村井七穂さん/ドラム/BIMM/イギリス/ロンドン

村井七穂さん/ドラム/BIMM/イギリス/ロンドン村井七穂さん プロフィール村井七穂(むらいななほ)
年長から小学3年生までピアノを習い、中学からエレクトーンを始めました。
高校で軽音楽部でドラムを担当しています。
-まず簡単に自己紹介をしていただいてもいいですか。
村井様:村井七穂です。高校2年生です。軽音部に所属していて、ドラムを主にやって居ます。ほかにも趣味でギターやボーカルもやっています。
-ドラムを始めたのは、どういうきっかけでされたんですか。
村井様:エレクトーンを習っていたんですけど、その大会でドラム部門があったんです。それがすごく格好いいなと思って、高校に軽音部があったので、すぐ入ってドラムを始めました。まだ1年ちょっとくらいです。
-これまでに、海外へ行かれたことってありましたか。
村井様:ないです。今回の講習会が始めてです。
-今回BIMMの講習会に参加されたんですけど、このロンドンでの講習会に行きたいと思った理由やきっかけはありましたか。
村井様:ネットでいろいろ学校を調べていたんですけど、有名で大きいところだったので、いいなと思ったんです。
-今回参加して、ほかの参加者はどれくらいいましたか。
村井様:ドラムとかギターで分かれていて、ドラムは1クラス大体20人弱ぐらいでやっていました。
-結構大きいクラスだったんですね。
村井様:ドラムが一番多かったと思います。
-全体では何人くらいでしたか。
村井様:1クラス20人として、ドラム・ギター・ベース・ボーカルだから、80人くらいですね。
-どんな人が参加していましたか。
村井様:留学生も結構いたんですけど、みんな英語圏の人たちでした。あとは、一番下で11才くらいの子からおじいちゃんみたいな人もいました。ベテランの人ばかりでした。
-英語圏の人が多いということは、イギリス人の人が多かったですか。
村井様:黒人も白人も半々くらいで、留学生も結構いたみたいです。アジア人で「留学してきました」と言っていた人も結構いました。アメリカの人も多かったです。
-日本人は何人くらいいましたか。
村井様:1週間ずつでコースが分かれていて、1週目はいなかったんですけど、2週目に1人いました。
-講習会中はどんなスケジュールでしたか。
村井様:午前中が基礎練習でした。午後からはバンドで、先生がメンバーを適当に言って、当てられた人がステージに出て、即興でやるみたいな感じでした。知らない曲ばっかりだったので戸惑っていました。
-何回くらい演奏する機会がありましたか。
村井様:でも1日1回くらいしかドラムセットは触らせてもらえなくて、ずっと練習用のパッドみたいなものを叩いていました。全員大きい部屋に集まって、先生が勝手に指名していくので、ほかの子は前でやっている人を見ているみたいな感じです。
-教えてくれる先生はどんな人でしたか。
村井七穂さん/ドラム/BIMM/イギリス/ロンドン村井様:1週目に教えてくれた先生は、私が英語が苦手なのを分かってくれたみたいで、しゃべるときにゆっくりしゃべってくれました。2週目の先生は地元で結構人気のバンドマンだったらしくて、みんな「うわー、あの先生だ」と言っていました。その先生は「英語苦手なんだ。じゃあもういいわ」と言って、全然しゃべってくれなかったです。
-でも教えてくれるのはちゃんと教えてくれたんですよね。先生とは結構話す機会はありましたか。
村井様:そうですね。1週目の先生は、すごく話しやすいし、向こうからも話してくれたんですけど、2週目の先生はレッスンのときだけって感じでした。レッスンは英語で、何を言っているか分からなかったんですけど、とりあえず見よう見まねでという感じでした。
-レッスンではどんなことを教わりましたか。
村井様:1週目はポップスの授業をやったんですけど、ポップスの曲でよく使うパターンやポップスの定番曲をその場で合わせてみるということを教わりました。2週目は、まずメタルだったんですけど、メタルでよく使うパターンやツインペダルの練習をしました。
-レッスンをして最後にライブをする時間があったんですよね。それはどうでしたか。
村井様:週末のライブは曲とバンドが決まるのが、前日の夜に「明日やるバンドと曲言う」という感じで言われるんですよ。
-ぎりぎりですね。
村井様:家に帰ってずっと聞いておくだけでした。次の日は、朝からもう基礎練習とかなしで合わせて練習して、ライブハウスに行って、いろんな人がいる前でライブするんです。だから本当に地元の人とか、親とかも来るんですよ。1週目は全然英語が話せなくて、バンドメンバーとも全然話せてなかったんですけど、2週目の最後ライブでは仲良くなった子と同じバンドだったので、話ができてだいぶ楽にできました。
-ライブに向けて練習したと思うんですけど、その練習ってどこでしましたか。
村井様:ホームステイ先では何もできないんで、ずっと曲だけ聞いてメモだけして、それずっと繰り返しました。なんかもう緊張しすぎて全然寝られず、夜中にずっと聞いて、イメージトレーニングだけでしたね。
-レッスン以外の時間は何をしていましたか。
村井様:ホームステイ先の奥さんが日本人の方で、学校の話やイギリスの文化を教えてもらいました。あと「学校で、英語話せなくて困っている」と言ったら、家で英語の勉強しようということになって、旦那さんがイギリスの人なので、3人でゆっくり英語をしゃべりながら練習してもらいました。
-出かけたりしなかったですか。
村井様:近くの公園や夫婦の思い出の場所に連れていってもらいました。
-ホームステイもロンドンでしたよね。どの辺だったんですか。
村井様:ロンドンのウォータールーから30分くらいのハーシャムという所です。
-そのハーシャムの街の様子はいかがでしたか。
村井様:すごい田舎で。道路か芝生かみたいな感じで、芝生に牛とか放牧されていました。
-のどかですね。セントラルロンドンとかには行ってないんですか。
村井様:行きました。ウォータールーから歩いてビッグベンとかを見にいきました。ビッグベンが工事をするようで、下がすごい骨組みになっていました。観光客のほとんどが中国人でびっくりしました。
-ほかにどこか遊びに行ったところはありますか。
村井様:大英博物館や自然史博物館も行きました。やっぱり日本と規模が全然違うっていうか、やっぱり大きいなと思いました。
-宿泊先の人と一緒に行ったんですか。
村井七穂さん/ドラム/BIMM/イギリス/ロンドン村井様:観光は1人で行きました。電車も1人で乗ったので、迷って大変なことになりました。1人で行ったせいか、いろんな人に「お金ちょうだい」と声をかけられて怖かったです。「持ってない」と言っていたんですけどすごくしつこくて、もう無視して走りました。
-それは怖かったですね。ホームステイ先はどうでしたか。
村井様:本当は昼ご飯が付かなかったんですけど、毎日サンドイッチのお弁当を作ってくれて、日本食もたまに出してくれておいしかったです。
-ラッキーでしたね。何がおいしかったですか。
村井様:イギリスの定番の晩ご飯みたいな料理です。びっくりしたのが、ドレッシングがなくて野菜が全部生なんですよ。ドレッシングほしいなと思いました。
-食生活も違いますもんね。ホームステイ先の設備はどんな感じでしたか。
村井様:そこのお家は子どもが3人いて、もう成人して家出ているので、その部屋を借りたんです。すごくきれいで、お風呂もトイレも1階にも2階にもありました。すごくきれいな感じで大きい家でした。
-クーラーとかはちゃんと効きましたか。
村井様:イギリスは涼しいからクーラー売っていないみたいで、窓を開けて過ごせるくらいでした。でも、私が行ったときは雨が降る時期だったみたいで、すごく寒くて長袖を買いにいくぐらいでした。
-お洗濯とかはどうしましたか。
村井様:自分でやっていたんですけど、服とかは3日に1回くらいで回してくれました。
-ほかに同じ時期にホームステイしている人はいなかったんですか。
村井様:いなかったです。私がいたところは日本人の奥さんだったので、お風呂も毎日入れてくれたんですけど、多分普通のイギリスの家庭に行ったら、3日に1回くらいしか入れないと思います。向こうの人は水が貴重だから、全然お風呂に入らないっていうことを聞きました。ホームステイ先でも、私は毎日入らせてもらったんですけど、2人は全然入らなかったです。
-宿泊先と毎日講習会場はどうやっていきましたか。
村井様:電車で行きました。ウォータールーが工事していたみたいで、電車が頻繁にとまっていて、学校遅刻したり帰る時間が1時間遅れたりしました。
-イギリスの料理は口にあいましたか。
村井様:イギリスのイングリッシュブレックファーストで、豆とか椎茸とかが入ったものは、あまり好きじゃなかったです。どれも味が濃いので、ちょっとしんどかったです。
-外食はしましたか。
村井様:していないですね。ずっと家のご飯でした。観光へ行った日は、日本にあるスタバとかマクドばっかりでした。飲みものが全然おいしくなくて、ジュースがかき氷のシロップを飲んでいる感じでした。それでほかの店にいくのは怖いなと思って、やめときました。
-海外の人たちと講習会でしゃべったりしたと思うんですけど、言葉が通じないときうまく付き合うコツは学びましたか。
村井様:「日本人だから英語分からないでしょ」と言ってまったくしゃべってくれない人と、「日本人としゃべる機会がないから珍しい」と言ってしゃべりかけてくれる人で分かれていました。それでしゃべってくれる人としゃべっていたんですけど、優しい子は翻訳アプリとか使ってやってくれたりしました。あとは音楽で行っているので、バンドをしたときに曲が成功したらみんなでハイタッチして、そこから仲良くなりました。単語は全部聞き取れないんですけど、ある程度、日本で習っていることが向こうでぽろぽろって出てくるから、それで何となく話はつかめました。もうちょっと単語覚えてから行ったほうがいいかなと思いました。
-留学中に困ったことはほかにありましたか。
村井様:セントラルロンドンに行ったときに、やっぱり日本人だから話しかけられることが多くて、そのときの対応に困りました。あとは外のトイレが全部有料で、それを知らなくて、観光1日目に普通に出ていったんですが、私はいつもカード払いでコインを持ってなくて、そこがちょっと困りました。トイレも日本よりちょっと汚いかなという感じでした。中心部の街とかだと全然きれいなんですけど、田舎に行ったら道路の隅にすごいゴミが固まっていたりということが結構ありました。
-講習会に参加してよかったなって思う瞬間ってありましたか。
村井七穂さん/ドラム/BIMM/イギリス/ロンドン村井様:日本と全然音楽が違うので、向こうの人が当たり前でやっていることを新しく習って、日本の曲以外のほうが叩きやすくなりました。
-音楽的な成長ですね。今回留学して、何か自分自身が変わったなとか、成長したなって思うところはありますか。
村井様:英語が全然伝わらなかったりしたときに、ひっこんでいたら何もできなかったので、何でも積極的にいけるようになったかなと思います。
-今後も何か、自分の中で変わりそうですか。
村井様:はい。今まで受動的で、もういいやって思ってしまっていたこともあったんですけど、全部積極的にいこうかなという感じになりました。
-日本とロンドンで一番大きく違うところは何だったと思いますか。
村井様:なんかもう全部が違い過ぎたんですけど、向こうの人は背が高いから、鏡とかが高すぎて顔が半分しか写らなかったり、電車の椅子が高かったりしたことですかね。あとは向こうの人はすごく優しくて、日本の人はぶつかったりしても会釈だけとか、無視してすれ違ったりするけど、向こうの人はぶつかりそうになったときや狭いところですれ違うときも、sorryとかexcuse meと言ってくれて、やさしいなと思いました。だから日本に帰ってきて羽田を降りたときに、あれ?何でみんな冷たいんだろうってびっくりしました。
-いろいろと学んできたんですね。これから留学したいなと思っている人にアドバイスはありますか。
村井様:私も行く前に、単語を1個でも多く覚えて行けって言われていて、実際に行ったらやっぱり文法とかより単語でつかめていたんで、単語を1個でも多く覚えていったほうが楽だと思います。あとは向こうに行ったら、日本と違うからそれを普通に受け止めないと、多分やっていけないと思います。私も日本に帰りたいと一瞬思うことがありました。それは1日目なんですけど、電車が止まっちゃって学校へ2時間くらい遅れて行ったんですよ。1人だったので、なんでこんなに違うんだろうとすごく思ったりしました。でも向こうでは遅れるのが当たり前で、もうそういうもんだと思って早く出るようにしていました。あとは日本食が食べたくなるかなと思って、お味噌汁とか荷物をいっぱい持っていったんですけど、向こうでもいっぱい売っているので、全然忘れものしていいぐらいの感覚で、気楽に行ったほうがいいと思います。
-この後のご自身の活動や進路、計画はありますか。
村井様:今回の留学は「トビタテ!JAPAN」で行ったんですけど、アンバサダー活動といって、自分の学校で留学したことを広める活動があって、それで10月の全校朝礼で発表会をします。スクリーンとかを使って、イギリスへ行ったことを話したり、作文を書いてそれを市長に渡しにいきます。
-でも、留学ってみんなが行けるわけではないし、「トビタテ!留学JAPAN」に応募しても駄目だった人もたくさんいると思うので、その人たちのためにも頑張って活動していってくださいね。今日はありがとうございました。
村井様:はい。どうもありがとうございました。

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