“ヴァラッロのサクロモンテ”で有名なイタリア・ミラノ郊外の観光の街、ヴァラッロ・セージアで開催される講習会です。この街は、ヴァルセージア国際音楽コンクールの開催地としても知られていますが、歴史あるこのコンクールを主催するヴァルセージア音楽文化協会が本講習会も主催しています。講座科目はヴァイオリン、ピアノ、そしてピアノコンチェルト、オペラ・スコアリーディングが用意されています。担当する講師陣の一部を簡単にご紹介すると、まずイタリア国立ミラノヴェルディ音楽院のヴィンチェンツォ・バルザーニ教授。ピアノソロとコンチェルトの講座を担当するバルザーニ教授は、16才にしてマリア・カナルス国際コンクールのリスト賞を受賞した天才。多くの国際ピアノコンクールで審査員を務めています。そしてピアノのアントニオ・タラッロ教授。イタリア国立トレント音楽院"フランチェスコ・アントニオ・ボンポルティ"で教えるタラッロ教授は、ローマ国際コンクールやカミロ・トーニ国際コンクールなどをはじめとした4つ世界的なコンクールで、ことごとく優勝をさらった実力者です。ヴァイオリンの担当は、ドイツのヴュルツブルク・フィルハーモニー管弦楽団元団員で、現在市立ブレラ音楽学校リンディータ・ホッジャ教授。講習会に参加のためのオーディションはありません。（ただしタラッロ教授の講座のみ、音高・音大生だけが受講可能です。）最優秀者として選ばれた受講生には、各地でのリサイタルの機会が与えられます。宿泊は、ホテルで朝食付きですが、ご希望によっては二食付きに変更することも可能です。講習会前後には、ミラノなどイタリア屈指の観光地を巡ったり、ワインやお食事、お買い物を楽しんだりすることもできます。同時にコンクールを受けようと思っている方もご相談ください。