南スイスの山間部にある小さな町レンクに、ヨーロッパで最高峰といえる著名音大の教授たちが集まって開催するのが、このレンク国際夏期アカデミーです。講座科目はピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、声楽。各楽器や声楽の講座はマスタークラス形式（公開講座形式の個人レッスン）で行なわれ、先生により異なりますが、約2週間の期間中に一般的に5回程度のレッスンを受けられる見込みです。指導にあたる教授陣は、ヨーロッパの一流音大で教えている世界的にも著名教授ばかり。例えば、ピアニストとして世界の著名オケと共演を続けるスイス・バーゼル音楽大学とミュンヘン音楽大学のアドリアン・エティカー教授。カール・フレッシュ国際ヴァイオリン・コンクールの優勝者であり、シャーンドル・ヴェーグのアシスタントを務めたこともあるスイス・バーゼル音大のアデリーナ・オプレアン教授。18歳でコペンハーゲン・フィルの首席チェロ奏者に就任し、その後、巨匠ロストロポーヴィチやヨーヨー・マの下で腕を磨いたリューベック音楽大学のトレルス・スヴァーネ教授。オペラ歌手としてウィーンフィルやベルリンフィルなどとも共演したチューリッヒ芸術大学ジェーン・ターナー=メンゲドート教授。他にも、スイスのバーゼル音楽大学、ドイツのシュトゥットガルト音楽大学などで教鞭をとる名教授たちが皆さんの指導にあたります。また、レッスンだけでなく、受講生が出演するミニ・コンサートの機会もたくさんあります。受講においては先生方をご存じない場合は、事前のCDによるオーディションとなります。講習前後には、スイス・チューリッヒや近隣のヨーロッパ観光も可能です。