星野奈菜美さん/ニース夏期国際音楽アカデミー
星野奈菜美さん プロフィール愛知県蒲郡市出身。名古屋芸術大学音楽学部演奏学科卒業。
大学からゴールデンプライズ賞を受賞。スタークラシックスアカデミア第2期生オーディションに合格。
愛知室内オーケストラと尾高尚忠フルート協奏曲Op.30bを共演。サントリーホールにて第81回TIAA全日本クラシックコンサートに出演、審査員賞を受賞。
第8回岐阜国際音楽コンクールフルート部門一般第1位。
第22回”万里の長城杯”国際音楽コンクール管楽器部門一般第2位。(1位なし)第27回ブルクハルト国際音楽コンクール管楽器部門一般審査員賞。
第30回全日本クラシック音楽コンクールフルート部門一般第5位。
第18回日本フルートコンヴェンションコンクールアンサンブル部門二重奏で金賞を受賞。これまでにフルートを高木直喜氏、磯貝俊幸氏、前田綾子氏、上野博昭氏に師事。
各地で演奏活動と講師活動を行っている。
-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。
星野さん:名古屋芸術大学を卒業して演奏活動とフルートの講師をしています。
-今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか?
星野さん:海外旅行には行きましたが、講習会は初めてです。
-この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか?
-参加者は、どのくらいの人数がいましたか?また、どんな人が参加していましたか?
星野さん:ヴァンサン・リュカ先生のクラスが全体で9人内日本人が3人で、フィリップ・ベルノルド先生のクラスが全体で11人で内2人が日本人でした。韓国や台湾など半分くらいアジア人でした。
-先生はどんな人でしたか?
ベルノルド先生は基礎練習をすごく大切にされていて、呼吸練習やスケールをしっかりやりました。
-教え方で印象に残っていることはありますか?
星野さん:どちらの先生も体の使い方、息がちゃんと吸えているかどうか、旋律を歌えているかを大切にされていて、楽器を持つ前の事が大切なんだなと感じました。自分の生徒さんへの指導でも、「ちょっと楽器を置いて歌ってみて」とか「しっかり息吸ってみて」と言ってみると生徒さんの音に変化が出ました。早速学んできたことを取り入れています。
-クラスメイトとは仲良くなりましたか?
-講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか?
星野さん:ヴァンサン・リュカ先生は朝9時から14時くらいまで一人45分のレッスンがありました。1週間で4回レッスンがありました。
ベルノルド先生は朝必ず基礎練習があって、その後一人30分のレッスンがありました。
9時から夕方16時、17時くらいまでありました。ベルノルド先生も全部で4回レッスンがありました。
-レッスン以外の時間は何をしていましたか?
-NICE CLASSIC LIVEは観に行かれましたか?
星野さん:はい、野外のステージなんですけど、すごく綺麗で、風の音、鳥の声と演奏が一緒になってとても素敵でした。
-レッスンは何語で受けましたか?
-講習会中に、人前で演奏する機会(コンサートやコンクールなど)はありましたか?
星野さん:ベルノルド先生の方で選んでいただき修了コンサートに参加させていただきました。
お客さんが海外の方なので、すごく反応がよくて、良かったです。お客さんもたくさん来てくれました。
-練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか?
星野さん:コンセルヴァトワールで練習室を使っていました。クーラーがないので暑かったです。窓を開けていると蚊が入ってくるので、虫よけがあればよかったかもしれません。
ほとんど聴講していたので、練習は多くて3時間ほどでした。
-街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など)
星野さん:スリにはあわず、町ゆく人が話しかけてくれて、明るくのんびりした雰囲気でとても過ごしやすかったです。
-どこか遊びに行ったところはありますか?
星野さん:ビーチや旧市街、マセナ広場に行きました。50種類くらいのジェラートがある、有名なジェラート屋さんがあって、そこに何回も通っていました。
-宿泊先の設備はいかがでしたか?(部屋人数、空調、トイレ・風呂、洗濯方法、TVなど)
星野さん:1人部屋です。クーラーがないので暑かったですが、冷蔵庫がありシャワーもトイレも壊れていることもなく、困らずに使えました。
-宿泊先と講習会場はどのように移動しましたか?
星野さん:歩いて行ったり、バスで行ったりしてました。坂の多い道なので歩くと大変でした。
バスは時間にもよりますが、歩いた方が早いときもあるので。
-コンセルヴァトワールのごはんはどうでしたか?
星野さん:すごく美味しかったです。野菜やフルーツの多い料理で美味しかったです。お米もあり、朝食のクロワッサンがとても美味しかったです。
-クラスメイトの方たちはどんな人でしたか?
星野さん:皆とても社交的でいい子ばかりでした。20歳前後の生徒が多かったです。
-留学中に、困ったことなどはありますか?
星野さん:レッスンでも街でも言葉が理解できないことが多かったので英語をもっと勉強しておくと良かったなと思いました。
-今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか?
星野さん:全部なんですが…
先生がフランス語で音を言葉にして歌っている事とフランスで生活する中で聞くフランス語、フランス人が作った曲を演奏する上では現地で体感することは凄く貴重な経験だなと感じました。
とにかくすごく楽しかったです。みんなフレンドリーでいろんな国の人と交流できたことが楽しかったです。
-今後留学する人にアドバイスしておきたいことなどありますか?
星野さん:英語を勉強した方がいいと思います。日本人以外の人はほとんどみんな英語が話せました。
-今後の活動は?進路などありましたら教えてください。
星野さん:演奏活動を増やしていき、オーケストラのオーディションも受けていこうと思います。
3月にリサイタルをやるんですけど、そこでは今回フランスで学んできた曲をやろうと思ってます。
-また今後海外の講習会に参加されてみたいですか?
星野さん:はい、いろんな国を見てみたいので、今度はドイツに行ってみたいです。