デリケートで柔らかい音が特徴のウィーンスタイルと、幅広い音色で広大なロシアの大地を思い起こさせるロシアンスタイル、クラシック音楽の2大潮流ともいえるこれらのスタイルを、両方取り入れたマスタークラスがこの夏期講習会の大きな魅力です。ウィーン私立音楽芸術大学やウクライナ国立チャイコフスキー記念音楽院など、東西ヨーロッパの一流音楽学校で教鞭をとる音楽家と、国際的な著名演奏家たちが、大人から子供まで幅広い受講生を指導します。20年以上行われているこの講習会は、ヨーロッパはもちろんアジア各地でも知名度が高く、これまでに世界各国から1,500人を超える受講生が参加しました。参加のためのオーディションは特にありませんが、コース内容は、プロやレベルアップを目指す方を対象としています。ヴァイオリン、ピアノ、子供のためのヴァイオリンやピアノのそれぞれの講師が、1週間前後のマスタークラスを担当し、この期間中に、期間や講師にもよりますが1回50分程度の個人レッスンをおよそ4回程度受けることができます。マスタークラス以外にも、練習時間はたっぷり。ピアノは、講習会場となっている音楽学校の練習室で、一日4時間程度、練習時間がとれます。弦楽器の方は、原則的に宿泊先でも練習可能です。また、受講者の技術レベルや上達度によって、様々な演奏会に出演する機会が予定されているのもうれしい点です。開催地であるオーストリアのニーダーエスターライヒ州の州都サンクトペルテンは、世界遺産となっているドナウ川の景勝地ヴァッハウ渓谷に近い場所。周辺には修道院や城館など、見逃せない観光スポットも散在しています。
※講習会と同時開催されるヴァイオリンまたはピアノのコンクールにも別途料金でご参加可能です（年齢制限あり）。詳細はアンドビジョンカウンセラーまでお問合せください。