清々しい森と湖、ロマンチックな白夜などで多くの観光客を引きつける国、フィンランド。夏の平均気温は20度前後と快適で、音楽を学ぶにも最高の季節です。フィンランドの首都ヘルシンキにほど近い、自然に囲まれた町でこの講習会は開催されます。講座科目はバイオリン、ヴィオラ、声楽（オペラ）、室内楽。音楽を学ぶ学生やプロの音楽家を対象としていますが、技術レベルや年齢に特別な制限はありません。オーディションもありません。指導してくれる講師は、フィンランドを代表する国際的なバリトン歌手のひとりユハ・コティライネン、ウィーン・フィルの名ヴィオリストであるクラウス・パイシュタイナーの愛弟子タハ・アベディアン、さらに、シベリウス音楽院の名教師２名が加わった、総勢４名の先生方です。レッスンは、最低でも１日45分の個人レッスンと、グループレッスンなどが予定されています。（ただし、受講生の人数によっては時間の変動があります。）また、この講習会では、歌とあらゆる楽器演奏に役立つ「体感ワークショップ」が開催されるが特徴的。筋肉の感覚やバランス、リラクゼーションや精神集中のためのエクササイズを、シベリウス音楽院で指導するその道の第一人者に教わってみてはいかがでしょう。講習会の期間中には、首都ヘルシンキのコンサートホールで、先生方や受講生によるコンサートが開かれます。これには、基本的に、受講生全員が出演できますが、人数が多い場合のみ選抜制となります。フィンランドは日本から一番近いヨーロッパの国。直行便なら首都ヘルシンキまでわずか９時間。さあ、今年の夏は、気軽に、涼しいヨーロッパを体験しませんか。