澤田湖都さん/ピアノ/青少年のためのシュリッツピアノ夏期講習会/ドイツ・シュリッツ
澤田湖都さんプロフィール
5歳からピアノを始め、現在中学2年生。
2007年、毎日全四国音楽コンクール本選入賞。
-まずは簡単な自己紹介をお願いできますか?
澤田 澤田湖都、13歳です。出身地は愛媛です。ピアノは幼稚園から始めて、今も先生についてレッスンしています。
-今まで講習会などに参加されたことはありましたか?
澤田 ないんです。
-では初めての講習会だったのですね。海外には行かれたことは?
澤田 旅行などで3回ほどありましたが、ドイツは初めてでした。
-このシュリッツの講習会は、湖都さんご自身で受講を決められたのですか?
澤田 両親がいくつか候補を選んでくれて、その中から決めました。
-この講習会を選ばれた理由はなんでしょう?
澤田 一番の理由は日時の関係なのですけど(笑)、先生がとても有名なので、ぜひみていただきたいと思いました。
-チャレンジ心ですね!今回の講習会は、何人くらいの参加者がいましたか?
澤田 生徒さんは25~6人でした。
-どの地域の人が多いなどありましたか?
澤田 日本人は私を含め2人だったのですが、もう一人は男の子でドイツに住んでいる方でした。日本からの参加者ということで言えば、中国国籍だけれど日本から参加されていた子がいました。ほとんどがヨーロッパの方で、スペインやロシアの方が多かったです。
-講習会のスケジュールはどんなかんじですか?
澤田 殆ど休みがありませんでした!レッスンは毎日で、講習会とか、ご飯やミーティング、英会話などぎっしりで…土日などは関係なく、基本的にはずっとシュリッツにいました。
-レッスンはプライベートレッスンですか?
澤田 グループに分けられていました。グループの中でレッスンが順番にまわってくるみたいなかんじで、レッスンを見ていただく時は一人ずつですが、他の人のレッスンも見ていました。
-かなりのハードスケジュールのようですね、練習時間はとれましたか?
澤田 レッスンのあと自由時間が多かったのでそのときとか、ご飯のあととか、合間をみつけて練習しました。
-練習室は結構ありましたか?取り合いにならなかった?
澤田 紙がはられていて2時間おきに区切られていて、予約をして部屋をおさえるシステムでした。練習室の数はいっぱいありました。
-語学のレッスンはどうでした?
澤田 最初にテストがあって、クラスにわけられました。あまりできなかったのですが…先生がやさしかったです。英会話は毎日朝ありました。
-実際にピアノのレッスンをつけてくれた3名の先生方はどうでした?特に印象に残った先生はいらっしゃいますか?
澤田 やさしくて、ニコニコしてて(笑)。グルツマン先生が一番印象的でした。日本ではあまり指導されない手首の使い方とか、いろいろな指導があって、楽しかったです。
-レッスンは英語ですか?
澤田 はい、英会話でした。難しくて分からないときもあったのですが、先生に師事している生徒さんに東京の方がいて、通訳してくれたので、助かりました。その方の通訳がなかったら、難しかったかなと思います。
-どんなことを教わりましたか
澤田 息づかいとか、難しかったです。
-遊びにいく時間もあった?
澤田 ルームメイトとゲームやお散歩などはできました。私と、ドイツ人とマレーシア人の3人部屋でしたので、けっこう仲良くなれました!皆で1日フルダにお城めぐりにも行きました、バスツアーで。
-シュリッツという場所の印象はどうでした?
澤田 綺麗なところです、空気も良いし。地元の人は皆優しくて、道など教えてくれました。
-講習の会場は?
澤田 お城みたいなところで、広かったんですよ!舞台とか、ヨーロッパっぽくて…
-他に印象に残ったところはありますか?
澤田 歩いて5分くらいの近くにドラッグストアがあって、お買い物によく行きました。お菓子の入っている量が多くて(笑)。便利でした。
-宿泊先は講習会場の近くですか?
澤田 生徒さんの寮のようなものがあってそこに泊まりました。30秒くらいで教室にいけるかんじです。
-お部屋のようすは?
澤田 おしゃれで、雰囲気が良い3人部屋でした。お部屋の中にキッチンやお風呂はなくて、トイレはあります。寮ってかんじです。消灯時間はなくて、夜も自由でした、楽しかったです。
-食べ物について ごはんはいかがでしたか?
澤田 パンとハムとチーズでした。野菜が全然なくて、魚がないし卵は一回もでなかったです。毎日メニューは違うけど、材料は同じみたいな(笑)。お菓子でなんとかしてました(笑)。
-お夕飯は外へいったりできるのですか?
澤田 最後の日はフェアウェルディナーがあって、皆で近くの小さなピザやさんに行きました。私たちの分の料金はツアーに含まれていました。お母さんも一緒に参加できるのですが、料金は別途で6-7ユーロくらいでした。すごくおいしかったです。
-コンサートがあったと聞きましたが、お食事とは別に?
澤田 コンサートは3回ありました。ご飯は食べてから行きました。
-出演はされましたか?
澤田 1回出ました。
-演目は?
澤田 ドビュッシーの「ピアノのために(Pour le piano)」より「Prelude」です。講習会が始まって1週間目くらいにありました。少し先生の指導を受けてから、コンサートに出るというかんじでした。緊張しました…でも間違えもなく弾けました!お客さんは外部の人もいて、地元の方など大勢いらっしゃいました。
-海外でのコミュニケーションでのコツなどはありますか?
澤田 自分から話しかけることかな…皆、積極的な人が多くて、積極性が大事だと思いました。身振り手振りで、がんばりました。
-身振り手振りは通じましたか(笑)?他には?
澤田 なんとか通じました!あとは、ゲームを持っていったら、一緒にやれるので、良いですよ。私は普通の携帯電話を持っていったのですが、皆アイフォンを持っていて、よくアイフォンでゲームをしました。
-留学中に困ったことはありましたか?
澤田 英語が難しくて、初日はどうしようと思いました。だんだん話せるようになってきて、最後には楽しかったのですが、語学は大事だと思います。
-講習会に参加して良かった点は?
澤田 わりと褒めてもらうことが多くて、すごく嬉しかったです。先生が、自分の家から楽譜を持ってきて下さったり、細かいところもよく見てくれたり、とても熱心でした。音質など、いろいろな細かな点を認めて褒めてくれました。
-今、帰国して1ヶ月くらいたちましたが、自分で変わったな・成長したなと思うところはありますか?
澤田 皆自分の意見を持っているので、考えなきゃいけないなって思いました。皆主張があるので。
-ピアノの面では?
澤田 けっこう練習時間が増えました。また講習会に参加したいです。場所は…違うところでもいいです(笑)。一度海の近くに行きたいです!
-日本と留学先で大きく違う点は何ですか?という質問がきています、どうでしょう?
澤田 皆すごくズバズバ言うし、考え方もきまっているし、大人っぽいです。15~6歳の人が多かったからというのもあります。一番年下の子は12歳でした。
-同じ世代の方や、今から留学する人へ何かアドバイスはありますか?
澤田 英会話はやっておいたほうがいいいです。それ以外は、練習していけば心配しなくても大丈夫です。私も英語は好きで、英会話はやっていたのですが、やっぱりしゃべる速度が速いし、語学の準備はあったほうが絶対いいです。あとは、一人でも行動できることかな。一人行動ができないと無理だと思います。皆、仲は良いけれど、一人で考えたり、自分から行動したりする場面が多いので。
-他に留学前にやっておいたほうがいいことはありますか?
澤田 毎日練習なので、曲は多めに持っていったほうがいいと思いました。私は4曲持っていって、なんとか足りたのですけれど、3日に1回くらい先生が代わるし、1日で1曲指導の先生もいらしたので、多めに準備したほうがいいと思いました。
-今後の目標は何でしょう?
澤田 音楽の方に進みたいです。これからもピアノは続けていきたいです。演奏活動していけたらいいな、というのが夢です。パリのコンセルヴァトワールに留学してみたいです、とても難しいですけど(笑)。
-これからもがんばってください、本日は長いお時間ありがとうございました!