アメリカ・バークリー音楽大学が、近年創設した講習会です。コンクールやバンドのパートオーディション、奨学金など、様々なオーディションに勝ち残るためのノウハウを、世界の有名校バークリー音楽大学の教授たちが伝授します。コンクール審査員や音楽プロデューサー、ディレクターといった、審査する側の人たちが重視するポイントをきっちりおさえた上でつくられたコース内容なので、実力がありながらチャンスをつかみ損ねているという方々には、またとない飛躍のきっかけとなるでしょう。ステージ上での存在感をアップするためのステージパフォーマンス・ワークショップや、自分を最もよくアピールする曲、衣装、メークなどの選び方を学ぶクラス、効果的なデモテープの作り方講座、オーディション準備や本番での心得を習得するクラス、バンドメンバーの中に上手く溶け込むノウハウを身につけるクラスなどが、３日間の中にぎっしり詰まったスケジュールです。また、教授陣は開催するまで分かりませんが、名だたるバークリー音大の教授陣やゲスト講師で構成されています。過去には、数々の全米ヒットを飛ばすリビングストン・テイラーといった、バークリー音楽大学の顔といえる有名教授たちが講師陣に名を連ねたこともあります。参加資格は、年齢15歳以上で、最低６ヵ月以上の楽器演奏（または歌の）経験があること。技術レベルは問わず、オーディションもありません。ただし、レベルに応じたクラス分けがあり、講義はそのクラスごとに行なわれます。宿泊先は、原則としてアメリカを体験できるホームステイがお勧めです。講習会前後のボストンの自由時間を堪能できますので観光にも最適です。