M.Oさん/フルート/ニース夏期国際音楽アカデミー/フランス・ニース

 

M.Oさんプロフィール

中学で吹奏楽部に入り、フルートを始める。
現在大学生。音楽療法の勉強もおこなっている。

 

-まずは簡単に音楽に関係する自己紹介をお願いします。どのくらいから音楽を始められましたか。
 
M.O フルートは中学校で吹奏楽部に入り、そこで始めました。ピアノは保育園のころからやっていました。でもフルートは高校で辞めて、大学に入ってから音楽教育学部の音楽療法専修に最初に行ったんですが、そこでピアノと、もう一つ必ず楽器をやらないといけなくて、しょうがなくもう一度始めました。
 
-しょうがなくだったのですね(笑)
 
M.O はい。(笑)でも大学の途中から療法士ではなくて、フルートでやっていきたいと思い、フルート中心で勉強をしています。
 
-今回は、今後フルートを続けていくに当たっていい先生を見つけたいとか、いろいろな先生を見たいということで講習会にご参加を決められたのでしょうか?
 
M.O はい。今回受けた先生のいらっしゃる大学を来年受験しようと思っていて、それを兼ねてです。下見というか、ごあいさつのような感じです。
 
-今までにほかの講習会とかには参加されたことはありますか。
 
M.O いえ、ないです。
 
-ニース街の印象はどんな感じでしたか。
 
M.O 意外と汚いという印象です。ゴミが多いです(笑)。
今、フランス語のレッスンのためにフランス人の先生についていて、その先生に、日本とフランスの違うは何ですかと聞いたときに、フランスのほうが汚いと言われたのですが、確かにフランスのほうがゴミはよく転がっているのだなあと実感しました。
 
-講習会ですが・・・今回ついた先生には、何人ぐらいの生徒さんが講習会でいらっしゃいましたか。
 
M.O 私のクラスが一番多くて、33人ですね。
 
-それは多いですね。
 

M.O 多いですよね。
 
-ほかの先生はもうちょっと少な目でしたでしょうか。
 
M.O もう一人いたフルートの先生は12人でした。
 
-ベルナルド先生は倍以上ですね!
 
M.O だから、ベルナルド先生はアシスタントの先生を二人連れて来られていて、アシスタントの先生も1回ずつ2回、見てもらって、ベルナルド先生のレッスンが2回で計4回というふうに決まっていました。
 
-アシスタントの先生たちはどうでしたか。
 
M.O とても優しい方でした。
 
-アシスタントの先生たちも満足がいくレッスンを受けられたという感じでしょうか。
 
M.O はい。それぞれやっぱり違うので。いろいろな先生を体験できて、それはそれで良い経験でした。
 
-アシスタントの先生も同じ学校で教えていらっしゃる先生でしたか。
 
M.O いえ、そうではないはずですけれど…僕の友達と言われていましたが、30代前半ぐらいだったと思うのでかなり若いです。
 
-なるほど。生徒さんは33人もいると生徒さんもいろんなところから来ていましたか。
 
M.O そうですね。台湾人が結構多かった感じです。
 
-日本人はいましたか。
 
M.O 日本から来ているのは、私ともう一人男の子がいてパリの学校に通われていて来ている方が一人。もう2人の先生の方も何人か日本人はいました。
 
-この講習会は、現地での変更が多いとよく聞きますが、スケジュールはきちんと組まれていましたか。着いてから先生と相談してからという感じでしたでしょうか。
 
M.O 着いてから個人ではなくて、33人とアシスタントの先生とベルナルド先生とみんなが集まって、先生の作ったリストがあり、そのリストの順番に進めていくからと言われました。申し込みの順番なのか何なのか分からないですけれど。ローテションという感じでした。
 
-お互いのレッスンを聴いたりしましたか。
 
M.O そうですね。自由なので行く人もいれば行かない人もいるという感じでした。ただ、ベルナルド先生はすごく真面目なのか朝の9時に僕の講義をするからと言われまして、毎朝9時にお話しがありました。でもそれも強制じゃないので、日本じゃ考えられないですが、遅刻を平気でしてきたり、全く来なかったりする人がいました。
「体の使い方とは」などがテーマだったですね。
 
-みんなに共通して教えられるようなことを先にされたのですね。
 
M.O そうですね。毎日30分しっかりありました。他の先生はこういう講義は無いようでしたし、時間にもアバウトだったみたいです。
 
-生徒さんが多くいらっしゃったから、みんなとコミュニケーション取りたいと先生も思っていらっしゃったのかもしれないですね。
 
M.O そうですね。きちんと決めないと1日のレッスンをこなせなくなってしまうからかもしれません。大体7時過ぎくらいまでレッスンされていました。
 
-みっちりですね。
 
M.O すごくみっちりで、最後の最後の日曜日の朝もやっていましたね。
 
-先生は真面目な方とおっしゃっていましたが、ほかに印象がありますか。音楽で言うと、どんな系統というか、曲想を大事にする人か、テクニックを重視して見る人という印象はありましたか。
 
M.Oよくタンギングのことをおっしゃっていました。講義でもタンギングについて話した日もありましたが、そのタンギングも、ただはっきりさせるというよりは音楽の中でタンギングをやっているという、結構起草的なことも言われましたね。ざっくり曲について話をするわけではなくて、足りてないと思えば曲を見ている間でも基礎のことをさせたり、エチュードを持ってこさせたり、基礎を重要に大切にしている感じがしましたね。
ご自分でもすごくよく吹かれるし、ものすごいエネルギッシュで、手で指揮をして表してみたり、自分で吹いて教えてみたり、お話しも大好きみたいですけど、すごく熱心でした。
 
-今回レッスンで教わったことで、すごく印象に残っているがたくさんあると思いますが、特に印象に残ったことは何かありますでしょうか。
 
M.O 、一番印象的なのは、フルートの音で次の音に移るとき、例えばドからレに移るときレの指をしてドからレに移るのではなくて、結局は息で次の音に移るのだよと言われたのが印象的でしたね。指を動かして、音を変えるのではなくて息で。
 
-息を変えるということですか?
 

M.O 息で持って行くという感じです。息を止めずにずっと出しておくのだよという感じです。あとは、毎日フルボリュームで練習しなさいということも。信じられないくらい先生の音が大きくて、毎日しなさいと言われたスケールがありますが、それでも毎日本当に一番大きな音で全部練習をしていきなさい、そしたら、自ずと小さい音も出て来るということでした。まずは、全部大きい音で毎日吹けと言われたので、実行したいと思います!そしてフルボリュームというのが、私が想像するフルボリュームをかなり超えていて、そんなに出すの?みたいな感じでしたね。1回吹いたらバテバテじゃないのという感じです。
 
-それで体を鍛えていく、ということでしょうか?
 
M.O そうだと思いますね。それでどんどんどんどん自分の音が広がるということだと思います。そして体もしっかりつくられていくというか。
 
-基礎的なことをとても大事にされる先生ですね。
 
M.O そうですね。講義のことも基礎的なことばかり言っていたので、基礎を大切にされる先生だと思います。レッスンは生徒を乗らせるのが上手というか、ジョークも大好きな先生でしたね。
 
-全体的に明るいレッスンですね。
 
M.O ものすごく明るいです。だから講義のときも、毎日これだけのスケールをやってくれ、こういうタンギングの練習をしてくれという話があって、「僕はいつも冗談ばかり言ってるけど、これは本気で真面目に言っているからね」「これは本当にやってほしい」みたいなことを言っていましたね。あと、「すべて音楽だよ」ということも何度も言われていました。タンギングもブレスもスケールもすべて音楽だと。
 
-レッスンはフランス語でされますか。
 
M.O 朝の講義は英語でしていました。本当に分からないときは、英語が分かる子にちょっとだけ英語を聞いたりしていました。生徒のレッスンでも最初に「君は英語かフランス語どっちがいい」と聞いていました。英語かフランス語かのどちらかでした。
 
-今回、通訳つきのコースにご参加でしたが、フランス語から日本語ですよね。
 
M.O 私のレッスンは、気付けば英語になっていました。英語のほうが分かると思ったのかもしれません。
 
-通訳で分かりにくいことはなかったですか。
 
M.O 全然ないです。レッスン中は、私が分かっていると思ったら余計なことは言わなかったです。先生も、私が言葉の分からないのが分かっていらっしゃるので、私のときが一番吹いてくださったかもしれないですね。
 
-お手本で示してくれてみたいなことですね。
 
M.O そうですね。こうやるのだよ、みたいな。
 
-レッスン以外のときは練習されたりしていたと思うのですが、学校の空き教室とかで練習をされていましたか。
 
M.O はい。1つの練習室を3人ぐらいで使うようになっていました。部屋の入口に、日にちと時間が書いてあって、そこに自分で好きなときに名前を書いて、早い者勝ちで一週間分を書き込みます。毎日一人3時間、練習ができて、私が行くときは、もうあとの二人が全部書いていたので、私は自ずと残った時間を取ってみたいな感じでした。慣れてくると、みんな自分の部屋じゃない空き教室を使っていましたね。誰か生徒が使うはずだけど、表を見ても名前が今の時間は入っていないなみたいな空いている部屋です。部屋によっては、練習しない部屋とかよく練習する部屋とか人によって差があったようで、私の部屋は、ほかの二人が真面目にやる子だったのでぎゅうぎゅうでしたけど、日本人の子にそれを言ったら、私の部屋なんてがらがらだからいつでも来てと言われたりして、借りたりしていました。
 
-それは同じ楽器の中で3人でという感じですか。
 
M.O いえ、違う楽器でしたね。
 
-では、ピアノがお部屋にあったりしましたか。
 
M.O 部屋によって違うみたいですけど、ピアノがある部屋と私の部屋は電子ピアノがある部屋でした。寮でも午前中2時間、10時から12時と夕方の4時から6時は寮で練習ができました。
 
-現地の気候はどうでしたか?
 
M.O 夜の9時ぐらいまでずっと明るいので、夜は涼しいですが、朝9時に学校へ行く8時半に出たときはもう暑かったですね。全体的に暑かったです!みんなサンダルや原色の服を着たりしていました。
 
-レッスンの合間には海に行ったりする人もいましたか。
 
M.O そうですね。よく行っていたみたいですね。あとはアイスクリームを買いに行っていたり。
 
-街中はバスに乗ったりしてすぐに行けましたか。
 

M.O はい、すぐ行けました。ただ、バスの時間が正確じゃないので、適当に待つという感じですけど。
 
-バスとかトラムは一日目の移動は問題なく行けましたか。
 
 M.O 空港からのタクシーに乗るときに日本人の声楽の方と一緒で、ホテルも一緒だったので、二人で次の日一緒に行こうとなっていろいろ聞きながら迷いながら、学校に向かいました。無事に行けましたよ。
 
-良かったです。トラムは乗るときにチケットを買うこととかは分かりにくくなかったですか。
 
M.O 最初ちょっと早くに出て、出発する前に散歩していたんですけど、それで「これに乗るんじゃない?」となって、少し見て事前に勉強しておきました(笑)。トラムは新しくてきれいでしたし、利用客もとても多くてびっくりしました。
アナウンスなどはないのでしっかり降りる場所を確認しておかないと行けなかったです。
学校と寮の往復は徒歩でした。
 
-ニースの治安はどうでしたか?学校と寮の往復とかで特に怖いこととかはなかったですか。
 
M.O 学校と寮のところは、ちょうど犬の散歩コースみたいな感じみたいで、私は毎朝6時半ぐらいから一人で散歩していました。そのときは、みんな放して散歩するようで、犬と遭遇するという感じでした。寮から学校までの道は山道というか、ひっそりとした大きな道じゃなくて、ほとんど車も通らないような道だったので問題なかったです。
 
-コンサートの日の帰りは遅くなりませんでしたか。
 
M.O 1回目がベルノルド先生とフォルミザーノ先生のコンサートでしたが、夜の9時から0時までありました。そこに15歳のバイオリンの子たちがいたみたいで、その子たちは絶対に一人にさせちゃいけないということで必ず通訳の方が毎回いらっしゃいました。なので、偶然ですが、その方にみんな連れていってもらって帰るということをしていました。
住宅街を通っていたので、そんなに危ないことはないと思いますが、1人だと怖いかなという気はしました。
 
-寮と学校で出たと思いますが、食事はどうでしたでしょうか。
 
M.O 食事はあまりおいしくなかったです・・・町に出て食事をとっている人もいました。
 
-それはちょっと残念でしたね。
 
M.O そうですね。慣れてきたらみんな外に買物ついでにご飯を食べに行ったり、観光ついでにご飯を食べたりという感じで、私は面倒くさくて、別にどっちでもいいという感じで、スーパーで買ったものを学校に持って行ったりしていましたね。おなかが減ったときにとか。
 
-お買いものは不便なくできましたか。
 

M.O 学校での通訳の方がみんなに同じスーパーを教えていましたが、結局、私はそこに行かずに、私は自分で違うスーパーを見つけてそちらへ行っていました。
 
-それもそのエリアにあるスーパーですか。
 
M.O トラムのすごい近くにありました。そこが朝の7時から開いていて、お散歩ついでにお水を買ったり、パンを買ったりしてというふうにしていました。
 
-お忙しいようでしたが、町を散策する時間もすこしはあってよかったですね。
 
M.O そうですね。私は真面目に学校に行ったほうだと思うんですけど、本当によく遊んでいる子はいつも遊んでいましたね。自分のレッスンだけ行けば別に何していても自由なので、私はいつも教室で聴講してたほうなんですけど…。聴講しない子は本当に聴講に来なかったですね。
 
-聴講もいろいろ勉強になりますよね。
 
M.O 言葉が分からないにしても、やはり先生がよく吹いてくださる先生なので、すごく私は楽しかったし、私は先生に顔を覚えてほしいと思っていたので、絶対真面目にやってやるとなって、毎日やっていました。最終日のコンサートにも選んでいただけたのでよかったです!
 
-すごいですね!最後には演奏会に何人ぐらい出られましたか。
 
M.O 私のクラスは4人です。
 
-33人中4人とは、相当な競争率ですね。そのほか、何か気になったことなどはありましたか?
 
M.O そうですね・・どこの楽器を見ても、通訳を付けているのは日本人だけでした。最初のオリエンテーションで通訳を連れていったときに、先生もいい感じがしないみたいで、ほかの生徒も「ああ、この子話せないんだ」というふうに私のことを見るわけじゃないですか。そしたら先生は、最初のころは全然目を合わせてくださらなくて、私に目を見て話しても私は分からないというふうにも思われたようでした。最初のレッスンが私は3日目にあったんですが、そこまでは誰とも目を合わせてもらえないという感じでしたね。私は結構そのときはしんどかったです。聴講に行っても、私のことは全然見てくれなくて、私は言っても分からないからみたいな。でも、最初のレッスンを受けて真面目にやっているというのを分かっていただけたみたいで、そこからはよく目を合わせてくださるようにもなりました。やっぱりしゃべれないのは日本人ぐらいですね。
 
-通訳を付けないで受けられるのだったら、付けないで受けられたほうがいいですか。
 
M.O 絶対いいと思います。先生の心境も違うと思いますし、周りの目も違いますね。私のレッスンを聴講してくれた子は、私に後で「良かったよ」と声を掛けてくれたりしたけれど、そうじゃない子とはなかなか話すことができなかったですね。
 
-33人もいれば覚えるのも大変ですね!
 
M.O そうですね。最後まで名前も全然覚えられなかったです。
 
-クラスメートと仲良くやっていくためにも言葉はやっていったほうがいいかなということですね。
 
M.O 絶対いいですね。特に真面目に学校に通えば通うほどそれを感じるというか、私はみんなとやりたいことが違うからと思って一人で行動していましたが、日本人でも観光もする気満々で来ている子たちは、日本人の中で遊ぶわけですよね。そしたら、自分のレッスンには通訳の方が付いているし、別に聴講へ行かずに遊びに行くという形だとすごく楽しいみたいでした。でも私は全部断って、私は聴講に行っていたので、大体いつも1人でした。ご飯も約束せずに行って、行った先に誰かいれば食べるという感じだったので、誰もいなければ一人みたいな感じでやっていると、なかなか他の国のひとたちと話せませんでした。一人行動が苦手な人には絶対、無理な感じです。やらないと思うんですけどね。
 
-今回、結構みっちりといろいろと精神的にもそうやって一生懸命されていたとなると、疲れたのではないですか。
 

M.O そうですね。私は最初のレッスンがあるまでは、ものすごくしんどかったですね。最初のオリエンテーションの日から、間に合わないからといってレッスンが始まったんですけど、その日に、もう一人の日本人の男の子が、最終日の演奏会に出る子は決まっているらしいという話を私にしてきたんですよ。申し込み用紙みたいな用紙があって、何人出るかは誰も知らなかったのですが、ピアノの上にある申し込み用紙に、一人の男の子の名前が書いてあったというから、「じゃあもう決まっているんだ」と思って「決まっているし、目も合わせてもらえないし、ああ、何やっているんだろう」みたいに感じました。
 
-でもそれはデマだったということですよね。
 
M.O いや、多分、その子は本当に決まっていたんだと思います。なぜかは知らないですけれど。
 
-すごく上手い子ということですか。
 
M.O 多分、すごく上手いか、先生の弟子か、弟子になるか、なることが決まっているかみたいな感じですけど、とにかく一人男の子は決まっていたみたいで、実際に、男の子はほかに二人出ていたので、その一人の子かなと。私は最初のレッスンの最後に、「出てみる?」というように言ってもらえました。
 
-最初のレッスンのときに言ってもらえるのですね。
 
M.O そうです。だから、出る子は2、3日で決まるらしくて、私はそのときそう言われたけど、私の後にまだ先生のレッスンを受けてない子が10人ぐらいいたんですよ。それで、「一応その子たちも聞いて決めるけど、多分、君だよ」というように言われて、次の日に申し込み用紙をぱっと渡されて、「次までに書いて」と言われて、そこに私の曲名が書いてあったので、「私だ!」と。それが木曜日で、コンサートには土曜日に出ました。
 
-一週間ですものね。ペースが速いですね!
 
M.O そうですよね。水曜日の子もいて、金曜日と土曜日とで分かれていたのですが、私はその申し込み用紙に土曜日と書いてありました。本当に頑張ってよかったと思いました!
 
-あとは逆に困ったこととかはありましたか。
 
M.O 衝撃的でしたが、初日のホテル、私の部屋が雨漏りしていたんですよ。
 
 ニースはその日たまたま雨だったんですよ。本当にその日しかなかったですが、私は「どうしようかな、こんなもんなのかな」と思って迷ったんですが、一応「私の部屋が雨漏りしています」と言いきったら、オーナーさんはすごいびっくりされていて…。でも、たまたまその日はホテルが満室だったようで、近くのホテルに連れて行かれました。
 
-そうでしたか。
 
M.O でも、本当にすぐ近くで、よく分からないです。同じ系列なのか、全然分からないですけど、同じ仕組みで、そこで一晩、寝ましたが、朝ご飯は元のホテルで食べました。最初は衝撃的すぎてびっくりしましたが、そこからはフランスってこうなんだみたいな…。日本はやはり親切な国だし、日本っていい国だなと何度も思い知らされました。ホテルのレベルは高いとかいろいろ思いながら、いろいろあったおかげでその一週間を強く乗り切れた感じです。でも、また最後にそのホテルに泊まったときは、違う部屋だったのですが、その部屋はすごくきれいで何の問題もなかったです。
 
-すごく普通のホテルだったとは思いますが、雨漏り以外にほかは普通でしたか。
 
M.O はい。むしろ受付におじさんとお兄さんが交替でいましたが、二人ともすごく親切な方で、言葉が分からなくても親切にしてくださいました。
 
M.O あとは、みんながどうしていたのかは知らないのですが、みんな曲をベルノルド先生に持っていくつもりで用意していたと思うんですよ。でも実際、もう二人の先生がいらっしゃるとなったときに、何から持っていこうかなと、どれを持っていこうかなと。私はベルノルド先生と同じ曲を持っていきたくなかったので、4曲持っていっていたので、4回のレッスンで分けました。ほかの人はどうしてたのかなと思っています。
 
-そのアシスタントの先生がいつになるかということは、一応最初に言われて分かるようにはなっていましたか。
 
M.O 一日目、その日すぐに私がアシスタントのレッスンからでした。それだけはすぐ分かりましたが、その次からは勝手に通訳の方と一緒に計算して、今日一日で10人やったから、多分、次はこう回って、こう回って、こう回ってと計算して、前日に先生に私のレッスンいつですかというのを通訳の方が聞いてくださって、前日には何時かは分かったのですが、大体、急きょという感じですね。
 
-そういうのもきちんと自分から確認しないと分からないですね。
 
M.O そうですね。
 
-今回、このニースの講習会に参加していろいろ音楽のこともですが、そのほかのことでも強くなったという実感はありますか。
 

M.O そうですね。こんなに言葉が通じないのがストレスだとは思わなかったので、海外に出てみないと話に聞くだけでは分からないことはたくさんです。日本とは全然違う文化だな、街を歩いていても全然、違う国だなという感じはしましたね。あと物乞いがよくありました。
 
M.O 最後にクラス合同でお食事会をするとなりまして、自由参加でしたが、それもうわーっとざっくり集まって、迷子になった子もいましたが、ざーっと集まったらテーブルごとに注文して、テーブルごとに乾杯してテーブルごとにお会計して、自由に解散するという。日本みたいに、先生の言葉があって…とかは全然なくて、いきなり「先生の始まっている」みたいな。「あれ、いつの間にかどんどん減っている」みたいな。「え?あの人たちお会計してないのに帰った」みたいなそういった感じでしたね。
先生はテーブル回ってくださったり、私も先生ところにあいさつに行ったりとかはしましたが、全員で何かするという感覚はないです。
 
-個人主義という感じですね。
 
M.O そうですね。でも、街が汚いと言いましたが、海はすごくきれいでした。沖縄なんて話にならないですよ。すごくきれいでした。どこの写真を撮ってもきれいというか、どこにカメラを向けてもすごく絵になる。下に向けなければ問題ないという感じですね。
 
-今日はいろいろとありがとうございました。お話がお伺いできて楽しかったです。ありがとうございました!
 
M.O ありがとうございました!
 

 

 

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