の音楽教育機関として設立したライプツィヒ音楽大学の前身となる音楽院で、その後、教育機関として発展を重ね、今回の講習場所である現在のライプツィヒ音楽大学となりました。その発展を大きく支えたのが、たゆみなく音楽と文化を振興し続ける、ライプツィヒの地域特性です。ここは、グリーグ、レーガー、ヤナーチェク、アルベニスなど、多くの大音楽家達がかつて教えた場所です。市内には、ゲヴァントハウス管弦楽団、聖トーマス教会の少年合唱団、オペラハウスや劇場など、世界でも高名な音楽団体があります。